柳田法務大臣の法務素人発言についで、一川保夫氏(参・石川県選挙区)が「私は素人」発言をしています。
思い返せば鳩山氏が政権交代の冒頭で「いろんな試行錯誤の中で失敗することもあろうかと思います。是非、国民の皆様にも御寛容を願いたいと思っております。何せまだ、ある意味での未知との遭遇で、経験のない世界に飛び込んでまいります。」と「経験がないから、失敗しても許してチョーだい。」と就任前から言い訳していたのと同じ構図ですね。「素人だから、大目に見てね。」とあらかじめ予防線を張るわけです。
一川氏の場合は、「素人だからこそ本当のシビリアンコントロールができる」と豪語したわけです。ちょっとたちが悪いですね。一川氏はよっぽど自分自身に自信がなかったので、その裏返しの強がり発言の感じがします。
民主党はよっぽど人材に困っていた。そのことがよくわかります。朝日新聞の記事を抜粋します。
一川防衛相「素人だから文民統制」 2011年9月3日
一川保夫防衛相は2日、正式に就任する直前に一部の記者に対して「私は安全保障の素人だが、それが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と述べ、朝日新聞の取材にもそう発言したと認めた。これに対し自民党の石破茂政調会長(元防衛相)は「閣僚解任に値する。任命した野田佳彦総理の見識も問われる」と批判。国会などで追及する考えを示した。
文民統制は本来、国民から選ばれた政治家が軍隊を統制するという考え方。一川氏は朝日新聞に「私は軍事の専門家ではないし、銃器を扱ったこともない。国民目線で判断しながら、国民に防衛政策や安全保障を理解してもらったうえで政策を推進しなければいけない、という気持ちで言った」と説明した。
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201109020811.html(朝日)
また、一川氏のブータン国王を招いての宮中晩さん会を欠席した非礼も忘れてはいけません。