民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇温室効果ガス25%削減・鳩山イニシアチブ

この言葉を覚えている方は少ないでしょう。鳩山氏が就任直後国連気候変動サミットで披露した政策をこう呼びます。朝日新聞の記事をご覧ください。

鳩山総理、温室効果ガス「25%削減」世界に宣言 2009年9月22日23時32

 【ニューヨーク=山口智久】鳩山由紀夫総理は21日夜(日本時間22日午前)、就任後初の外国訪問先となる米ニューヨークに到着、22日の国連気候変動サミットの開会式で演説した。将来の地球温暖化対策の焦点である先進国の途上国支援策を「鳩山イニシアチブ」と名付けて世界に発信。米中などの削減努力を前提に「90年比で25%」という20年までの日本の温室効果ガスの削減目標を国際的に公約し、排出量取引導入を明言するなど国内対策を加速する姿勢を示した。

・・・(略)

 http://www.asahi.com/eco/TKY200909220249.html(朝日)

日本が主導権を取って世界の温暖化係数を下げていくという主張で、鳩山総理の名前を世界に響かせる目的があったのだと思います。

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2009年12月16日、第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)において、小沢鋭仁環境相が記者会見し、途上国の地球温暖化対策を支援する資金として2012年までの3年間で官民合わせ総額1兆7500億円を拠出すると表明します。

結局、日本がカネをばらまいて後進国のCO2排出量取引において後進国の買い取るという自分だけがカッコよくって、国民に負担を強いるバラマキ施策にすぎませんでした。

2012年1月、安倍政権のもと現実的な数字を検討すると「90年比で25%」を撤回しています。

政治家の名前を冠する政策や発言は、「トルーマンドクトリン」が有名です。、日本では、河野談話村山談話がありますが、「アベノミクス」が唯一成功している例ではないでしょうか。

マニフェスト」「イニシアチブ」新規な言葉を使って自分たちをカッコよく見せたい。そんな気分が見え見えです。中身がともなっていれば良かったのですが・・・。マスコミもこれに加担します。自民党の場合は「派閥」という言葉を使いますが、民主党の場合は「グループ」を使います。小沢グループ前原グループ・・・。実態は小沢派閥、前原派閥なのですが、少しでもクリーンなイメージを国民に植え付けるための姑息な手段です。

「鳩山イニシアチブ」には、自分の名を歴史に残すんだ!の意志が強く感じられます。本人は称賛の嵐を期待していたのだと思いますが、現実はそんなに甘くなかったようです。こんな言葉が歴史に残らないでよかったです。

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