民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇2位じゃダメなんでしょうか?事業仕分けクイーン・蓮舫

「これ、世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃだめなんでしょうか」

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行政刷新会議事業仕分けクイーンの蓮舫氏の有名な言葉です。
産経新聞です。

「これ、世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃだめなんでしょうか」
 民主党政権の目玉とされた行政刷新会議による「事業仕分け」がこの月に始まった。13日、蓮舫氏は世界一の計算速度を目指す次世代スーパーコンピューターの開発予算267億円に疑問を呈し、予算は事実上の凍結措置とされた。しかし、科学者らが「国際競争力を失う」と猛反発し、削減は40億円にとどまった。無駄を洗い出す事業仕分けは注目を浴びる一方で疑問の声も多く、成果は限定的だった。

 https://www.m/sankei.copremium/news/190131/prm1901310009-n1.html(産経)

動画もあげておきます。

事業仕分けには、良い点もあったことをあげておきましょう。週刊ダイヤモンドから岸氏の評論の一部です。

事業仕分けは「悪いリストラ」の典型になっていないか? 2009.11.20
岸 博幸:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
行政刷新会議による事業仕分けの第1ラウンドが終わりました。来週に第2ラウンドが始まります。最近はテレビなどで評価を聞かれることも多いので、第1ラウンドの様子を踏まえてどう評価すべきかを整理しておきたいと思います。
成果は確かにあった
 行政刷新会議事業仕分けについては、高く評価できる点があります。それは、事業仕分けのプロセスを公開することで、自民党政権時代はずっとブラックボックスの中にあった予算の詳細な中身や編成プロセスの一部を、はじめて白日の下に晒すことが出来たということです。その結果、世の人が国の予算というものにすごく関心を持ってくれるようになったことも、大きな成果と言えるでしょう。・・・(略)

https://diamond.jp/articles/-/7083週刊ダイヤモンド

ただ、民主党政権が目論んだほどの削減はできず、埋蔵金は見つかりませんでした。朝日新聞です。

事業仕分け効果1兆6千億円 削減目標の半額 作業終了 2009年11月27日
 来年度予算要求の無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」は27日、9日間の全日程を終えた。朝日新聞の集計では、447事業のうち、必要性が乏しい事業などに「廃止」や「予算削減」を求めた結果、概算要求から約7400億円が削減可能とされた。公益法人独立行政法人基金のうち約8400億円を国庫へ返納するよう求めており、「仕分け効果」は総額で約1兆6千億円になった。
 行政刷新会議は30日にも第4回会合を開き、結果を議長の鳩山由紀夫首相らに報告する。鳩山首相は、報告内容をできる限り尊重する方針だが、科学者から反発が出ている「次世代スーパーコンピューター」といった科学技術関連事業などで、仕分け結果を修正する可能性がある。
 仕分けでは、「歴史的な使命を終えた」と判定された農林水産省の農道整備事業(168億円)など、50超の事業、約1300億円分が「廃止」とされた。約1600億円分の約20事業で来年度予算の「計上見送り」を判断。具体的な削減幅を示して「予算削減」を求めた70超の事業の削減可能額を合計すると、約4500億円に達した。
 また、従来の財務省による予算査定で見過ごされてきた「天下り団体」の基金の無駄もあぶり出した。補助金を受けている公益法人独立行政法人に、似通った目的の基金が乱立している実態などが明らかになり、約20基金について国への返納を求めた。
 ただ、削減目標の「3兆円」には届かなかった。1回使えば無くなってしまう基金の返納分を合わせても、目標額の半額程度だ。来年度予算の概算要求は過去最大の95兆円。鳩山政権は刷新会議の方針を受けて、年末の政府案決定に向けて予算編成作業を本格化させる。予算編成では、仕分け対象外の類似事業にも仕分け結果を反映させる方針だが、マニフェスト政権公約)実現のための財源確保は厳しい作業になる。
 仕分け作業は一般に公開されたほか、インターネットでも同時中継され、情報公開を通じて「政権交代」を印象付けた。鳩山首相は27日夜、首相官邸で記者団に対し、「国民のみなさんに予算が見える形になった。やっぱり無駄はあるなということだ。やってよかった」と語った。仙谷由人行政刷新相は、来春にも再び事業仕分けを実施する意向だ。(福間大介)

http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY200911270433.html(朝日)

「あの残像はいつになったら消えるんでしょうね」

蓮舫氏が「2位じゃダメなんですか?」の発言をいつまでも揶揄されることについて漏らした言葉です。https://www.daily.co.jp/gossip/2018/01/30/0010941426.shtml(デイリースポーツ)

 蓮舫氏は、日本の未来のことも、ご自身の未来についても、何も考えていなかったということです。

何かと話題となった事業仕分け行政刷新会議ですが、パフォーマンスで話題になったわりには、期待していたような「埋蔵金」は発掘できませんでした。2回目以降は、あまり話題にならずフェードアウトしていきます。結局は、単なる国民向けのガス抜きパフォーマンスだったことがここからも明らかになります。

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