民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇野党雑感。地域政党への期待

前の記事で提示した民主党政権以降の野党相関図と最近2019年4月の政党支持率時事通信)。これを見て気が付いた雑感を記していきます。

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大阪維新の会の躍進
2010年4月、プチ新党ブーム的に多くの政党が誕生しています。大阪府知事橋下徹氏の「大阪維新の会」、名古屋市河村たかし氏の「減税日本」、元杉並区長山田宏氏の「日本創新党」、衆議院議員平沼赳夫氏の「たちあがれ日本」が生まれました。民主党政権ができて半年、メッキがはがれて「ダメだこりゃ」的な空気が政界にあったのかもしれません。また、地域政党という新しいカタチが生まれた時でもあります。

その中で、最もうまく行っているのは「大阪維新の会」でしょう。橋下徹氏の人気で風に乗った感じでしたが、2019年の統一地方選W選挙では府知事、市長ともに当選、衆議院補欠選挙でも圧勝という結果をおさめています。なぜ、大阪で「大阪維新の会」は強いのか?。答えは、簡単でした。「大阪維新の会」は「大阪都構想」の実現のため、大阪のことだけを常に考えて政治活動をしているからです。ブレてません。ブレないから強い。ただそれだけなのです。

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大阪都構想」は、確かに一度目の住民投票はダメでした。でもあきらめず「大阪のためや」と常にチャレンジする姿勢が、なにわの有権者に響いているのです。橋下氏、松井氏、吉村氏が府知事、市長を務めた日々の目に見える実績がともなっています。大阪市交通局の民営化で、売店が変わった、トイレがきれいになった・・・、府民、市民の目に見える形での成果があるので、何をやっているのかわからない大阪の自民党などが太刀打ちできないのです。

2016年9月衆議院議員小池百合子氏が立ち上げた「都民ファーストの会」がダメだったのは、都政での実績が伴わないうちに勢いで国政に色気を出したことでしょう。都知事選、都議会選と破竹の勢いのまま国政も一気にとの思いがあったのでしょうが、結果的にはどっちつかずに終わります。都政において「築地市場」のゴタゴタ、「待機児童ゼロ」「電柱ゼロ」「満員電車ゼロ」の公約実現に向けての小池氏のリーダーシップ不足、能力不足が露呈して都政は滅茶苦茶になってしまっています。そこが大阪維新の会との大きな差です。地域政党はしっかり地域で実績を積み重ねないと国政でのプレゼンスを発揮できないのです。橋下氏も早期に「日本の維新の会」で国政に挑戦、苦労と試行錯誤を重ねているので、そんなことは重々承知のことでしょう。
大阪維新の会」は、2019年、府知事・市長W選挙に勝利、「大阪都構想」実現へ一歩を進めています。国政では足立康史議員が立憲民主党辻元清美氏などに対して国会において鋭い突っ込みをしてネトウヨに人気もあります。

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本気で「大阪維新の会」の実績を国政で活かすのなら、「日本維新の会」にしっかりとした代表を置くべきだと思います(現状は松井一郎氏と片山虎之助氏の共同代表)、松井氏は「大阪都構想」に専念してもらい、国政に軸が必要です。二足の草鞋がうまく行かないのは小池百合子氏が証明しています。橋下氏の中では、都構想優先の青写真があるのかもしれませんが、野党がこれだけ支持率が下がっている今は、野党第一党を狙えるチャンスだと思います。
それでも、大阪維新の会は、地域政党のお手本となりました。もう少し小さい都市で地域政党が活躍して、その成果を糧に国政へ・・・みたいな動きを今後期待したいなと感じます。

②国民民主党の玉木代表に望むこと

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その意味で、国民民主党玉木雄一郎氏に望みたいのは、国民民主党を解散して民主党時代の政党交付金を国庫に返還。悪夢の民主党のケジメをきっちりつけたうえで、四国・香川の地域政党から出直す。私は個人的に香川に友人が多く一緒に呑む機会もあるのですが、玉木氏の評判がいいんですよ。だから、これくらい潔くできれば、見直すのですが・・・。小沢一郎氏と合併しているようじゃ無理ですね。

NHKから国民を守る会について
少し余談になりますが、2019年統一地方選挙では「NHKから国民を守る会」が全国で躍進しました。我が町の市議にも当選されています。その理由は、大阪維新の会と少し似ているのかもしれません。目的がはっきりしていることです。市議選、区議選などでは「地域の未来のために」「福祉の充実を」「子どもたちが安心して暮らせる社会を」など、どの候補でも同じようなことしか訴えていないのです。その中で「おやっ?」と思わせる差別化ができたことが躍進の原動力でしょう。

