「実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすことになる」
石原氏の尖閣購入に対し、反対表明をした人がいました。駐中国大使の丹羽宇一郎氏です。丹羽氏は元伊藤忠商事の商社マンで、社長にまでのぼりつめました。中国ビジネスべったりの中国を知り尽くした男として、菅政権の誕生時に駐中国大使に就任します。民間から中国大使の起用は初めてでした。しかしこの丹羽氏、身も心も中国に捧げた男だったようです。
この売国発言について月刊Hanadaの編集長・花田紀凱氏がこう語っています。
丹羽宇一郎前中国大使はやっぱり"売国奴"だった 花田紀凱 2014/6/25
「売国奴」と書いたのは実は『WiLL』だ。西田昌司参院議員が都の尖閣購入を批判した丹羽大使を批判した一文。タイトルが「売国大使 丹羽宇一郎の大罪」。
そりゃそうだろう。尖閣購入について丹羽大使、こんな発言を連発していたのだ。
「もし計画が実行されれば日中関係に重大な危機をもたらす」
「日本は変わった国なんですよ」
西田議員は「丹羽氏は日中どちらの国益を尊重しているのか」と怒ったのだ。
西田議員も引用しているが、かつて作家の深田祐介氏が当時、伊藤忠商事の役員だった丹羽氏をインタビューした時の発言をこう書いている。
〈中国熱に浮かされ、ほとんど発狂に近い陶酔状態にあった。丹羽氏は私に向かい、「将来は大中華圏の時代が到来します」と言い切ったのだ。
「すると日本の立場はどうなりますか」と私は反問した。「日本は中国の属国として生きていけばいいのです」。丹羽氏は自信に満ちてそう明言したのだ。(中略)
「日本は中国の属国にならなくちゃならないんですか」と私が聞き返すと、「それが日本が幸福かつ安全に生きる道です」と繰り返したのである〉
こんな人物を売国奴と言わなくてどうする。こんな人物を中国大使に任じた民主政権の罪は重い。
https://news.yahoo.co.jp/byline/hanadakazuyoshi/20140625-00036743/(Yahoo)
丹羽氏の売国発言も困ったものですが、彼を中国大使として送ること自体が中国に対する間違ったメッセージを送ることに気づいていない民主党政権にも大きな問題があります。知っていてわざとやっているのなら、余計たちが悪いです。