民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇ネット社会の進展、ネトウヨの登場

一枚のイラストがあります。ネトウヨという言葉がネットを賑わせはじめた頃に良く見かけたネトウヨ像のイラストです。

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このイラストの文章を読むと民主党政権誕生前、麻生政権のころのものようです。ネトウヨネット右翼という言葉がこの頃に生まれたことを示しています。イラストをみてわかるように、ネトウヨに敵対する勢力サヨクが、愛国的発言するネット民に対して侮蔑的なレッテルを貼る目的で「ネトウヨ」が生れてきたことが伺えます。熱湯浴(ねっとうよく)という言葉も生まれました。パソコンの変換ミスから生まれたのでしょうが、面白すぎです。

ネトウヨについて個人的には、侮蔑とはとらえず、ぴったりはまった言葉だなぁと感心していました。私自身が、大事なことは全てネットに教わった正真正銘のネット右翼だったからです。大事なことは、みんなネットに教えてもらった - 野党はどうしてダメなのか?

そのネトウヨが定着するのは、民主党政権の間だと感じています。政権が無茶苦茶やっているのにマスコミが報道しないから、ネットで発信され拡散していく。そんな動きが少しずつ表にでてきはじめました。当時ツイッターフェイスブックは、現在ほどの波及力はありませんでしたが、民主党政権がひどければ、ひどいほどネットが盛り上がっていったのです。
その裏には、マスコミが民主党政権の酷さをあまり報道しないことがあります。「こんなにひどいことしているのに、報道されないから誰も知らない。」その不満がネットで吐き出されていくわけです。

本来、マスコミとネットは、補完し合っていける関係性にあると思うのですが、マスコミが大きく偏向しているため、ネットが対立軸として固定してしまいました。ネットはどちらかというと反体制的な若者が使うツール的なイメージがありましたが、日本の場合、反マスコミ的ツールとして成長してきた感じがしています。(ネトウヨ視点かもしれません。)

そのネットとマスコミの対立的な位置関係は、いまも変わっていないようです。

私は、ネトウヨに先駆けて、安倍第一次政権の頃から、産経新聞社が主催していたSNS「イザ!iza!」で「hahaha」というふざけたハンドルネームで戯言を書いていました。いま当時の原稿を改めて読み返してみると、民主党とマスコミに対する批判を、怒りに任せて書きなぐっているだけで、品位に欠けていたと反省する次第です。
「イザ!iza!」は、産経新聞のニュース・記事に対して、個人が自由に意見を書き込むことができるシステムです。2006年6月に開始されました。一つのニュースに対し、いろいろな方々の意見を見ることができるのです。一方的に情報を配信していた新聞社としては、画期的な試みです。自社記事への批判も含めオープンに議論できる場をつくるのですから・・・。同じことを朝日新聞がやれば、どういうことになるか?を想像すれば、いかに画期的かがわかるでしょう。新聞記事だけでなく、記者のブログが不定期ですが更新され、それに対して個人が意見することもできました。
中でも阿比留瑠比記者のブログは鋭い視点と、数多く集まる個人の意見にできる限り返答される姿勢に頭が下がりました。私もどちらかといえば「文句言い」で意地悪な答えにくい質問を投げかけていたように感じます。阿比留さん、大変失礼致しました。
また中国関連の福島香織さんのブログは、当時表面的な報道しかなかった中国において現場リアルな情報がいっぱいで、中国在住経験者として大いに愛読させて頂きました。
「イザ!iza!」は、2013年末にそのブログサービスの更新をストップし、2014年3月末で停止、現在では通常のニュースサイトになっています。ツイッターフェイスブックが台頭してきて、その使命を終えた形となりましたが、産経新聞社の勇気ある取り組みには敬意を表します。日本に正しいネトウヨを産んだ孵化装置となりました。

ネトウヨは、侮蔑的レッテルから始まりましたが、いまでは日本を愛する人々の愛称にまで成長したように思っています。私は、自信と誇りを持って「私はネトウヨです」と言えます。そして、そんな方も増えてきているように感じます。それも民主党政権とマスコミのおかげです。

最終的には、日本人全員がネトウヨになってしまえばいいのです。目指せ日本国民総ネトウヨ化!(笑)

私は、ネトウヨは、ネットのチカラで戦後レジームの呪縛から解放された人々だと考えています。

いつまでもネトウヨではなく、そろそろ日本のために次を考え始める時期に来ているのかもしれません。

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