民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■あの政権交代の過ちをくりかえしてはいけません。

いま、日本の政治は安倍政権で安定しています。特に外交面での日本の存在感は格段に向上しました。安倍総理の長期政権には、それなりの理由と成果があるのです。

しかし実際の国会を見てみると、安倍政権が長期化するもう一つの理由があります。野党があまりにもだらしないことです。

来る日も来る日もモリカケモリカケ。あれも反対、これも反対。強行採決阻止。挙句の果ては国会17連休。自分たちのお気に召さないことには拗ねて反発するだけ。何ら前向きに生産的なことを行っているようにしか見えないのです。

この原因は、マスコミが野党を甘やかして、野党はそれに乗じて与党と社会に甘えている体質を変えられないからです。野党は少数だから与党を阻止するためなら何をやっても許される。「少数意見を無視するのは民主主義に対する冒とくだ」的な論理で安倍政権を貶めようとマスコミと一緒になって印象操作をしているのです。民主主義を説くなら、選挙で選ばれた議員の数が全てなのですが・・・。

 

2009年晩夏、あの悪夢の政権交代が起こりました。衆議院選挙において民主党が大勝したのです。鳩山内閣が誕生し、小沢幹事長がその剛腕ぶりを発揮しました。しかし民主党政権の横暴と無能ぶりは、日本を崩壊寸前まで追い込んでいきます。

絵に描いただけのマニフェスト事業仕分け辺野古移設の迷走、八ッ場ダム、赤松口蹄疫、続く円高、そして東日本大震災の対応・・・。

日本を日本人を嫌いな人たちが集まる政党に政権を任せてしまった3年3か月でした。

私は、そう捉えています。そして、これは日本にとって国を脅かす災厄だったと・・・。

幸いにも民主党政権は3年3か月で終了し、第2次安倍政権が誕生しました。アベノミクスは賛否両論あるようですが、確実に経済が活性化しています。日本が元気になりました。世界における日本の存在感も大きく増しました。大きな災害は発生しますが、アタフタもせず着々と復興への道のりを歩んでいます。日常が普通に平和に流れていっているのです。この安定感こそが政治のあるべき姿なのだと実感しています。

しかし安倍政権は長期化していますが、いつかは終わります。ポスト安倍は誰になるのか?この安定状態を保てるのか?そこは未知数です。自民党にも頑張ってもらわなければいけませんが、国民も見る目を養う必要があります。

野党がこのままの体たらくを続けていると、自民党に慢心が生じ、権力争いに重きを置くようになり、昔の自民党へと戻っていきかねません。強い政権を維持するには、しっかりとした野党の存在が必要なのです。

安倍政権が無双なのは、第1次安倍政権の挫折に加え、民主党政権下での野党の経験と目の当たりにした大失政を糧にしているからです。安定した安倍政権下でヌクヌクとしてしまったポスト安倍は、ちょっと危なっかしいのです。だからこそ野党にしっかりして欲しいのですが・・・。立憲民主党も、国民民主党も、自由党もあいもかわらずただただ反対しているだけの政党から抜け出ていません。

大阪維新の会は、大阪都構想実現を優先する地域政党日本維新の会がしっかりとした軸を打ち出して国政での存在感を増して欲しいのですが・・・。

 

悪夢の民主党政権が崩壊してから7年が立った2019年、夏には衆参同時選挙も噂されています。危険なのは、忘れっぽい国民があの民主党政権の悪政記憶が薄れ、マスコミに乗せられて、安定している安倍政権に飽きたとして投票行動に移ることです。

それを狙ってか、ほとぼりがさめたかのように立憲民主党の党首・枝野氏は政権交代を訴えるようになりました。2018年9月の朝日新聞です。

枝野氏「政権交代、簡単ではないが絶望的ではない」 2018年9月2日
枝野幸男立憲民主党代表(発言録)

(野党で政権交代を目指すことを問われ)参院の1人区や総選挙は、意見が違っても(候補者を)一本化するのはおかしくない。(誰を)出すのかを地域で決め、一騎打ち構造に持っていくのは、徹底してやりたい。

ただ、考え方が違って同じ政権を組む時に、誰かが妥協しなければ組めません。原発を再稼働させるかで一致できないで政権を取ったら、半年で崩壊する。主要な争点について一致することが前提です。

それでも、政権構想は可能だ。自公は圧倒的に強いが、(得票数を投票総数で割った)相対得票率は30%。今、投票に行っていない人の5人に1人が、立憲民主党と書いていただければ、政権交代できます。簡単なことではありませんが絶望的なことではない。

投票に行かずに、白けている、諦めている人に明確なメッセージを発信して、投票所に足を運んでいただければ政権交代は可能だ。(2日、大分県別府市の集会で)

 https://www.asahi.com/articles/ASL9264GXL92UTFK008.html(朝日)

 

忘れてはいけません。過ちはくりかえしてはいけないのです。

 

だから、あの民主党政権の3年3か月を一つのまとまりとして残しておこうと、このブログをはじめました。

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