民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇マスコミ、信頼度への疑問符

「マスコミは常に正しい」「マスコミは中立公正」「マスコミ報道が世界の全て」

私が勝手につくった旧「マスコミ三大定理」です。インターネットが普及する前は、情報とかニュースと言えば、テレビ・ラジオ・新聞だけといっても過言ではありませんでした。なのでこの三大定理を信じるほかなかったのです。疑うこともありませんでした。だからこそ「椿事件」は衝撃的な出来事でした。

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私が子供の頃は、日本のこと、世界のことはテレビと学校の先生が全てでした。その全てが真実で、それが世界で起きていることの全てだと信じていました。中学生あたりではそこに新聞が加わりますが、新聞はテレビよりも信頼度が高いと感じていました。ちなみに当時の我が家の新聞は朝日でした。「自民党は戦争をしたがっていて、武器を売って儲けたがっている」「原発は怖い、自民党の利権のために推進している」「日本は戦争中に悪いことした」、日教組朝日新聞の思うがままに育ってきたのです。もちろん両親は完全に洗脳されていました。また、中学校の日教組丸出しの社会科の教師に大きく影響を受けていました。いい先生ではあったのですが・・・。

しかし、インターネットは全てを変えました。旧「マスコミ三大定理」がぐらぐらと崩れていきます。コペルニクス的転回と言うか、天動説から地動説に転換するのってこんな感じだったのかもしれません。「それでも地球は回っている。」ガリレオの気持ちがよくわかります。
「それでもマスコミは嘘をついている。」

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「マスコミは嘘をつく」「マスコミは(中韓・野党に)偏向している」「マスコミは都合の悪いことを報道しない」ことに気づくのです。新「マスコミ三大定理」です。今まで信じ切っていたものが、ガラガラと全く信用できないものに変わっていったのです。
なぜか中国、韓国の味方をし、日本が悪人のような印象操作をしている。野党に有利に報道し、自民の失点はこれでもかと叩きまくる。第一次安倍政権の何とか温泉水とか絆創膏とかありました。そして野党の不祥事は、ほとんど報道しないのです。辻元清美氏の外国人献金、関西生コン豊中市野田中央公園などの疑惑が表に出てきません。
そこには悪意すら感じられます。日本を貶めるために悪意を持って情報を操作しているマスコミの姿が浮かび上がってくるのです。
これが顕著にうかびあがったのが「不二家」のチョコレート事件だったように記憶しています。みのもんたがこれでもか!と企業を叩いていました。古くなったチョコレート集めて新しい製品に作りかえるなんてコストがかかり過ぎること誰でもわかりそうなのに・・・。

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そしてこの機運は、ネットを通じて急速に広がります。が、しかし悪夢の政権交代には間に合いませんでした。マスコミの煽りを食らって国民中が政権交代を望む空気に染められてしまったのです。ネットの無力さを噛みしめた時でもありました。
その後、民主党政権の失政が次々と明るみに出ると、国民もそろそろ気が付きはじめます。「バラ色の社会になるとあれだけ煽ったのは何だったの?」「マスコミは本当に正しいの?」そんな疑問が一般の国民の中に少しずつですが芽生え始めるのです。
民主党政権の目を覆いたくなるような無能さを、マスコミは「報道しない自由」で何とか擁護していましたが、ネットではすぐに拡散されていき、そのギャップがマスコミの信頼度を落とすというサイクルに入っていきます。

ただ問題なのは、わたしの両親のようにネットを全く見ない団塊から上の世代には「マスコミの三大定理(旧)」が未だに根強く残っていることです。呑み屋でおっちゃんから「そんな馬鹿な!テレビや新聞がウソつくわけないやろ!」と笑われて、高齢者の鉄壁ともいえるマスコミ信仰を改めて感じることもありました。そこには、テレビ局職員の高笑が聞こえてくるような気がしたものです。

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自民党の麻生氏が「新聞読まない人は、全部自民党なんだ」と10代から30代で自民党支持が多いことについての発言がマスコミに問題視されたことが記憶に新しいです。ネットの普及もありますが、日教組の組織率が下がり、その力を失いつつあることも無関係ではないでしょう。
2019年4月の沖縄の衆議院補欠選挙でも野党候補の屋良氏が勝利した時も、若い人ほど自民候補の島尻氏に投票したことがわかりました。

