菅総理は、2010年12月14日に遺骨収集を目的に硫黄島を訪れています。ネットではパフォーマンスだ、政治利用だとの声が上がりました。そう断言できるのは、この写真です。英霊の遺骨を前にして軍手のまま合掌しているのです。菅総理が、英霊に対して敬意の微塵も持っていないことは明白です。後ろにいる取り巻きの態度も悪いですね。ポケットに手をいれたり、ヘルメットをかぶったままだったり。菅総理のいい加減な気持ちが伝搬しているに違いありません。安倍総理が2013年4月14日に硫黄島を訪れた時の写真と比較してみてください。


菅総理は、この日のことを自慢気に成果としているようですが、遺骨収集がその後何も進まなかったこと、民主党政権では二人の閣僚しか靖国神社に参拝されなかったことを考えると、汚らしいパフォーマンスとしか思いようがありません。
硫黄島には、戦没者約2万2000人のうち半数以上のご遺体がそのまま島に留まっています。そして多くのご遺体が、米軍によって作られた滑走路の下に埋まっているのです。安倍総理は硫黄島訪問時に滑走路にひざまづき土下座されました。
実は、麻生政権の時に滑走路を引きはがして遺骨を回収しようと基礎調査が行われました。菅氏が現地を訪れた際「アメリカ軍がちゃんと遺体を葬ってくれた場所があるから、そこをやればいい」と指示し、この一言で滑走路引きはがしは頓挫します。
菅氏の言う「アメリカ軍がちゃんと葬ってくれた場所」は、「エネミーズ・セメタリー」と呼ばれ、感染症を防ぐ目的で遺体を投げ入れた穴でした。
(参考:「ぼくらの祖国」青山繁晴氏 扶桑社, 2011/12/27)
菅内閣であっさり頓挫した滑走路引きはがしての遺骨収集は、その後安倍政権において復活します。2016年3月24日戦没者遺骨収集推進法が衆議院本会議で全会一致で可決、成立し、4月1日に施行されました。
あの戦争が悪いとか良かったとかではなく、命がけでこの国を守ろうとした方々を蔑ろにすることは許されません。その方々がいらっしゃったから、今の日本があるのですから。それと同じ意味で、日本を内部から破壊しようとしていた(としか思えない)民主党政権の一人一人を国民は忘れてはいけないのです。
ちなみに岡田克也氏が東日本大震災時に福島を訪れた際にゴム手袋のまま現地の方と握手をされています。人間としてダメなのです。民主党のみなさまは。
→◇フルアーマー枝野氏、岡田氏 - 民主党政権3年3か月の研究
追記2019年8月13日)安倍総理が硫黄党の滑走路に降り立った時に、その下に英霊が眠っていることを知り土下座をされた写真をツイッターで見つけました。上記写真と同じく2013年4月14日のことです。
