民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■菅おろし劇場の開幕

遅々として進まない東日本大震災の復興。その原因は、無能な内閣にあることは国民も感じはじめていると感じていました。いろいろな組織をつくったのはいいのですが、そのお偉いさんや関連閣僚、専門家が毎日テレビで記者会見するばかりで、現場の様子が一向に進展している実感が持てないのです。
その一方で菅総理は、すでに復興のことは心にあらず、反原発へと喜び勇んで推進しているのです。浜岡原発の停止、G20で1000万戸に太陽光発電宣言、全原発のストレステスト導入、自分のやりたいことにひた進むのです。遅れていくのは復興ばかり。

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マスコミは反原発は大歓迎のはずなのですが、このありさまではでは全面的に菅総理を擁護できず、野党はもちろん、民主党内でも菅おろしの声が起こります。国民をはじめ、与野党、マスコミ誰しもが、その堪忍袋の緒が切れたように見えました。

でも、それが不発に終わります。

その理由は、主に各民主党議員が持っているであろう下記のような感情にあります。

  民主党政権交代したもののマニフェストをほとんど実現できなかった。

  マニフェストが実現できなかったにも関わらず、謝罪もせず無能な政策をさらしてきた。

  東日本大震災でカッコつけるばかりで、復興は一向に進まない。

  以上の理由から民主党のイメージはがた落ち支持率も20%に近づいている。

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  ⑤-a ここで選挙があれば民主党議員、ほとんど落選の憂き目が見えてきている。

  ⑤-b ここで選挙を回避できれば、あと2年議員でいられる、歳費がもらえる。

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               ⑤-a⑤-b、どちらかの選択。落選か?or 議員か?

現在の自分の議員の地位が危うい状況で、復興や国民のことを考えることができなくなっているのです。ここで菅総理のご機嫌を損なえば”衆議院解散=総選挙”、「これだけは避けたい」という民主党員の思いが、菅総理の居座りを許したのです。

まともな政治家なら、菅総理が日本を毀損していることがわかるのですが、この時の民主党の政治家は、自己の議員の地位を優先しました。

菅総理による日本と国民が受ける損失」と「自分の議員の地位・歳費」を天秤にかけたのです。その意味でこの時民主党に属していた人は、誰一人日本の議員としてふさわしくないと私は判断しています。それが保守と言われる方だろうが・・・。

 

とにかく、そんなこんなで「菅おろし劇場」が開幕するのです。

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