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今マスコミは、ネットを駆使する若い世代はあきらめて団塊より上の世代を何とか「反安倍政権」へ洗脳しようと必死になっているところなのではないでしょうか?。この世代に目覚められてしまうとマスコミには何もなくなってしまうからです。モリカケ騒動は、その顕著な現れです。野党の威勢の良い追及と安倍総理の苦し紛れの映像だけを切り抜いて編集して、いかにも安倍氏が悪いように演出して報道しています。野党に都合の悪い情報には「報道しない自由」を行使して報道しません。確たる証拠もないのに長々とモリカケ騒動を報道するのは、マスコミの悪あがきに他ならないのです。
呑み屋では、あいかわらず「昭恵さんはやっぱり怪しいで」「自民党員になって石破さんに投票できないのかな?」などと反安倍政権にどっぷり浸かっている会話を耳にします。まだまだマスコミの威力もこの世代では衰えていないことがわかります。立憲民主党の立憲フェスや反安倍政権の集会やデモをみると、この世代・高齢者が多い傾向にあり、この呪縛を解くのは、なかなか難しいことを痛感させられます。

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2018年9月の自民党代表選、必死に石破氏を支援していたマスコミの願いむなしく安倍政権の3年延長が決まりました。モリカケ砲の威力が落ちている中、マスコミは新内閣のあら捜しをしては、徹底的に叩くのに必死のようです。
とにかく「安倍憎し」「安倍政権打倒」がマスコミの目的になっています。野党と同じです。こんなマスコミは、日本にとって害でしかありません。

非マスコミ三原則です。「見ない」「買わない」「信じない」

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◇ネット社会の進展、ネトウヨの登場

一枚のイラストがあります。ネトウヨという言葉がネットを賑わせはじめた頃に良く見かけたネトウヨ像のイラストです。

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このイラストの文章を読むと民主党政権誕生前、麻生政権のころのものようです。ネトウヨネット右翼という言葉がこの頃に生まれたことを示しています。イラストをみてわかるように、ネトウヨに敵対する勢力サヨクが、愛国的発言するネット民に対して侮蔑的なレッテルを貼る目的で「ネトウヨ」が生れてきたことが伺えます。熱湯浴(ねっとうよく)という言葉も生まれました。パソコンの変換ミスから生まれたのでしょうが、面白すぎです。

ネトウヨについて個人的には、侮蔑とはとらえず、ぴったりはまった言葉だなぁと感心していました。私自身が、大事なことは全てネットに教わった正真正銘のネット右翼だったからです。大事なことは、みんなネットに教えてもらった - 野党はどうしてダメなのか?

そのネトウヨが定着するのは、民主党政権の間だと感じています。政権が無茶苦茶やっているのにマスコミが報道しないから、ネットで発信され拡散していく。そんな動きが少しずつ表にでてきはじめました。当時ツイッターフェイスブックは、現在ほどの波及力はありませんでしたが、民主党政権がひどければ、ひどいほどネットが盛り上がっていったのです。
その裏には、マスコミが民主党政権の酷さをあまり報道しないことがあります。「こんなにひどいことしているのに、報道されないから誰も知らない。」その不満がネットで吐き出されていくわけです。

本来、マスコミとネットは、補完し合っていける関係性にあると思うのですが、マスコミが大きく偏向しているため、ネットが対立軸として固定してしまいました。ネットはどちらかというと反体制的な若者が使うツール的なイメージがありましたが、日本の場合、反マスコミ的ツールとして成長してきた感じがしています。(ネトウヨ視点かもしれません。)

そのネットとマスコミの対立的な位置関係は、いまも変わっていないようです。

私は、ネトウヨに先駆けて、安倍第一次政権の頃から、産経新聞社が主催していたSNS「イザ!iza!」で「hahaha」というふざけたハンドルネームで戯言を書いていました。いま当時の原稿を改めて読み返してみると、民主党とマスコミに対する批判を、怒りに任せて書きなぐっているだけで、品位に欠けていたと反省する次第です。
「イザ!iza!」は、産経新聞のニュース・記事に対して、個人が自由に意見を書き込むことができるシステムです。2006年6月に開始されました。一つのニュースに対し、いろいろな方々の意見を見ることができるのです。一方的に情報を配信していた新聞社としては、画期的な試みです。自社記事への批判も含めオープンに議論できる場をつくるのですから・・・。同じことを朝日新聞がやれば、どういうことになるか?を想像すれば、いかに画期的かがわかるでしょう。新聞記事だけでなく、記者のブログが不定期ですが更新され、それに対して個人が意見することもできました。
中でも阿比留瑠比記者のブログは鋭い視点と、数多く集まる個人の意見にできる限り返答される姿勢に頭が下がりました。私もどちらかといえば「文句言い」で意地悪な答えにくい質問を投げかけていたように感じます。阿比留さん、大変失礼致しました。
また中国関連の福島香織さんのブログは、当時表面的な報道しかなかった中国において現場リアルな情報がいっぱいで、中国在住経験者として大いに愛読させて頂きました。
「イザ!iza!」は、2013年末にそのブログサービスの更新をストップし、2014年3月末で停止、現在では通常のニュースサイトになっています。ツイッターフェイスブックが台頭してきて、その使命を終えた形となりましたが、産経新聞社の勇気ある取り組みには敬意を表します。日本に正しいネトウヨを産んだ孵化装置となりました。

