民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇ミスター検討中

ミスター年金」で有名な長妻昭厚生労働大臣ですが、「ミスター検討中」というニックネームもありました。

長妻は就任当初から、山積する懸案の多くについて記者会見で対処方針を聞かれても「検討中」としばしば答えたため、ミスター年金の異名をもじって「ミスター検討中」とメディアやネットで揶揄された。

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 調べてみると、就任後1か月半の記者会見でこんなやり取りがありました。厚生労働省の大臣の記者会見概要のページから抜粋です。厚生労働大臣 過去の会見概要 |厚生労働省

H21.10.27(火)10:45 ~ 11:18 省内会見室

記者:「ミスター検討中」というニックネームが最近広まっておりますが、どう感じてますか。

大臣:これも官僚の方が一部言われていることを聞いておりますが、やはり、すぐに結論が出せるものもありますが、じっくりと制度の改革などを考えなければならないこともあります。そういう意味では、その都度判断出来るものは即答しますが、じっくり考えて、つまり、制度というのは2、3年で終わってしまうものではありません。同じ制度が、一回新しい制度を変えたのであれば少なくとも数十年以上続くべきものだと考えておりますので、拙速に判断をして、進めて、結局はまた見直しするという失敗は許されないと思っております。特に社会保障の分野ではそういう意識を持っておりますので、そういう意味ではきちんと議論をして、それを多くの方の意見を聞いて、段階を踏む必要があると思っておりますので、そういうテーマによっては慎重な言い回しになると御理解いただければと思います。

  就任後わずかの期間で、こんなニックネームがつけられるとは、よほどのことがあったのでしょう。気になったので、就任後から上記10月27日までの記者会見において、長妻大臣が「検討(中)」という言葉を何回使ったのかを調べてみました。

9月 10月
17日 18日 25日 29日 1日 6日 9日 13日 16日 20日 26日
0 0 8 3 7 22 11 7 3 7 1

なんと10月6日には、22回を数えています。(記者が言った「検討」は含みません。大臣の発言のみです。)10月半ばから、その数が減っているのは、噂を意識しているのでしょうね。その10月6日の記者会見の例です。一つの質問で4回「検討」を使っています。

記者:臨時国会の提出法案の検討も進んでいると思うのですが、現時点での検討状況と、その中に子ども手当の法案の取扱いですが、臨時国会は見送りということでいいのかお聞かせください。

大臣:今日も、いろいろな意見が、閣議の前の立ち話を含めて閣僚の間で出ましたが、基本的にはまだ正式には決まっておりません。子ども手当につきましては我々も厚生労働省の中で検討をして、あるいはこれまで我々の民主党の政策との整合性なども検討しておりますが、通常国会に提出をして成立するということであっても、今の手当の支給方式というのは年に3回、4ヶ月ごとに、支給をしております。そういうスキームに乗るということ。6月支給で過去4ヶ月分が支給ということになりますので、物理的に検討させます。これはもちろん地方の御協力も不可欠で、当然財政当局の御協力も不可欠ですが、通常国会で御議論をいただいても、6月支給で4月分からのお支払いというのは、間に合うと報告も受けております。ただ、これは臨時国会か、通常国会というのはまだ決まっておりませんが、そういう検討を進めているということです。

こんな感じで22回も「検討」の言葉を使えば、「ミスター検討中」も頷けます。

長妻氏には、もう一つニックネームがあります。「ミスターお荷物」です。

2009年10月5日、緊急雇用対策に関する指針について取材しようと内閣府の会議室前で待機していたぶら下がりの記者たちを避けるため、貨物用エレベーターに乗り込んで、地下から逃げるように立ち去ったと、週刊文春に報道された。(WIkipedia

ミスター年金」とマスコミがもてはやす長妻氏の印象と、実際の政治能力の乖離が大きすぎると感じます。マスコミのつくった虚像の裏にに隠された、無能な議員。これこそが、民主党政権の正体なのです。

そして、それは現野党にもしっかり継承されているのです。

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