また中国に対する優遇措置です。民主党政権の中国、韓国への優遇は数え切れません。
2011年12月26日野田総理は、民主党政権の総理としては初めての中国訪問を果たします。その手土産か?中国の国債を100億ドル購入することを合意しています。下記の記事を見ると、中国の国債を買いに行くためだけに行くようです。「買わせてください。」と平身低頭でいくどじょうの姿が思い浮かびます。中国のメディア中国網からです。
中国国債100億ドル購入は野田首相の「手土産」2011-12-26
日本の野田佳彦首相は25日午後、北京に到着し、2日間の公式訪問を開始した。
民主党が09年9月に政権交代して以来首相の訪中は初めて。メディアが報じている、日本の中国国債購入について話し合いを行い、国債購入の具体的な細かい問題を解決する見通し。中国社会科学院世界経済・政治研究所国際投資室の王永中氏は「国際金融報」の記者に、日本の中国国債購入は明らかに次の2点を考慮してのことだとし、第1点は中日間の経済協力推進、第2点は日本の外貨準備高の多元化と準備資産の収益率の向上だと語った。
25日夜に新華社が伝えたところによると、日本当局が中国政府の債券に投資する関連手続きが現在進められているという。中国人民銀行(中央銀行)は、両国の貿易取引で日本円と人民元の使用を促し、人民元・日本円による直接取り引き拡大、人民元と日本円の債券市場の健全な発展を支援するほか、日本企業が東京や他の海外市場で人民元債券を発行したり、日本の国際協力銀行(JBIC)が中国国内で人民元債券を発行するのを支援する方針を明らかにした。
中国国際問題研究所の曲星所長は別の見解として、日本のねらいは債務危機の分散だと指摘。日本の学界では今後、長期的にドル安が続くという意見で一致している。日本の投資家のドルに対する自信が揺らいでいるということだ。日本の外貨準備資産の多元化または過剰なドル投資の回避は早い時期から進められているが、ドルに代わる通貨がないため、日本はなかなか「ドルの落とし穴」から逃れられずにいる。
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2011-12/26/content_24252120.htm(中国網)
なんとなく中国に都合のように書いてある記事なので、日経新聞の記事も載せます。
日中、国債持ち合い 円・人民元利用を拡大 2011/12/26
【北京=高橋哲史】25日、野田佳彦首相と温家宝首相が合意した日本による中国国債の購入は、両国の経済関係が互いの国債を持ち合う新たな段階に入ったことを意味する。ドルへの不信を募らす中国は人民元の国際化を急いでおり、日本が持ちかけた「国債の持ち合い」を好機ととらえた。日本との経済関係の強化を印象づけ、アジアへの関与を強める米国へ対抗したいとの思惑もちらつく。
中国では外国当局が中国国債を買う場合、中国人民銀行(中央銀行)の認可を得る必要がある。会談では日本側が人民銀への認可の申請手続きを始めることで合意。具体的な購入額は明らかにしていないが、最大100億ドル(約7800億円)相当になる見込みだ。
中国は既に外貨準備で日本国債を保有している。2010年末の中国から日本への証券投資残高は10兆5000億円。ほとんどが中国当局による日本国債の購入とされる。欧州債務危機でユーロの先行きが懸念されるなか、中国が日本国債への投資を積極化しているとの観測は絶えない。
https://www.nikkei.com/article/DGXDASFS25016_V21C11A2EE8000/(日経)
この話は日本から持ちかけたようです。景気が良いのなら許せますが、民主党政権になってから、株価は低迷、円高最悪、震災復興がまだまだ・・・。この状態において税金で中国の国債などを勝手に購入されても困るのですけど・・・。どこまでも中国に卑屈な民主党政権です。