ネトウヨは、侮蔑的レッテルから始まりましたが、いまでは日本を愛する人々の愛称にまで成長したように思っています。私は、自信と誇りを持って「私はネトウヨです」と言えます。そして、そんな方も増えてきているように感じます。それも民主党政権とマスコミのおかげです。

最終的には、日本人全員がネトウヨになってしまえばいいのです。目指せ日本国民総ネトウヨ化!(笑)

私は、ネトウヨは、ネットのチカラで戦後レジームの呪縛から解放された人々だと考えています。

いつまでもネトウヨではなく、そろそろ日本のために次を考え始める時期に来ているのかもしれません。

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◇国民の覚醒 やっぱり野党には任せられない

自民党にお灸をすえるつもりで、一度任せてみようと思ったら、えらい目にあった。」
「もう民主党だけはまっぴらだ」呑み屋で会うおっちゃんが言います。

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「政治家なんて誰にでもできる」という神話が崩れ去りました。きちんとした政治家が政権を司らなければ、国はうまく機能しない。民主党政権はそれを自ら証明してくれました。しかし大きな代償も残しています。東日本大震災、赤松口蹄疫・・・未熟で無能な人々が司った政権は、自然災害の威力の前に、口だけで立ち向かい何もできず、大きな傷跡を残しました。「まっぴらだ」国民、誰しもそう思はずです。

 一方、尖閣諸島の問題、竹島の問題、慰安婦の問題、旧自民党政権の時にはタブーとして政治の裏側に隠されていた問題が、民主党政権の間に表に出てきました。これは民主党政権が組みしやすしと判断した中国、韓国が一気にアドバンテージを上げようと強硬策に出てきたのです。その結果、大きく報道されたことが原因です。とにかく、これまで表ざたにならなかった問題を国民が知ったことは、大きな進歩です。民主党政権の最大の功績かもしれません。

 さて3年3か月失政の猛威を振るった民主党は、2012年の解散総選挙襤褸負けすると、2016年名前を民進党に変えました。民主党のままではイメージが悪すぎるからです。政党ロンダリングです。しかし名前を変えても民主は民主。やることは相変わらず安倍政権に何でも反対することだけでした。

2019年2月、岡田氏の質問に対し、安倍総理はこう発言しました。

「皆さん、悪夢でなかった、それを否定しろとおっしゃるんですが、では、なぜ民主党という名前を変えたんですか。私はそれが非常に不思議だ。」

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名前を変えて過去をなかったことにしようとした。その過去を悪夢と言われて怒り出す岡田氏の矛盾が明らかになりました。

民主党は、綱領も持たない烏合の衆。唯一の共通意識は「選挙に落ちたくない」と指摘してきましたが、それが如実に露呈したのが、2017年10月の衆議院選挙前の小池百合子氏の「希望の党」を巡っての騒動です。
「選挙に落ちたくない」元民主党議員がこぞって希望の党へ行こうとしました。自らの信念や政治信条などかなぐりすてて「希望の党に行けば当選できる」との一縷の望みをかけて殺到したのです。「踏み絵」「排除の論理」に加えて、前原氏の功を焦るチョンボもあって、結果的には元民主党議員にとって醜い候補者選びが行われました。
この騒動のドタバタに、枝野氏が立憲民主党を立ち上げ、風をつかみ、波に乗って選挙で躍進しました。漁夫の利ともいえるでしょう。残った民進党のメンバーは、後に国民民主党と名前を変えましたがパッとしません。どちらにも所属しない岡田氏、安住氏、原口氏などの民主党の重鎮は衆議院会派「無所属の会」をつくっています。(最近その多くは立憲民主党会派に所属し無所属の会はなくなりました。)
こういう国民を無視した動きを見ていると、民主党という悪夢は、実は元民主党議員の中にこそ潜んでいて、それを払拭したいがために希望の党という蜘蛛の糸へ縋りついたのです。選挙で必ず勝てる岡田克也氏のような方には、悪夢と感じられなかったのかもしれませんが・・・・。

もう「民主党」という党は存在しません。でも勘違いしてはいけません。民主党という名前が悪いではなく、民主党の一人一人の議員自身が行ってきた政権運営があまりにもひどかったのです。名前のせいにしてはいけません。国民も馬鹿でないので、その辺りのことは承知しています。しかし小選挙区制、その土地の顔が当選してしまうのです。比例によるゾンビ復活も問題です。
忘れちゃいけません。あの3年3ヶ月、その議員は、日本を破壊しようと税金を投入し、その友達たちに大盤振る舞いし、ただただ無駄遣いしていたのです。そしてその悪事を反省することも責任を考えることもも何もしていません。

一度落選させて、自省する時間を与える必要があると考えています。

次の選挙、間違えないように必ず日本のために投票しましょう。

「気を付けよう、その無所属は元民主」

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■民主党政権のもたらしたもの ◇戦後レジームの罰ゲーム?

