民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇尖閣警備と岡田副総理

尖閣諸島国有化以降、中国本土では日本企業に対するデモが相次ぎ、尖閣諸島周辺海域には次々と中国海軍の艦艇が挑発に侵入してきていました。

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竹島は不法占拠されている」と口にできなかった鳩山政権で外務大臣の岡田氏。野田政権では副総理として、国有化後の尖閣の警備に対して、中国側の軍艦に対して近づかないように指示していたのです。領海侵犯されても見てみぬふりをしろと自衛隊に対して指示しているのです。産経新聞です。

「中国刺激するな」 野田政権の尖閣での消極姿勢また判明 2013年3月5

 昨年9月11日の尖閣諸島沖縄県)の国有化後、周辺海域で挑発を繰り返す中国海軍艦艇への対処について、野田佳彦前政権が中国に過度な配慮をした指示を出していたことが4日、分かった。海自艦艇は中国軍艦と15カイリ(約28キロ)の距離を置き、中国側が近づくと後退するよう命じていたほか、領海侵犯の恐れがあっても先回りして警戒するのを禁じた。複数の政府関係者によると、こうした指示を出したのは岡田克也前副総理が中心だったという。

 国有化以降、中国海軍艦艇が尖閣北方海域に常時展開するようになった。これを受け昨年10月3日、当時の野田首相は岡田氏や藤村修官房長官玄葉光一郎外相、森本敏防衛相を集め尖閣に関する関係閣僚会議を開き、対応を協議した。

 政府関係者によると、その際、岡田氏は「中国を刺激しないように」と発言。中国軍艦に海自艦艇を15カイリ以内に近づかせないことも求めた。この距離では目視は困難でレーダーによる監視に頼らざるを得ず、領海侵犯を未然に防ぐための措置も遅れかねない

 岡田氏は次いで、中国軍艦の領海侵犯を黙認させるような対応も命じた。他国軍の艦艇の領海侵犯に備えるためには先回りして領海内で待ち構えるのが常道だが、中国軍艦が領海に入るのを確認するまでは海自艦艇も領海に入らず待機するよう指示していた。

▶「領空侵犯措置」でも過度な自制を求めていた。

 中国の海洋監視船「海監50」はヘリを搭載可能で、国有化直後から再三にわたり領海侵犯していた。侵犯時に搭載ヘリが飛び立てば即座に領空侵犯になる。

 このため領海侵犯と同時に空自戦闘機による緊急発進(スクランブル)を準備する必要があるが、岡田氏は「軽微な領海侵犯だから中国を刺激するな。海上保安庁に任せればいい」と準備を認めなかった。

 昨年12月26日に発足した安倍晋三政権は、防衛省や外務省から野田政権の対応について報告を受け、領域警備で対抗措置の強化を検討するよう指示。海自は中国軍艦との距離を約3キロまで縮め、中国軍艦が領海侵犯する恐れのある場合は領海内で待ち構え侵入を阻止する態勢に改めた。ヘリ搭載艦船が領海侵入した場合にはスクランブルの準備に入るようにした。

 こうした事実関係について、岡田氏は産経新聞に「いずれも事実に反する」とコメントした。

https://www.sankei.com/politics/news/130305/plt1303050026-n1.html(産経)

 岡田氏は、いったい何を忖度しているのでしょうか?忖度と言うより怖れているといってもいいかもしれません。この人が副総理だったのです。スパイといってもいいくらいの行為だと思います。

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この記事に対して、野党になってからの民主党の元副総理の岡田氏が怒っています。国会における安倍総理との攻防です。

20130307日 衆議院予算委員会

○岡田委員 岡田克也です。

 まず、きょう午前中の質疑について一言申し上げたいと思います。

 一昨日の産経新聞の記事を取り上げて、私の発言について質問された方がいらっしゃいました。この記事については、事実に反するということで、私は産経新聞社に既に抗議文を出しております。何らかのプラスアルファの根拠があったのであればともかく、そういったことがないのであれば、こういった場で取り上げることは私は適切ではないというふうに考えております。そのことをまず申し上げておきたいと思います。

 その上で、例えば、この記事の中にありました、民主党政権下で、海上自衛隊の艦船と中国軍艦との間に十五海里、二十八キロの距離を置くことを決めていた、そういう事実が民主党政権下であったというふうに御認識ですか、総理は。

