民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇海江田経産相 消防隊に恫喝、放水車破壊

今度は海江田氏の登場です。いつぞやは男泣きの涙を見せるのですが、この時は威勢が良かったようですね。目下に対して偉そうなのは民主党議員の特長です。

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時事通信です。

都知事、消防隊への圧力に抗議=原発放水「速やかにしないと処分」-海江田氏発言か 2001年3月21

 東京都の石原慎太郎知事は21日午後、首相官邸菅直人首相と会い、福島第一原発での放水作業をめぐり、政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との圧力的発言があったとして、抗議した。石原氏によると、首相は「陳謝します。大変申し訳ない」と述べた。都関係者は、発言は海江田万里経済産業相からあったとしている。

 石原氏は会談後、記者団に「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ(と指示があった)。やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」と強調。さらに、「担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせないでください」と首相に申し入れたことを明らかにした。

 また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、政府側の指示で7時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。

 一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で「これから調査する」と述べるにとどめた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032100274(時事・リンク切れ)

この件について、ネットでは怪情報が飛び交います。この恫喝の目的は放水車を壊すことにあったというのです。中国から寄贈されるポンプ車にスポットを当てるためだというのです。

「中国から寄贈のポンプ車、福島を救う!」そんな報道を民主党政権が演出するために、消防庁の放水車に無理をさせて壊してしまった。民主党政権ならありえそうなので怖いです。日テレニュースです。

中国企業福島原発向けにポンプ車を寄贈 2011年3月21日

事故が起きた福島第一原子力発電所の冷却作業に向け、中国の企業が放水用の車を寄贈することがわかった。

 この車は、元は建設現場で生コンクリートを流し込むために使われるポンプ車で、遠隔操作により高さ62メートルから1時間に170トンの放水ができるという。中国・湖南省のメーカーがサウジアラビアの企業から受注したもので、価格は約8000万円となり、「東京電力」からの依頼を受けて日本へ寄贈することになった。

 ポンプ車は22日に中国・上海の港を出発し、24日には大阪港に到着する予定。

http://www.news24.jp/articles/2011/03/21/10179047.html(日テレ)

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このポンプ車は「キリン」呼ばれ大活躍したと吉田調書にも登場します。しかし、まだ余談がありました。岡田氏がややこしく絡みます。非常事態に自分の選挙区の事情を持ち込むなんて、岡田氏らしいです。週刊ポスト2011年4月15日号です。

原発への生コン圧送車遅れた背景に岡田幹事長の政治的駆引き 2011.04.05

 福島第一原発の注水作業では、50m以上のアームを持つ生コン圧送車が活躍した。「民間からの決死隊志願」として国民も大いに称賛した。が、この経緯には「政治的駆け引き」があった。

 最初に提供を申し出たのは日本にある3台のうち2台を保有する三重・四日市の「中央建設」だった。3月17日に2台の車両をオペレーターとともに待機させ、元経産官僚で現在、三重県知事選に立候補している鈴木英敬氏を通じて東京電力に「提供する用意がある」と申し入れた。

 東電はすぐに謝意を伝えたが、なぜか結論が長引き、同社に正式要請が来たのは20日の夕方だった。福島到着は21日。3日も待たされたのである。

 しかも、その間に官邸は輸出のため横浜港にあった独企業所有の圧送車を“徴用”し、先に現地入りさせると、22日から注水作業を開始した。そして、現地入りして待機していた中央建設の2台は、「もういい」と引き返させたのだった。

 政府・与党の橋渡しをする政権幹部の話を聞こう。

「選挙戦が激しさを増している三重県知事選は、岡田幹事長のお膝元で負けられない戦いだ。最初に申し出た中央建設は、自民推薦の鈴木候補の後援企業で、同社の機械が使われれば敵の手柄になる。圧送車を巡る混乱の背景に、政府内部の“配慮”があったことは間違いない。岡田さんも、政府・与党の協議でその経緯を知っていたはずだ」

 しかも、結局政府は1号機にトラブルが発生したといって、一度は三重に戻っていた2台を24日になって呼び戻している。

 中央建設の役員は、「国の役に立てるなら、いつでも提供します。わが社への要請が遅れたのは釈然としないが、この非常時に与党支持か野党支持かは関係ない。政治的思惑などなかったと信じたい」と語る。為政者より民間人のほうが「国を思う気持ち」が強いのは、誇るべきことでもあるが、国家的危機でもある。

https://www.news-postseven.com/archives/20110405_16650.html週刊ポスト

こんな未曾有の非常事態でも、中国への忖度や、自身の選挙区への配慮を優先するなんてことが民主党政権では普通だったのです。国民よりも自分のこと。総理から大臣、その下の議員までみんなそんな感じ。そういう視点で見ると、妙にあのドタバタが納得できてしまうのです。

何度でも言いますが、あの人たちに政権をとらせてはいけません。

たとえ短い間でも・・・。

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