時として思います。ここまで振り返ってきた3年3か月に渡る民主党政権は、戦後レジームの罰ゲームだったのかもしれないと・・・。

2007年9月26日、戦後レジームからの脱却を目指した安倍総理が退陣を発表されます。改革を焦り過ぎた安倍総理は、変化を嫌う官僚、野党、マスコミから総攻撃を受けて体調を崩されました。

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高度成長期からバブルを経て安定していた生活の中、我々は政治に関心を失い、消費に心をとらわれ、日本という国に暮らすことを忘れかけていました。そんな中、政治は金権へと走り、教育現場では日教組自虐史観が蔓延り、マスコミは反日インテリ病に冒されてしまっていたのです。

あの政権交代は、自民党金権政治への反発と、日教組教育を受けてきた人々が発する空気、マスコミの異常ともいえる煽りが一体化して成立したのです安倍総理が必死に壊そうとした戦後レジームの悪しき果実と言えます。
この悪しき果実の結実としての民主党政権の日々は、日本にとっての罰ゲームではなかったのか?と今だからこそ、そう感じられるのです。

「楽しく安全に暮らす」。日本では、これが普通に空気のような存在になってしまい、その背景にある日本国という存在、その国を動かす政治、身近な生活を支える行政システム、自衛隊の存在、海外との連携と脅威、エネルギーの源、税金のこと、年金のこと、・・・。そんなことどうでもいい、今の自分が楽しければ・・・。そうして高度成長期以降、消費が拡大、内需が伸びて経済が回っていたのも確かです。
のほほん、のほほんと時代を享受していた日本人に、この政権交代という災厄が降りかかったのは当然の報いだったのでしょう。「浮かれるな!足元を見ないと日本はなくなる。」日本国民に喚起を促すための罰ゲームだったと・・・。

民主党政権が崩壊して安倍政権が復活して以降、日本は経済が回復しただけでなく、日本の国に対する意識が少し変わったように思います。例えば、領土問題に関心を持ち尖閣諸島問題や竹島問題に興味を持つ人が増えました。以前は、その問題があることさえ知らない人が多かったのです。私もその一人でした。そこには、インターネットの広がりが大きな役割をしめています。
民主党政権が悪政を画策し、マスコミがそれを報道しない。「おかしいぞ?」と感じた人々がインターネットで調べる。「やっぱりおかしかった!」とネットで発信する。ネトウヨと呼ばれる人々はそんな中から生まれてきました。「民主党政権への批判」と「マスコミへの懐疑」がセットになってネトウヨは生まれてきました。
ネトウヨの意識の中では「マスコミは常に正しい」「マスコミは中立公正」「マスコミが報道することが全て」これまで私達が信じてきた「マスコミの三大定理」(勝手につくりました)が崩れ去りました。「マスコミは嘘をつく」「マスコミは中韓・野党に偏向している」「マスコミは都合の悪いことは報道しない」ことが明らかになったのです。
そして、民主党政権が韓国優遇政策をとり、マスコミが「韓流」ごり押しをする事に国民が気づきだしたことから「嫌韓」意識がネトウヨ中心に芽生えてくるのです。それがいまや、海自哨戒機へのレーダー照射や徴用工裁判により、それが普通の国民にまで広がっているのは、喜ばしい限りです。

民主党・マスコミ・嫌韓ネトウヨは密接に強く関係しているのです。

一方で自民党も再生しました。安倍晋三氏が第一次政権でマスコミと官僚から総攻撃を受けて退陣したことは、新しい安倍政権への重要な布石となりました。物事に動じない現在の安倍政権の源は、あの時の経験からくる知見と自信なのだと思います。そして東日本大震災で何もできないもどかしさから、自ら率先して動いた野党としての経験も、自民党が自ら変わっていく大きなパワーとなりました。新しい自民党の姿をつかんだのです。

「国民の覚醒」、「ネトウヨの登場」、「マスコミへの不信感」、「嫌韓」、「自民党の再生」、これらは民主党政権という罰ゲームを経験した国民から結実した未来への果実です。この後、一つずつ検証していきます。

罰ゲーム。この言葉は東日本大震災で被災された方にとって大変失礼な言葉とわかっています。これ以降の表現にも「民主党政権が無能で良かった」など、被災者の皆様に失礼に当たる表現が出てきます。決して被災者の不幸を揶揄するものではなく、民主党政権が日本に及ぼした災厄とも言える3年3か月を糾弾するための表現以外に他意はありません。ご容赦ください。

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◇かえってくるブーメラン

ブーメランブーメランブーメランブーメラン
きっとあなたは戻ってくるだろう
ブーメランブーメランブーメランブーメラン
きっとあなたは戻ってくるだろう

西城秀樹 作詞阿久悠 作曲三木たかし
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西城秀樹さんのブーメランストリートの唄がよく似合うのが元民主党政権です。何かに対して居丈高に自慢満々に攻撃を行うと、必ず自分か身内に返ってくるのです。
古くはこの事件が思い出されます。朝日新聞の記事から抜粋します。

