民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇天皇陛下のご入退場時に不起立「東日本大震災一周年追悼式」

f:id:hate_88moshi:20190222150545p:plainf:id:hate_88moshi:20190222150620p:plain
2012年3月11日国立劇場で開かれた「東日本大震災一周年追悼式」において、天皇陛下のご入退場時に「着席しているように」という場内アナウンスが流れました。陛下をお迎えするにあたって起立しないのは失礼にあたりますし、国のトップに敬意を表さないのは世界の常識に反します。この件について高市早苗氏が質問主意書を提出しています。答弁書とともにご覧下さい。

政府主催行事に於ける天皇皇后両陛下の御臨席に際しての礼儀作法等に関する質問主意書

提出者  高市早苗  (2012年3月12日提出)

・・・(略)

一 東日本大震災一周年追悼式」に於いて、天皇皇后両陛下の御送迎や御言葉拝聴の際に、参列者に着席を求めた理由は何か。具体的に回答されたい。

二 「東日本大震災一周年追悼式」の実行委員長は野田佳彦内閣総理大臣だったが、野田総理大臣は、政府主催行事に於いて、天皇皇后両陛下の御送迎や御言葉拝聴の際に、参列者が起立をして敬意を表することは好ましくないと考えているのか。

三 前問につき、仮に野田総理大臣が「政府主催行事については、起立をすることは好ましくない」と考えているのであれば、終始起立している国会開会式との事情の違いは何だと考えるのか。

四 「東日本大震災一周年追悼式」に於いて、「天皇皇后両陛下の御送迎や御言葉拝聴の際には、参列者を着席させること」を最終的に決定した者の職名を伺う。

-----------------

・・・(略)

衆議院議員高市早苗君提出政府主催行事に於ける天皇皇后両陛下の御臨席に際しての礼儀作法等に関する質問に対する答弁書 (2012年3月21日受領)

一から四までについて

 政府主催等により実施する式典における天皇皇后両陛下の御臨席等の際の参列者の所作については、式典の趣旨や参列者、これまでの前例等を総合的に勘案して適切に決定しており、客席の参列者を着席とするものが比較的多いが、起立とするものもあるところである。

 もとより、野田内閣としては、日本国憲法の定める象徴天皇の制度の下、天皇皇后両陛下に尊崇の念を持って対応しており、平成二十四年三月十一日に国立劇場において実施した東日本大震災一周年追悼式における天皇皇后両陛下の御臨席等の際の参列者の所作については、内閣府宮内庁とも十分に協議を行った上で、参列者を着席とすることとしたものである。

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a180132.htm衆議院

 意図的であったのは間違いないでしょう。「内閣府宮内庁と十分協議を行った」とするのも信用できません。自民党の世耕氏が国会で追及しています。国会議事録からです。

2012年3月12日 参議院予算委員会
世耕弘成 自由民主党世耕弘成でございます。
 昨日は、私も東日本大震災一周年追悼式典に出席をさせていただきました。大手術の後のお体を押して御出席いただいて、そして非常に心のこもったお言葉を述べられた天皇陛下のお姿に大変感動いたしましたし、また、御遺族三名の方の御挨拶にも非常に心を打たれるものがありました。
 しかし、その中で、私、二点ほどあれっと思ったことがありますので、総理、実行委員長でいらっしゃいましたんで事実関係を是非教えていただきたい。
 まず一つは、天皇陛下が御入場になるとき、御退場になるとき、これ普通、ああいう式典ではどこの国でも大統領や国王が出たり入ったりされるときには全員起立して迎えるものですが、場内アナウンスが流れて、着席したままにしてくださいと言われた。言われたから私もそうしていましたけれども、非常にあの式典としては変な形になったと思いますが、これ、どういう経緯でそういうふうになったんでしょうか。発言する者あり)
国務大臣藤村修君) 正直に申しまして、事務方でずっと詰めてきたものを昨日、直前に私も聞いたところでありました。そういう意味では、私が分からないというのは済まないぞと言われましたが、もうそれはおわびするしかないんで、分かりません。
世耕弘成 非常に重要なところを事務方に任せきりだというところ、ここにまさに皆さん方の政権の国家観が出ている。世界に恥ずかしいですよ。大統領や国王が入ってきたとき、日本でいえば天皇陛下が入ってきたときは立って迎えるのが常識だと思います。これ、非常に昨日の式典で残念なことだった。

12日の国会では「わかりません」でしたが、21日の答弁書では「内閣府宮内庁と十分協議を行った」そうです。ノラリクラリごまかしているのでしょう。

サヨクは、こういう小さなことでも既成事実・前例とすることを常に狙っているのです。一度着席で通せば、次からそれをならって着席でいいでしょうという空気をつくりだそうとしているのです。厳しく追及せねばなりません。そして日常において油断してはならないのです。

また、この式典においては、世界最多の200億円の義援金を拠出してくれた台湾代表を、2階席に座らせ、指名献花にも参加させないという非礼もあったことを記しておきます。

詳しくはこちら→◇台湾救助隊への非礼 - 民主党政権3年3か月の研究

次へ→     目次へ→