民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇「俺が、俺が」全員フォワードのサッカーチーム

「国民のみなさん見てください。俺ってこんなに国会で仕事してます。安倍総理もタジタジです。」

野党の議員にとって一番大事なことは、個人個人の「私はこんなに仕事しています。」とアピールすることだと感じています。それは、国会中継でのカメラ映りであり、安倍総理に向かって大声を張り上げ全身を使ってのパフォーマンスなのです。「モリカケ」問題は、安倍総理を攻撃するのに格好のネタなんですね。政策で真面目な論争をすると、自らの襤褸がでてしまうからできない。安倍総理に上から目線で追及できる「モリカケ」問題がやめられないのには、こういう理由もあるのではないでしょうか?
その根元にあるのは、現在の野党が「選挙に落ちたくない」からできた政党だということです。■野党の行方 ◇「選挙に落ちたくない」からできた党 - 民主党政権3年3か月の研究

「選挙に落ちたくない」から「自分が」「自分が」という気持ちが自然と強くなってしまうのです。当然、党としてのまとまり、野党の連携もなくなっていきます。
森友学園問題での財務省・佐川氏の国会証人喚問でも、野党の各議員が「俺が決めてやる」の気持ちが強すぎて、どの質問者も同じような質問を繰り返すばかりでした。当然、佐川氏からも、同じような答弁しか得られません。チームで連携して、本音や矛盾を徐々に引き出していくということができないのです。
サッカーで言うと11トップ。全員がフォワードになってシュートを決めたがって、1点も取れない状況です。でも彼らにはそれでいいのです。カッコよくシュートを蹴っている「自分」がカメラで捉えられ全国に放送されれば・・・。
では、ガラガラのゴールは誰が守っているのでしょう?元々「自分の当選」以外守るものを持たない方達なので、党としての失点などあまり気にしていないようですが、失点してもなぜかマスコミが擁護して「報道しない自由」を行使するので、本当の姿が国民に届いていないのです。

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エッ、画像には12人のフォワードがいる?
関係ありません。野党にはルールも何もないのです。18連休とろうが何をしようが、マスコミが味方して、与党が甘やかしている限り、ルールなんてものは野党に存在しないのです。いえいえ、実際には様々なルール存在しています。ただ、野党が甘えているからだけなのです。「少数野党の意見も大事にしないとね。そうだろ?」と与党とマスコミと国民に甘えているのです。支持率アンダー5%の政党たちが寄り集まって、甘えて増長して大きな顔をしているのです。

11人のフォワードと同じようなたとえ話をしている記事をみつけました。PHPオンライン衆知から抜粋します。

「統計王子」・小川淳也衆議院議員が語る! 民主党政権が失敗した3つの理由

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民主党政権への失望でしょうね。民主党政権ができた時は、投票率は70%、今は50%程度。約2000万人が政治に興味を失い、遠ざかってしまったことになります。私はイギリスで仕事をしていた時期がありますが、民主主義議会政治発祥の地イギリスには、こういう格言があります。『政権は野党が奪うものではない。与党が失うものだ』。まさに民主党が政権を取った時も失った時もその通りで、与党が落第、失格の烙印を押されたんですね。だから民主党政権に期待してくれた方々に対し、あの失敗、反省をきちんと総括すべき。それを抜きに何を言っても、遠ざかった2000万人は帰って来ないと思います」

「一言で言うと、政治主導をはき違えた結果、実務能力が低い政権だった。私は昔野球少年だったんですが、政権交代と野球の攻守交代ってよく似ていると思っていて。与党は守備につき、野党は打席に立つ。民主党は、政権交代して守備についたのに、守備位置で全員がバットを振っていたんですよ(笑)。国家を統治するという仕事と、政権を批判するという仕事の違いすら、明確にわかりかねていたきらいがあったと私は思います。

具体的な失敗点は三つ。一つ目は普天間尖閣を巡って、外交関係が稚拙だった。二つ目は行革と天下りの禁止、事業仕分けで財源が16兆円出てくるから、あらゆる公約は増税なしで実現すると言っていたのに、ほとんど財源は出ず。公約の実現力において、甚だ不十分でした。最後は消費増税。消費税は上げないと言ってできた政権だったのに、財源がないとなり、消費増税に踏み切った。政治と国民との信頼関係を根底から傷つける約束違反ですよね。この点に関して真摯に総括し、謝罪すべきだと私は今でも思っています」

https://shuchi.php.co.jp/article/6238?p=0PHPオンライン衆知)

小川氏は、民主党政権時に総務大臣政務官などを務め、先の衆議院選挙において「踏み絵」を踏んで署名をして希望の党から出馬、小選挙区で落選、比例で復活当選しながら、小池代表を真っ先に批判し、立憲民主党に逃げた卑怯な議員ですね。「統計王子」などと名前をつけられて悦に入って、笑っている場合じゃありません。
「真摯に総括し、謝罪すべきだと私は今でも思っています」思っているなら、自分からアクション起こしてみてください。
小川氏も含め野党のみなさんは結局口だけ、今でもバットをブンブン振り回しているだけなのです。

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