 「未納3兄弟」と菅代表が批判 3閣僚の国民年金未加入」2004年4月24日

「自分は掛け金を払わないで、国民の掛け金を引き上げるなんてふざけている。こういうのを『未納3兄弟』と言う」
民主党の菅代表は24日、広島県呉市で街頭演説し、小泉内閣の中川経産相、麻生総務相、石破防衛庁長官の3閣僚に国民年金の未納・未加入期間があった問題について、こう厳しく批判した。

http://www.asahi.com/money/pension/news/TKY200404240314.html(朝日)

 後に菅代表自身の未納が発覚します。

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「当時の厚生労働省が悪い」と言い訳するも、当時の厚生労働大臣菅直人氏であったという落ちまでついた見事なブーメランでありました。この結果、菅氏は党の代表を辞任し、お遍路の旅へ出ていくのです。

 

2019年4月、新元号「令和」が発表された後に発表された政党支持率は、立憲民主党3%、国民民主党1%でした。(読売新聞緊急世論調査2019年4月1日~2日)。この支持率の低さ、それこそブーメランなのだと感じています。民主党政権が、ご自身でその悪政のけじめ、総括を一切していないことに対するブーメランです。

2012年12月、民主党政権が崩壊しました。多くの無能議員は、その直後の選挙で落ち去っていきましたが、政権を担ったコアなメンバーはしつこく居座り続けます。その後「民主党」は、「民進党」に名前を変え、2016年の解散総選挙で「希望の党」、「国民民主党:、「立憲民主党」、「無所属の会」に分裂しました。2019年の立憲民主党の執行部の面々を見てみると、当時の民主党政権のままなのがわかります。

◇あいもかわらぬ立憲民主党のみなさん - 民主党政権3年3か月の研究

国民民主党も同じようなものです。

◇国民民主党のみなさん - 民主党政権3年3か月の研究

さらに国民民主党は2019年4月26日、小沢一郎氏が代表を務める自由党と合併を発表しています。あの悪夢の民主党への先祖帰りの第一歩です。

民主党政権が崩壊してから6年半が過ぎました。安倍政権の安定的な政治の裏で、野党は相変わらず無能をさらけだしています。あの悪夢の3年3か月のことがなかったかのごとく元気に反安倍にいそしんでいるのです。あの悪夢の民主党政権の3年3か月について、誰も責任を取っていない、謝罪も正式にしていない、何の反省もすることもなく、野党というお気楽な立場で、ノウノウとモリカケ騒動を自ら炎上させ、国会を自らのパフォーマンスの場として私物化、空転させ続けているのです。マスコミも「株価13000円」「景気が良くなる」と煽りに煽っておきながら、崩壊すると「あとは知らん」とつっこみも責任追及もせず、ただ有耶無耶に流してしまいました。
民主党政権は何が悪かったのか?」
当事者もマスコミも検証すらしていないのです。しかし、それは何をやってもブーメランとして帰ってくる体質をつくってしまいました。自分たちの悪事にけじめをつけていないから、与党の悪事を攻撃すると「お前が言うな!」になるのです。それが支持率にも返っていているのです。

福山議員のこのシーンは端的にそれを現しています。

けじめをつけていないだけではありません。普天間基地辺野古移設を最終的に決めたのは民主党政権でした。決めただけではありません。日米2プラス2共同声明を発表して、米国としっかり合意を結んでいるのです。それを立憲民主党は、反対と言っています。まず自分たちで米国に土下座して、合意を破棄して来いと言いたくなります。
消費税増税を決めたのも民主党政権でした。原発再稼働も民主党政権集団的自衛権民主党政権では容認方向でした。災害が起これば事業仕分けスーパー堤防の予算をカットしていたことに起因していたり、必死に反対していた水道法の原点も民主党政権で決められました。自分たちが定めた法案に対し、野党になると手のひらをかえして与党案だと何でも反対する側にまわるのです。それでは反対の理由の切れ味が悪くなるのは当然です。何でも反対、自分たちが決めた法案や条約にさえ反対するのですから、支持率が落ちるのは当然でしょう。
反対しかできない、法案で勝負できないから、モリカケ攻撃、それでもだめなら力づくで国会妨害、18連休の審議拒否と無能さを丸出しにしているのです。

さらに、生活面でのだらしなさも輪をかけます。
自民党の議員の不倫が発覚した時、野党議員はここぞと叩きまくって議員辞職まで追い込みますが、立憲民主党の山尾しおり氏は不倫が発覚しても議員を平気で続けています。

