民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇台湾救助隊への非礼

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民主党政権は、この震災の非常時の最中でも媚中ぶりを発揮し、台湾の救援隊に失礼なことをします。この期におよんでまで中国に気を使うなんて、なんと忠実なポチと化した政権なんでしょう。朝日新聞です。

台湾の救援隊、2日待たされ到着 日本、中国側に配慮か 2011年3月14

 【台北村上太輝夫】台湾の救援隊が14日、羽田空港に到着した。11日の地震発生直後にすでに隊員派遣の用意を表明しながら、丸二日も待機を強いられた。台湾側は「中国要因でしょう」(外交関係者)と受け止めている。

 日本側はいったん救援隊を受け入れると返答したが、その後「現場が混乱している」として、待つよう要請した。だが、その間に各国から救援隊が入り、台湾メディアから「なぜ入れないのか」と疑問が出始めていた。

 日本政府は1972年に台湾と断交、「台湾は中国の一部」とする中国の立場に配慮しており、台湾隊をいち早く受け入れることをためらったとみられる。

 13日に中国の救援隊が現地入りし、同日夜にやっと台湾隊受け入れが決まった。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103140399.html(朝日)

 こうして民主党政権は、韓国が一番乗り、中国が二番手と発表するのです。これについて李登輝台湾総統が、雑誌『Voice』で残念そうに語っています。話がなかなかまとまらないので、救助隊を自力で被災地に向かわせたのです。それをも外務省が妨害しています。BLOGOSからです。

台湾が感動した安倍総理の友人発言―李登輝・元台湾総統が語る東アジアの未来(2
月刊誌『Voice』 2013年05月02日

 しかし、先の東日本大震災ではその約束が果たせなかった。震災発生直後、日本の対台湾窓口である交流協会を通じてすぐに救助隊の派遣を申し出たのだが、なかなか話がまとまらない。時間を無駄にはしたくないと考えたわれわれは、やむなく山梨県甲府市NPO非営利団体)と話をつけて、救助隊を自力で被災地に向かわせることにした。

 台湾からの救助隊の第一陣が成田空港に到着したのは3月13日。すでに中国や韓国の救助隊は到着していた。さらに日本に到着してからも、「台湾の救助隊を迎え入れる準備ができない」と外務省にいわれてしまう始末であった。

http://blogos.com/article/61441/(Blogos)

本当に腹が立ちます。さらに民主政権は、追い打ちをかけるように失礼な行為をするのです。震災一周年の追悼式で台湾代表を国ではなく一般団体と同様の扱いにし、指名献花からも外しています。世界で一番多く200億円の義援金を送ってくれているのに・・・。

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野田総理は謝っていますが、心の中では舌を出しているはずです。このどうじょうが!

産経新聞です。

追悼式で台湾冷遇、指名献花から除外 首相が陳謝 2012.3.12 21:03

 政府が11日に主催した東日本大震災の一周年追悼式典で、台湾代表として出席した台北駐日経済文化代表処の羅坤燦(らこんさん)副代表が指名献花から外されるなど冷遇されたことが分かった。12日の参院予算委員会世耕弘成氏(自民)が明らかにした。

 野田佳彦首相は「台湾の皆さまに温かい支援をいただいた。その気持ちを傷つけるようなことがあったら本当に申し訳ない。深く反省したい」と陳謝した。藤村修官房長官は「十分にマネジメントできていなかったことについてはおわびしたい」と述べた。

 世耕氏によると、政府は約160の国と国際機関の代表に会場1階に来賓席を用意したが、羅氏は「民間機関代表」と位置付け、2階の企業関係者などの一般席に案内。指名献花からも外し、羅氏は一般参加者と献花したという。

 世耕氏は「台湾の友情に応えるべきではないか。一人の日本人として台湾の皆さまにおわびしたい」と政府の対応を強く批判した。

 台湾は、大震災の際、世界最大規模の約200億円の義援金を寄せた。政府は昭和47年の日中国交正常化後、台湾を国として承認していないが、代表処は事実上の大使館にあたる。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120312/plc12031221040009-n1.htm(産経・リンク切れ)

