民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■さよなら、どじょう総理・民主党政権の終幕 

野田総理衆議院を解散したのは、2016年11月16日。

長い長い民主党政権の悪夢のフィナーレを迎える日が来ました。野田総理の最後の挨拶を噛みしめたいと思います。

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その日の記者会見の冒頭発言です。

野田総理冒頭発言】

 本日、衆議院を解散いたしました。

 この解散の理由は、私が政治生命をかけた社会保障と税の一体改革を実現する際に、実現をした暁には、近いうちに国民に信を問うと申し上げました。その約束を果たすためであります。

 政治は、筋を通すときには通さなければならないと思います。そのことによって、初めて国民の政治への信頼を回復することができると判断したからであります。

 予算が国会で通っても、その財源の裏付けがなく執行できない、あるいは身を切る改革は誰もが主張していても、国会議員の定数の1割の削減もままならない。そうした決められない政治が政局を理由に続いてまいりました。その悪弊を解散することによって断ち切りたい、そういう思いもございました。

 私が判断をすることによって、懸案であった解散のための環境整備と言ってきた特例公債法案、一票の格差是正と定数削減、その道を切り開くことができたと考えております

 さて、今回の総選挙の争点を語る前に、少し私が昨年の秋に総理に就任して以来の約440日間を振り返ってみたいと思います。

 一心不乱に国難とも言えるさまざまな課題にぶれずに、逃げずに、真正面から同志の皆さんとともに立ち向かってまいりました。ねじれ国会である中で、動かない政治を動かすために、全身全霊を傾けてまいりました。政治を前へ進めようと思いました。大変険しい山でありましたが、その道を一歩一歩進もうとしました。

 険しい山だった理由はいろいろあります。何よりも、膨大な借金の山、長引くデフレ、いずれも自民党の政権からの負の遺産です。これはとても大きいものがありました。加えて、欧州の債務危機、あるいはさまざまな災害等々の困難もありました。そういう問題を一つ一つ現実的に政策を編み出し、推進をしてきたつもりであります。

 現実感のある解決策を見出して、国民の皆様に安心をしていただけるよう、最善を尽くしてまいりました。しかし、政権交代を通じて成し遂げようとした改革も、そして私の内閣の中で大きな命題としてとり上げた「福島の再生なくして日本の再生なし」と申し上げましたが、震災からの復旧・復興、原発事故との戦い、日本経済の再生、まだ道半ばであります。

 こうしたまだ道半ばのテーマを更に前へ進めていけるのかどうか。そうではなくて、従来の古い政治に戻るのかどうか。これが問われる選挙だと思います。

 かつて郵政選挙のように、ワンポイントのイシューで選挙を戦ったこともありました。今回の総選挙の意義は、2013年以降の日本のかじ取りをどの方向感で進めていくのかということです。前へ進めるのか、政権交代の前に時計の針を戻して古い政治に戻るのか。前へ進むか、後ろに戻るか。これが問われる選挙だと思います。

 前へ進むか、後ろに戻るのか。5つの政策分野でお訴えをさせていただきたいと思います。

(各項目は略)

        第1は、社会保障であります。

        2つ目は、経済政策の軸足をどう置くかという選択であります。

        3つ目は、エネルギー政策のあり方であります。

        4つ目は、外交・安全保障であります。

        さらに5つ目、これは政治改革です。

 私たちは、前へ進むか、後ろに戻るかという政治選択の中で、国民のために、明日の安心をつくるために、明日の責任を果たすために、前へ政治を進めるために、全力で戦い抜き、これからの4年間、この国のかじ取りを民主党が担えるように全力を尽くしていく決意であるということを申し上げさせていただきたいと思います。

 なお、この解散をした後に、政治空白はつくってはなりません。震災からの復旧・復興は引き続き万全を期してまいります。切れ目のない経済対策もしっかり講じてまいります。外交・安全保障政策、危機管理も万全を期してまいりますことを改めて国民の皆様にお訴えをさせていただき、ぜひこの点については御安心をいただきたいと思います。

 私からは以上でございます。

https://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2012/1116kaiken.html(官邸)

あの民主党政権最後の挨拶にしては、心に響かない表面的で言い訳がましい「一生懸命やったんだ。至らぬところがあったけど、ちゃんと成果はあったでしょ!」的な挨拶になりました。正直ものたらないです。もう少しドラマが欲しかった。涙くらい流してほしかったです。中身については、マニフェストの大嘘つきについて触れていないし、個人的には、もっと懺悔の気持ちがあっても良いと思うのですが・・・。

そこは民主党ですね。謝罪や反省したら、きっと死んでしまうのです。

とにもかくにも、これで解散総選挙に突入です。

民主党のポスターです。

解散の決断としかとれないのが悲しいところです。

「今と未来への責任」って、これまで3年3か月の責任はなかったことにしたいのかな?突っ込みどころ満載です。

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