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ただ彼らが市議や区議になったところで、実際にNHKに対して何ができるか?が明確でなく、今後成果が上がらなければ、次はないと見るのが妥当でしょう。ただNHKの存在意義に対する全国への問題提起になって点は、高く評価したいと思います。

④保守的野党は定着しない?
この図を見ていると、平沼赳夫氏の「たちあがれ日本」、石原慎太郎氏の「太陽の党」、「次世代の党」、中山恭子氏の「日本のこころ」など、全てうまくいっていません。松沢成文氏が代表になった「希望の党」が保守的野党として細々と残っているだけです。

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野党は、リベラルで政府と敵対関係にあると誰が決めたのでしょうね。マスコミがそういう形をとりたがっていて、そう誘導するのも大きいと思いますが・・・。
国会議員の目的は「日本をどうやってよくしていくのか?」です。そのために議論を戦わせるのです。時には激しい論戦になり、敵対関係になることもあるでしょう。しかし、いまの野党の目的が「現政府を倒すこと」に終始し、「何でも反対」「与党の揚げ足取り」「総理の失言を引き出す」ことに躍起になっている現状をみるとやりきれない気持ちになってくるのです。
その意味でも「日本維新の会」の今後の国政への取り組みには、注目していきたいと思います。

⑤縮む社民党
次の選挙で政党要件の国会議員5名を切るのではないか?と毎回期待されているのですが、図太く生き残っているのが社民党です。そのためにテレビ討論に泡沫政党のくせに大きな顔で出演しているのが癪にさわっているのです。

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それにしても、社民党代表・辻元清美氏の姿を見たかった。土井たか子福島瑞穂辻元清美。これは社民党のお約束だと信じていたのに・・・。社民党だった辻元氏は民主党政権との連立政権における国交副大臣の座に味をしめて、連立解消後社民党を離党、民主党に舞い戻ってしまったのです。
◇権力のが忘れられない椅子? - 民主党政権3年3か月の研究
現在は、立憲民主党国対委員長で言いたい放題の日々です。最近、土井たか子氏に顔が似てきたように思います。社民党党首。辻元清美・・・かえすがえすも残念。

⑥志位委員長は勤続20年

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日本共産党志位和夫委員長は、1999年からずっとその職を務めています。今年は20年目に突入。よほど人材不足なんでしょうね。呑み屋で一緒になるおじいちゃんは、新聞あかはた配っている。呑み屋のおかみさんが、日曜版とらされて迷惑と言っていました。でも最近見なくなりました。党員が高齢化しているのかもしれません。

モリカケ3年、安倍6年、志位の独裁18年。

ネットで流行ったフレーズです。安倍一強と日本共産党は批判しますが、志位氏の独裁は20年。選挙で負けても責任を取りません。
まじで一度、組織を根本的に見直した方がよさそうです。無理でしょうけどね・・・。

⑦「選挙に落ちたくない」嗅覚に鋭い政界野党の渡り鳥 2019年6月15日追記

うーんある意味すごい議員がいました。今井雅人衆議院議員希望の党比例)です。

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銀行員などを経て、政権交代を起こしたあの2009年の衆議院選挙に「民主党」から岐阜4区で出馬、小選挙区で敗れたものの比例で復活当選です。
政権末期の2012年9月に「日本維新の会」に移籍、その際に「民主党」から「除名処分」されています。その後の衆議院選挙でも岐阜4区で小選挙区で敗れ、「日本維新の会」の比例復活です。2014年の衆議院選挙では「維新の党」で比例復活。その後合併により「民進党」に移籍、2017年の衆議院選挙では「踏み絵」を踏んで「希望の党」から出馬、またも小選挙区敗退、比例復活です。そして「国民民主党」に移籍するも離党を表明、「除籍」になります。そして次期衆議院選挙では、岐阜4区から「立憲民主党」として立候補予定となっているのです。ややこしいので図にしました。

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いやいや、ここまで4回連続、小選挙区で落選「比例復活」です。その度に政党をかえています。除名や除籍処分をくらってまでも、比例で当選できる政党に移り渡っているのです。「この党にいたら、次は落選する」この嗅覚が異常に鋭いのでしょう。
政界野党の渡り鳥と名付けるか?ミスター比例復活と名付けるか?なやましいところです。
今井氏が注目されたのは、このツイッターです。

ただただ反対反対、文句言うだけのスタンスは、民主党政権から引き継ぐ野党そのもの。しかし、この保身の嗅覚は特筆です。次の選挙、「岐阜4区」が楽しみです。

f:id:hate_88moshi:20190615193438p:plain2017年衆院選の結果

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