少し国会での議事を補足しておきたいと思います。国会議事録です。

2012年3月12日 参議院予算委員会

世耕弘成 これ、誰が台湾をそこへ座らせると判断されたんですか、指名献花させないと判断されたんですか、お答えください。
国務大臣藤村修君) 事務方で全てある意味じゃお膳立てをしたということでありますが、台湾に関する我が国の基本的立場は七二年の共同声明にあるとおりであり、それは何ら変更ないと。非政府間の実務関係者としてのお招きだったように思います。
世耕弘成 一番支援をしてくれた国に対して対応を事務方に任せている。外交上難しい面があるのは私もよく分かりますよ。だけれども、こういうときはそれを超えて台湾の友情にこたえるべきじゃないですか。

 事務方・官僚のせいにしています。しかし中国に忖度した野田内閣が指示したことは間違いないでしょう。これまでの行いからみて、そうとしか思えません。国会で言葉だけで謝っても、既成事実として台湾を除外したことで、中国様は大満足のはずです。

野田どじょうは、憎めない顔していますが、菅総理に負けずとも劣らない腹黒さを持っています。

感謝の新聞広告にも中国への配慮を隠そうともしません。J-CASTニュースです。

菅首相の「謝意」各国の新聞に掲載 100義援金の台湾除いた理由 2011年4月12

・・・(略)

 外務省に聞くと、広告を載せた7紙を選ぶにあたっては「その国の規模や、近隣地域の影響を考えた」という。「広告効果」を最大限高めることをねらったのだろうか。

 中国や韓国といった東アジアの主要紙が選ばれるなか、台湾の新聞は「対象外」となった。日本と台湾は、1972年の日中国交正常化以降、正式な外交関係をもたない。それでも今回の震災で、台湾による日本支援の動きは活発だ。台湾の「駐日大使館」の機能を果たしている「台北駐日経済文化代表処」によると、4月8日までに台湾の民間団体が集めた日本への義援金の合計は約101億1000万円に上っている。12日までには130億円に達したとの報道もある。各国の義援金を見ると、3月末の時点で赤十字を中心に米国は約90億円、韓国は約16億円、中国は約3億4000万円との話もある。どこまで正確な数字かは微妙だが、これを見る限りでは台湾の義援金の額がいかに大きいかが分かる。このことを外務省にぶつけてみたが、「義援金の金額で(首相メッセージの)広告を掲載する新聞を決めたわけではありません」とそっけなかった。

・・・(略)

 だが台湾では、別の形で菅首相からの謝意が届けられたようだ。日本政府の窓口機関として台北に設置されている「交流協会」は4月11日、現地で記者会見を開き、今井正代表が「台湾の皆さまから温かい支援を得て、私たち日本人は団結して、復興に向け全力を尽くします」と述べた。

 さらに台湾政府が運営する「中央放送局」によると、菅首相の「絆」のメッセージが、今井代表から台湾政府トップの馬英九総統に送られたという。同じ内容が交流協会のウェブサイトでも配信されている。

・・・(略)

在 中国大使館のページは違った。「中国には、地震発生直後の3月13日に救援チームを派遣していただいた」「3000万人民元相当の物資、ガソリンやデイーゼルオイル1万トンずつを緊急援助として被災地にお送りくださった」と支援内容を具体的に挙げ、胡錦涛国家主席天皇陛下に、地震の犠牲者に対する哀悼の意を表すメッセージを送ったことにも触れた。

 中国との関係を考えて、感謝のコメントにも「特別の配慮」を見せたのかもしれない。

http://news.livedoor.com/article/detail/5485404/J-CAST

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この広告は、米国の「ウォールストリート・ジャーナル」、「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」、英国の「フィナンシャル・タイムズ」、フランスの「フィガロ」、中国の「人民日報」、韓国の「朝鮮日報、ロシアの「コメルサントコメルサント」6カ国の7紙に掲載されました。しっかり中国と韓国は入っています。

中国、韓国に特別の配慮をしなければいけない何かが民主党政権にはあるのです。間違いないと思います。

国民の一人として台湾への非礼を、台湾のみなさんにお詫びして、あらためて感謝の意を表したいと思います。と思ったら、日本の有志一同で台湾に広告を出していました。ありがとうございます。梅の花は台湾の国花、桜は日本の国花です。

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政権を選ぶということは、文字通り「大事」なのです。一度まかせてみようとかでは済まないことがよくわかります。

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