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お子さんのいる家庭を壊しておきながら国会で「待機児童」問題を質問できる面の皮の厚さには呆れるしかありません。また立憲民主党には、初鹿明博氏(衆・比例東京)、青山雅幸氏(衆・比例静岡)というセクハラ議員が二人もいます。

初鹿氏は、舞台女優をラブホテルに連れ込もうとし、またタクシーの中でズボンのチャックを開いて女性の顔を近づけさせたセクハラ行為が週刊しで報じられています。

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青山氏は、ハイハイしながら迫ってきたと女性秘書から週刊誌に暴露されました。

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議員としてどころか、男として人間として恥ずかしい行為ですが、軽い処分で済ませ責任を取っていません。そしてこの二人を辞めさせることもできない立憲民主党が、セクハラ防止法案を提出するというのですから・・・。笑いを通り越してしまいます。(青山氏は自ら離党届を2019年4月に出しました。)

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また蓮舫氏も、ご自身の二重国籍疑惑についての発言が二転三転していることに対して説明責任を果たさないままいるので、何につけても「まずは、ご自身の二重国籍について説明しろ!」となってしまいます。
こういうことを平気でできる裏には、マスコミも野党と同様に反安倍政権の偏向姿勢を続けていて、野党の不祥事に「報道しない自由」を行使することに対して、野党側が甘えていることも要因として挙げられます。

民主党政権で決まったこと

  普天間基地辺野古移設の決定
  辺野古のV字滑走路の最終合意
  消費税10%増税の決定
  FIT法の施行
  水道法
  原子力規制員会の発足
  原発全停止
  原発再稼働
  集団的自衛権を容認
  オスプレイ普天間配置
  F35導入の決定
  生活保護決定の迅速化の通達
  朝鮮学校無償化の検討      ・・・などなど

民主党政権関係者のけじめをつけていない不祥事

  菅直人 拉致問題加害者関係団体への多額献金
  山尾しおり 不倫問題、ガソリン領収書問題
  前原誠司 ホテルニューオータニの領収書偽造疑惑
  初鹿明博 セクハラ
  青山雅幸 セクハラ 立憲民主党を離党
  福山哲郎 獣医師会からの献金
  玉木雄一郎 獣医師会からの献金
  辻元清美 外国人からの献金豊中市野田南公園疑惑、関西生コンとの関係
  蓮舫 二重国籍疑惑       ・・・などなど

ちゃんと、けじめをつけないと、いつまでもブーメランが返ってきます。
しかしブーメランなんて何のその、支持率が落ちても、野党のみなさまには、今さらけじめをつけるつもりはサラサラなさそうです。野党共闘とか叫んで、日本共産党との協力まで取り付け、まだまだモリカケで反安倍が続くようです。

逆に国民の私達は、忘れてはいけません。忘却こそが彼らを利するのです。

 

次からは、この民主党政権が日本にもたらした変化を追っていきたいと思います。

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◇自己愛が強すぎる、民主党のみなさま

このブログを書いていて、民主党の人々に感じたのは、この人たち「自己愛」が強すぎる。自意識過剰自画自賛にもほどがある。ということです。
政治家にはある程度ナルシストの面が必要だとおもいます。しかし、民主党の方々はちょっと行き過ぎているのではないかと感じるのです。なので「自己愛」と強い言葉を使っています。

東日本大震災の記事において、こう書きました。
■民主党政権の危機管理② 俺が、私が、劇場型の危機管理 - 民主党政権3年3か月の研究

 菅政権の報道は、「誰がやった」が記事となっているのです。
 安倍政権では、「何ができたか」が記事となっているのです。

民主党政権では「俺がやった」が大切で、「何をやった」に重きが置かれていない。これが民主党政権運営全般に感じることです。そしてこれは、何度も言及しますが民主党に綱領がない」ことと深く結びついています。「日本をこうしよう!」という党の理念がなく、ただ「選挙で勝つ」ために寄り集まっている互助会集団でしかなかったのです。それが故に党としてみんなで何かを成し遂げようという意識が薄く、自分がやる。自分の手柄にする。テレビでアピールする。次の選挙のために・・・。

それは、モリカケ騒動における国会での野党のパフォーマンスにもつながっています。自己愛の典型ともいえる発言があります。安住淳氏のオフィシャルブログでの発言です。

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民主党政権の3年余り、政府や党の要職が続き、政局の中心には必ず安住の姿がありました。安住の一挙手一投足に報道陣が殺到しました。」

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https://www.azumi-jun.jp/history.html(安住氏)
ご自分に酔いしれる「ちびっこギャング」の姿があります。

安倍総理の「悪夢の民主党政権」に対する、岡田克也氏の執拗な抵抗にも、自分たちのやってきた事に対する強い思い入れを感じます。「俺たちは悪くなかったんだ・・・、運がなかっただけなんだ。」

