「子ども手当には子どもを育てる負担を和らげるという理念がある。(そう言うのなら)民主党を支援してもらわなくても良い」

こう声を荒げたのは、一川保夫氏(参・石川県選挙区)、当時石川県の民主党県連代表。マニフェストについての国民からの本音の批判に接して、つい反応してしまったようです。民主党の議員には、根本的に謙虚さが足りないんです。いつだって上から目線。国会でも国民にでも。安倍総理に対峙する時は、いつだって敵対目線だし。
それは「日本をよくしていく」という共通の立ち位置にいないからです。「何とか安倍総理から一本とって手柄を立てよう。」「次の選挙で落ちないように、ここで目立っておかなきゃ・・・」そんな思いで議員をやっているから、態度に出てしまうのです。
「日本をよくするために」「国民が安全にくらせるように」。日本の政治家だったら基本なんですけどね。支持率があがらないわけは、こんな簡単なところにあるのです。記事は読売新聞です。
民主党県代表が激高 嫌なら「支援しなくて結構」 2010年4月24日
民主党国会議員が、有権者と意見交換するタウンミーティングが24日、小松市林町のこまつドームで開かれた。同党県連代表の一川保夫参院議員と田中美絵子衆院議員の2人がホストを務めたが、約200人の出席者からは、迷走する同党の政権運営や政策への批判が相次いで寄せられ、一川代表が「支援してもらわなくても良い」と声を荒らげる一幕もあった。
冒頭、一川代表は「マニフェスト(政権公約)は基幹はいいが、細部を見直すべきという声もあり、皆さんの意見を伺いたい」と述べ、有権者に意見を求めた。これに対し、加賀市内の男性は、「子ども手当にはビジョンがない。選挙目当てで将来の子どもにつけをまわすだけだ」と批判した。
寝たきりの次男(17)を自宅で介護する加賀市の三ツ出小百合さんは、「子ども手当が出来ることで配偶者控除がなくなり、生活が大変になる」と制度への不安を語り、「働きたいけど、(介護で)働けない人の支援も考えてほしい」と涙ながらに訴えた。
高速道路の料金改定を巡っては、「決めたことを変えるということを繰り返していたら国民は離れる」との不満も漏れた。
子ども手当を痛烈に批判された一川代表は、「子ども手当には子どもを育てる負担を和らげるという理念がある。(そう言うのなら)民主党を支援してもらわなくても良い」と声を荒らげ、一時、会場の空気が凍り付く場面も。だが、最後は冷静さを取り戻し、「自民党は、自分中心の人物ばかりで国民のことを考えていない。民主党が責任を持って皆さんの期待に応えたい」と有権者に理解を求めた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20100424-OYT8T01015.htm(読売・リンク切れ)