民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇かえってくるブーメラン

ブーメランブーメランブーメランブーメラン
きっとあなたは戻ってくるだろう
ブーメランブーメランブーメランブーメラン
きっとあなたは戻ってくるだろう

西城秀樹 作詞阿久悠 作曲三木たかし
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西城秀樹さんのブーメランストリートの唄がよく似合うのが元民主党政権です。何かに対して居丈高に自慢満々に攻撃を行うと、必ず自分か身内に返ってくるのです。
古くはこの事件が思い出されます。朝日新聞の記事から抜粋します。

 「未納3兄弟」と菅代表が批判 3閣僚の国民年金未加入」2004年4月24日

「自分は掛け金を払わないで、国民の掛け金を引き上げるなんてふざけている。こういうのを『未納3兄弟』と言う」
民主党の菅代表は24日、広島県呉市で街頭演説し、小泉内閣の中川経産相、麻生総務相、石破防衛庁長官の3閣僚に国民年金の未納・未加入期間があった問題について、こう厳しく批判した。

http://www.asahi.com/money/pension/news/TKY200404240314.html(朝日)

 後に菅代表自身の未納が発覚します。

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「当時の厚生労働省が悪い」と言い訳するも、当時の厚生労働大臣菅直人氏であったという落ちまでついた見事なブーメランでありました。この結果、菅氏は党の代表を辞任し、お遍路の旅へ出ていくのです。

 

2019年4月、新元号「令和」が発表された後に発表された政党支持率は、立憲民主党3%、国民民主党1%でした。(読売新聞緊急世論調査2019年4月1日~2日)。この支持率の低さ、それこそブーメランなのだと感じています。民主党政権が、ご自身でその悪政のけじめ、総括を一切していないことに対するブーメランです。

2012年12月、民主党政権が崩壊しました。多くの無能議員は、その直後の選挙で落ち去っていきましたが、政権を担ったコアなメンバーはしつこく居座り続けます。その後「民主党」は、「民進党」に名前を変え、2016年の解散総選挙で「希望の党」、「国民民主党:、「立憲民主党」、「無所属の会」に分裂しました。2019年の立憲民主党の執行部の面々を見てみると、当時の民主党政権のままなのがわかります。

◇あいもかわらぬ立憲民主党のみなさん - 民主党政権3年3か月の研究

国民民主党も同じようなものです。

◇国民民主党のみなさん - 民主党政権3年3か月の研究

さらに国民民主党は2019年4月26日、小沢一郎氏が代表を務める自由党と合併を発表しています。あの悪夢の民主党への先祖帰りの第一歩です。

民主党政権が崩壊してから6年半が過ぎました。安倍政権の安定的な政治の裏で、野党は相変わらず無能をさらけだしています。あの悪夢の3年3か月のことがなかったかのごとく元気に反安倍にいそしんでいるのです。あの悪夢の民主党政権の3年3か月について、誰も責任を取っていない、謝罪も正式にしていない、何の反省もすることもなく、野党というお気楽な立場で、ノウノウとモリカケ騒動を自ら炎上させ、国会を自らのパフォーマンスの場として私物化、空転させ続けているのです。マスコミも「株価13000円」「景気が良くなる」と煽りに煽っておきながら、崩壊すると「あとは知らん」とつっこみも責任追及もせず、ただ有耶無耶に流してしまいました。
民主党政権は何が悪かったのか?」
当事者もマスコミも検証すらしていないのです。しかし、それは何をやってもブーメランとして帰ってくる体質をつくってしまいました。自分たちの悪事にけじめをつけていないから、与党の悪事を攻撃すると「お前が言うな!」になるのです。それが支持率にも返っていているのです。