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2019年02月12日 衆議院予算委員会

○岡田委員 立憲民主党・無所属フォーラムの岡田克也です。
先般の自民党大会で、総理は、あの悪夢のような民主党政権が誕生したというふうに言われました。もちろん、民主党政権時代の反省は我々にあります。しかし、政党政治において頭から相手を否定して議論が成り立つのか。私たちは、政権時代に、その前の自民党の歴代政権の重荷も背負いながら政権運営をやってきました。そのことを考えたら、あんな発言は私は出てこないはずだと思います。撤回を求めます。

 一回、自分自身で反省、自己批判してみたらいいと思うのですが・・・。

自己批判しろ!」は、サヨクが弱いものに対して恫喝的に叫ぶもので、決して自分ではしないのです。自己批判どころか、マスコミが必要以上に手柄を取り上げ、失策を「報道しない自由」で擁護するので、自己愛は次々に増幅していくのです。彼らが増長する裏には、マスコミによる貢献も少なくないのです。

党を大切に思う想いという意味では、鳩山由紀夫氏が一番だったのかもしれません。

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自画自賛の塊だった鳩山氏は「最低でも県外」を実現できず沖縄県民にお詫びをして総バッシングを浴びて退散し、自分の無能さに少し気づいたようです。鳩山氏は、菅おろしの騒動時、菅氏と交わした覚書の一番に民主党を壊さないこと」を入れました。
私は少しだけ感動しました。「民主党」に対して、自分がつくった党という想いがあって、すごく愛おしい宝物のような存在だったのでしょう。国民には悪夢でしたが・・・。
◇だまされるルーピー鳩山、だまされるマスコミ - 民主党政権3年3か月の研究

現在、鳩山氏は元総理の立場で、あちこちで反日活動をしています。困った存在になっています。天然ピュアなポッポだけに厄介な存在です。

 対照的なのは菅直人氏です。菅氏は総理退任時の挨拶でこう述べています。
「私の在任期間中の活動を歴史がどう評価するかは後世の人々の判断に委ねたいと思います。」

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ここには「俺が今までで最高の総理大臣だ。まわりに見る目がなかったんだ。」との思いが感じられます。

◇さよなら、菅総理 - 民主党政権3年3か月の研究

その菅氏は立憲民主党の最高顧問として元気です。そしていまもなお「自分が最高の総理だった」と反省の色も見せず反安倍活動にいそしんでいるのです。

 

このように民主党政権を担われたみなさまは、自己愛が強すぎます。蓮舫氏の「二番じゃだめなんですか?」も、枝野氏の襟立てる官房長官も・・・自画自賛を通り越して自己陶酔にまで達しているかのように感じます。民主党政権は、現在でもいろいろなところで「悪夢」「最悪」だったと批判されていますが、当事者のみなさまは「そんなことあったの?」とあたかもあの政権がなかったかのごとく、元気に安倍政権叩きに精を出しています。その姿を見ると、この人たちはきっと今でも「あの頃の自分は正しかった、素晴らしい政権だったが運がなかっただけ・・・」と思っているに違いないと確信してしまうのです。

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◇根拠なき政治主導

民主党政権の悪夢の原因の一つとして、科学的、法的、財源的、何の根拠にも基づかない政策、そして危機管理がありました。いわば、思いつき、場当たり的、口から出まかせ、場の勢い、カッコつけ、前政権の否定だけ・・・から生まれた数々の政策です。彼らはこれを政治主導と思っていたようです。

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それは、財源の根拠を持たないマニフェスト→記事 にはじまりました。

前原国交大臣による八ッ場ダムの中止→記事
  これまでの経緯、現場の住人の苦悩を無視したカッコつけだけの言うだけ番長
  野田政権で工事再開が決まり、現場住人に大きな負担を強いただけでした。

・前原国交大臣によるJALタスクフォース「チーム前原」→記事
  民間企業のJALに前原氏個人が主宰する経営再構築チームが投入されました。
  このスキームに法的根拠がないことを多くの有識者が指摘しています。

蓮舫氏による事業仕分け→記事
  専門知識を持たない素人が役人を問い詰めて快哉を叫ぶだけのパフォーマンスにおわりました。

・鳩山総理による沖縄・普天間基地移転→記事
  「最低でも県外」「腹案がある」「トラストミー」全て嘘でした。

・鳩山イニシアチブ「温室効果ガス25%削減」→記事
  国連気候変動サミットにおいて、鳩山総理ができもしない約束をしてきました。

・赤松農林水産大臣の「だから早く殺せって言ってるのに」口蹄疫→記事
  口蹄疫の恐ろしさも知らずキューバへ外遊。
  現場の苦労を知ろうともせず、怒鳴り散らすだけの危機管理でした。

菅総理による諫早湾干拓の上告断念。「堤防の5年間開門」決定→記事
  その根拠は「わたしなりの知見」。司法を巻き込んでの混乱は今も続いています。

東日本大震災において露呈したお粗末な危機管理→記事

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  「僕は原子力に強いんだ」と余計な口ばかりを出した菅総理→記事

