民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇海江田経済産業大臣、国会で涙のそのわけ

経済産業大臣の海江田氏が2011年7月29日の衆議院経済産業委員会で涙を見せたことが話題となりました。

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海江田氏は、この数ヶ月の間、菅総理の思いつきに振り回され、梯子を外されっぱなしだったのです。G8サミットでの太陽光1000万戸の大風呂敷、玄海原発再稼働同意後の突然のストレスチェック導入、尋常でない総理の行動に海江田氏の心は破裂寸前だったのでしょう。J-CASTニュースからです。

「泣く大臣」は失格か 海江田経産相「涙のワケ」涙の原因はやっぱり… 2011年8月3

  海江田万里経済産業相が国会で見せた「涙」が話題となっている。同情論もあるが、菅直人首相の伸子夫人が「泣くような人に大臣は任せられない」と発言したと伝えられるなど批判的な声が多く、「泣きっ面に蜂」の状態だ。

 海江田経産相が涙ぐんだのは、2011年7月29日の衆院経済産業委員会でのことだ。自身の進退をめぐる質問に対しあいまいな答弁をした後、席に戻り、再度始まった追及に耳を傾けていたところだった。

「尋常でない状況が続いていますので」

   海江田氏は突然、泣き出しそうな表情となり、左手で両目を6秒ほど覆った。その後見せた表情は、顔が赤くなっており、ときおり鼻をすするような仕草もみせた。「(海江田氏が)号泣した」と報じたテレビ局もある。

   海江田氏は、菅首相による「メンツ潰し」が相次いでおり、両者の対立が深まっている。翌7月30日に記者団から、「(国会の場での涙は)尋常ではない」と指摘された海江田氏は、「尋常でない状況が大分続いていますので」と説明した。

   この「涙」に対し、菅首相の伸子夫人は7月31日、首相公邸であった菅首相菅グループ議員との懇談の際、「泣くような人に大臣は任せられない」と批判したという。時事通信などが報じている。伸子夫人はさらに、菅首相に「あなたが泣いたら別れる」とも「通告」したそうだ。

   「身内」からの批判はこれだけではない。民主党渡部恒三・最高顧問は8月2日、記者団に対し、政治家たるものは他人のことに涙を流すのは良いとしつつ、「見えるところで自分のことで泣いちゃいかん」と、海江田氏をたしなめた。

   当然、野党からも厳しい声が飛ぶ。「(海江田氏は)精神的にかなり折れている。情緒不安定だ」。自民党石破茂政調会長は7月31日、フジテレビ系「新報道2001」でこう批判した。

菅総理のひどい仕打ちで感情の起伏大きく」

   海江田氏が涙ぐんだ場面で質問していたのは、自民党赤沢亮正議員だ。赤沢議員は8月1日、自身のブログで問題の7月29日の質疑について書いている。「追伸」を含むと3500字を超える長文だが、一部を引用すると次のような感じだ。

「今の海江田大臣の精神状態で、原発の安全性についての冷静な判断や国益を守り抜く厳しい交渉態度が取れるとは私にはとても思えません。(中略)国が危ういのです」

「海江田大臣は感情豊かなお人柄で良く知られています。彼が菅総理のひどい仕打ちでさらに感情の起伏が大きくなっていることは容易に想像できます。(中略)1日でも(海江田氏の辞任が)早い方が、国家国民のためであり、彼のためでもあると信じます」

   インターネットのツイッターなどの反応をみると、「自己憐憫の涙」「有事の際の大臣としてはお粗末」と批判的な声が多いようだ。みんなの党小野次郎参院議員もツイッターで、「あの映像を見れば、本人には申し訳ないが、彼には一億国民の安全と健康を預かる国務大臣の資質がないことが分かる」と断じている。

   ほかの「つぶやき」の中には、「男の涙は女の涙より純粋だ」として、海江田氏にエールを送っている人もいる。

・・・(略)

http://news.livedoor.com/article/detail/5758012/J-CAST

 海江田氏にも同情すべき面はありますが、民主党の議員だったら、もう少し堂々としていなければなりません。前原氏くらいの面の皮の厚さが不可欠です。この時点で海江田氏は、まだ修行が足りなかったようですね。

 ちなみに繊細そうに見える海江田氏ですが、ネットで牧場長と呼ばれています。2011年に経営破綻した安愚楽牧場の和牛オーナー商法について、海江田氏が経済評論家時代「元本保証」などと雑誌で広告塔の役目をしていたことについて、投資家から批判され、訴訟にまで及んだからです

この訴訟については、2016年9月東京地裁は原告・投資家30人側の請求を棄却しました。原告側は控訴しました。

https://www.sankei.com/affairs/news/160909/afr1609090020-n1.html(産経)

その後2017年5月に高裁で原告側はまたも敗訴、その後上告棄却で決着しているようです。こちらは涙の牧場長にはならなかったようで・・・。

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