福山議員のこのシーンは端的にそれを現しています。

けじめをつけていないだけではありません。普天間基地辺野古移設を最終的に決めたのは民主党政権でした。決めただけではありません。日米2プラス2共同声明を発表して、米国としっかり合意を結んでいるのです。それを立憲民主党は、反対と言っています。まず自分たちで米国に土下座して、合意を破棄して来いと言いたくなります。
消費税増税を決めたのも民主党政権でした。原発再稼働も民主党政権集団的自衛権民主党政権では容認方向でした。災害が起これば事業仕分けスーパー堤防の予算をカットしていたことに起因していたり、必死に反対していた水道法の原点も民主党政権で決められました。自分たちが定めた法案に対し、野党になると手のひらをかえして与党案だと何でも反対する側にまわるのです。それでは反対の理由の切れ味が悪くなるのは当然です。何でも反対、自分たちが決めた法案や条約にさえ反対するのですから、支持率が落ちるのは当然でしょう。
反対しかできない、法案で勝負できないから、モリカケ攻撃、それでもだめなら力づくで国会妨害、18連休の審議拒否と無能さを丸出しにしているのです。

さらに、生活面でのだらしなさも輪をかけます。
自民党の議員の不倫が発覚した時、野党議員はここぞと叩きまくって議員辞職まで追い込みますが、立憲民主党の山尾しおり氏は不倫が発覚しても議員を平気で続けています。

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お子さんのいる家庭を壊しておきながら国会で「待機児童」問題を質問できる面の皮の厚さには呆れるしかありません。また立憲民主党には、初鹿明博氏(衆・比例東京)、青山雅幸氏(衆・比例静岡)というセクハラ議員が二人もいます。

初鹿氏は、舞台女優をラブホテルに連れ込もうとし、またタクシーの中でズボンのチャックを開いて女性の顔を近づけさせたセクハラ行為が週刊しで報じられています。

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青山氏は、ハイハイしながら迫ってきたと女性秘書から週刊誌に暴露されました。

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議員としてどころか、男として人間として恥ずかしい行為ですが、軽い処分で済ませ責任を取っていません。そしてこの二人を辞めさせることもできない立憲民主党が、セクハラ防止法案を提出するというのですから・・・。笑いを通り越してしまいます。(青山氏は自ら離党届を2019年4月に出しました。)

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また蓮舫氏も、ご自身の二重国籍疑惑についての発言が二転三転していることに対して説明責任を果たさないままいるので、何につけても「まずは、ご自身の二重国籍について説明しろ!」となってしまいます。
こういうことを平気でできる裏には、マスコミも野党と同様に反安倍政権の偏向姿勢を続けていて、野党の不祥事に「報道しない自由」を行使することに対して、野党側が甘えていることも要因として挙げられます。

民主党政権で決まったこと

  普天間基地辺野古移設の決定
  辺野古のV字滑走路の最終合意
  消費税10%増税の決定
  FIT法の施行
  水道法
  原子力規制員会の発足
  原発全停止
  原発再稼働
  集団的自衛権を容認
  オスプレイ普天間配置
  F35導入の決定
  生活保護決定の迅速化の通達
  朝鮮学校無償化の検討      ・・・などなど

民主党政権関係者のけじめをつけていない不祥事

  菅直人 拉致問題加害者関係団体への多額献金
  山尾しおり 不倫問題、ガソリン領収書問題
  前原誠司 ホテルニューオータニの領収書偽造疑惑
  初鹿明博 セクハラ
  青山雅幸 セクハラ 立憲民主党を離党
  福山哲郎 獣医師会からの献金
  玉木雄一郎 獣医師会からの献金
  辻元清美 外国人からの献金豊中市野田南公園疑惑、関西生コンとの関係
  蓮舫 二重国籍疑惑       ・・・などなど

ちゃんと、けじめをつけないと、いつまでもブーメランが返ってきます。
しかしブーメランなんて何のその、支持率が落ちても、野党のみなさまには、今さらけじめをつけるつもりはサラサラなさそうです。野党共闘とか叫んで、日本共産党との協力まで取り付け、まだまだモリカケで反安倍が続くようです。

逆に国民の私達は、忘れてはいけません。忘却こそが彼らを利するのです。

 

次からは、この民主党政権が日本にもたらした変化を追っていきたいと思います。

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