  「直ちに影響はない」と叫んで国民を欺いた枝野官房長官→記事

  パニックが起こるからとSPEEDIを隠蔽した細野内閣総理大臣補佐官→記事

  現場を無視した連続7時間放水指示で放水車を壊した海江田経産大臣→記事

  「ガソリンはプールに」無知をさらけ出す安住国対委員長→記事

  3キロ→10キロ→20キロ 科学的根拠に基づかない同心円の避難地域の拡大→記事

  1万人→5万人→10万人 キリのよい数字を並べ根拠のない自衛隊の動員→記事

・細野環境大臣決めた年1ミリシーベルトの除染基準→記事
  科学的根拠がない決定により、復興にかかる時間もコストも膨大になりました。

菅総理による中部電力に対する浜岡原発停止の要請→記事
  一企業に対する法的根拠もない停止要請が総理の名のもと実施されました。

・法的根拠のない組織の乱立→記事
  民主党政権を通じて、役にも立たない法的根拠のない組織が乱立しました。
  組織をつくれば仕事ができた気になっていたようです。

よくもまぁ、こんな口だけの無知で無能な人たちが政権を握って日本のかじ取りをしていたものです。
菅氏、枝野氏、前原氏、細野氏、蓮舫氏、赤松氏、海江田氏、安住氏・・・。ほとんどが現在も国会議員の座にあり、ほとんどが立憲民主党の役員であり主要メンバーです。
あれ?小沢氏の名前がありませんね。

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小沢氏を褒めるわけではありませんが、出自が、経歴が全く違うのです。上記の人々は元々民主党サヨク的な口だけの議員が板についているのです。小沢氏は自分の持つ権力を十分認識しながら、着実に振り回すタイプです。昔の自民党において幹事長を務めたほどの重鎮、政治家としての基礎はしっかり持っていて、できないことは口にしていないということだと思います。逆に言うと、他の方達は政治家の基礎ができていないってことでもあります。小沢氏はサヨクに宗旨替えして民主党と一緒になりましたが、ここまで無能と言うことはわからなかったのでしょう。それどころか、政権交代の立役者の大恩人である小沢氏を、手のひらを返したように悪人扱いして排除しようとさえした恩知らずのサヨクたちでした。まぁ、小沢氏本人の人を見る目がなかったわけです。

とにかく、今の立憲民主党の首脳たちがパフォーマンス中心の無能な政治素人であることが、よくお分かりいただけると思います。
しかし、マスコミは彼らのことを、あたかも有能な政治家のように報道して庇うのです。その理由は、もし彼らの本質を報道し不祥事を追及して落選してしまうと、安倍政権に対抗する反日サヨク政治家が皆無になってしまうからではないでしょうか?そうすると、改憲議論が進み、日本がどんどん右傾化して普通の国になってしまう。それは困る!と思っているのでしょう。だから、マスコミは野党の失言、不祥事に対し「報道しない自由」を行使する反面、国会質問の名場面。都合のよいところばかりを切り取って報道するのです。それによりネットを知らない国民が騙されてしまうのです。「枝野さんはがんばっている。」「蓮舫さんは厳しく追及している」などと・・・。

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そして、それ以上にたちが悪いのは、議員本人もそのことを分かった上で、やりたい放題の言動しているってことなのです。

ここには、もう一つ問題が隠れています。それは野党に若手が育っていないということです。野党の支持率は低下傾向です。議席も減少方向です。でもいつ見ても同じような顔ぶれ。どういうことなのでしょう?ベテランばかりが当選し、若手のチャンスが少ないということなのだと思います。これは野党にとって、じわじわ弱体化している要因になっていくと思います。
マスコミが野党のダメさを報道しない、野党が自分を甘やかしてズルズル辞めない。いつまでも同じ顔ぶれで反アベばかりしている。これでは。結果として若手が育たずに野党の将来をつぶしていることになるのではないでしょうか?自分の首を自分で絞めているだけです。とはいえ、彼らは自分が当選することを最優先、党の存続などどうでもいいと考えているようですから、仕方がないのかもしれません。次の選挙、その次の選挙で大きなブーメランとなって帰ってくると思います。
民主党民進党から希望の党、無所属から自民党会派入りを決めた細野豪志氏は2019年のツイッターでこんなことを呟いています。

 民主党政権で悪夢の張本人の一人、山本モナ氏との不倫路チューで名を馳せ、選挙に落ちたくないから、いち早く希望の党の立ち上げに加担、その後希望の党を崩壊させた後、自民党に逃げ込んだ卑怯者が何を言うのでしょう。
まっとうな野党が育っていないのは、ご自分らの責任でしょうに・・・。まるで他人事です。
こんな議員ばかりだから、まっとうな野党も、まっとうな若手も育っていないのです。

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