安倍内閣総理大臣 今の岡田委員の御質問は、いわばこちらの態勢の詳細にかかわることでありますから、前政権のこととはいえ、今ここでつまびらかにすることは控えさせていただきたいと思います。

 しかし、安倍政権ができたときに、それまでの対応を全体的に見直した結果、中国に対して過度な配慮をした結果、十分な対応ができていないと私が判断したことは事実であります。

○岡田委員 私の承知している限り、民主党政権下で、十五海里距離をあけるべきだというようなことはなかったというふうに承知をしています。もしあるというのなら、そのことを堂々と言っていただきたいと思います。

 そのことは、総理、きちんと確認したらわかるはずです、事務方に。防衛省の事務方に確認してください。そういうことはなかったわけであります。何かありますか。

安倍内閣総理大臣 私は、総理になって、まさに事務方から態勢について聞いた結果、今、個々のことについてはあえて申し上げませんよ、それは。これは、いわばこちらの手のうちを明かすことになりますから、過去のこととはいえ申し上げませんが、私は事務方から態勢について聞きました。防衛省海上保安庁から聞きました。この態勢は明らかに過度な配慮をした結果であろうと思って、全面的に見直しをいたしました。

○岡田委員 個々のことについてはこれは言えないと言いながら、前政権のことをこういった表現を使って批判するというのは、私はフェアじゃないというふうに思いますよ。総理大臣としてはもう少し公平に物事を言われたらいかがでしょうか。

 もちろん、中国の軍と日本の自衛隊が必要以上に対峙することになれば、それはいろいろなことが起こり得るということは考えて、我々、一つ一つの判断をしてきたことは事実です。しかし、そのことは、私は恐らく安倍政権だって同じだと思うんです。具体的な対応についていろいろ違うところはあるかもしれませんが、そのことを、民主党政権が過度にあつれきを恐れる余りとか、そういう感情的な表現は私は使うべきではないというふうに思いますが、いかがでしょうか。

安倍内閣総理大臣 これは、感情的ではなくて、申しわけないんですが、事実を、ファクトを述べているわけであります。

 個別について申し上げることはできますよ。しかし、それは、いわば中国に対して、かつての政権がやっていたこととはいえ、これは手のうちを明かすことになりますから、あえて申し上げていないわけでありまして、何も私がここでそんなものを引き出してきて皆さんを非難する必要なんというのはないわけでありますから、質問に答えて、私は、むしろファクトについて申し上げたわけであります。

○岡田委員 総理、過度にあつれきを恐れる余りというのはファクトじゃないですよ、それは。だから私は申し上げているんですよ。

 大体、総理のパターンは一つあるんですよ。民主党のことを根拠なく批判して、そして、私はそれを変えましたと言って誇る、そういったことを時々やられるんですね。しかし、それは内閣総理大臣として私はとるべきことじゃないと思うんですよ。

 私は、言わないでおこうかと思ったが、では一つ、日米首脳会談について申し上げたいと思います。

 安倍総理は、日米首脳会談後の記者会見で、この三年間で著しく損なわれた日米のきずなと信頼を取り戻し、緊密な日米同盟が完全に復活したと宣言されました。何を根拠にそういうふうに言われたんですか。

安倍内閣総理大臣 それは、民主党政権の三年において、普天間の移設問題について、最低でも県外、こう言ったわけですね。そして、その間において、大統領に対して、トラスト・ミー、こう言ったわけですよ。でも、結局それは実行できなかったじゃありませんか。これはかなり私は致命的なことであったと思いますよ。失われた信頼というのを回復するのはそう簡単なことではないのだろう、このように思います。

○岡田委員 もちろん、普天間の問題は私も責任を感じております。

 しかし、にもかかわらず、日米間、それぞれの首脳間で、あるいは外務大臣を初め閣僚間で、あるいは事務方で、さまざまな問題について取り組んで、そして信頼関係を育んできたということも事実じゃないですか。そのことをあなたが一方的に否定するということは、私は理解できません。

・・・(略)

はいっ、安倍総理の勝ち!感情的になっているのは岡田さん、あなたです。

俺たちのやったことは間違いじゃなかった。批判するな!一辺倒です。本当にそう思い込んでるから困ったものです。

しかし、岡田氏のような、この中国に媚びる弱腰な態度が、中国をどんどんつけあがらせてエスカレートさせていったのです。野党なら何を言ってもまだ許せますが、政権与党で外務大臣、副総理のポジションでのこの言動には、スパイとか売国奴という言葉が一番似合うと思います。

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