民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇李明博韓国大統領の竹島上陸

2012年8月10日、李明博大統領が調子に乗って、竹島に上陸します。

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野田政権は、韓国にここまで舐められていたのです。日経新聞です。

韓国大統領が竹島上陸 玄葉外相、大使一時帰国を指示 2012/8/10

【ソウル=内山清行】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は10日午後、日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)に到着した。日本政府筋が明らかにした。韓国大統領の竹島訪問は史上初めて。韓国による実効支配をアピールする狙いで、日本政府は武藤正敏駐韓大使の召還を含めて厳しい対応を取る方針。日韓関係は長期的に冷却するのは必至だ。・・・(略)

https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1002H_Q2A810C1000000/(日経)

 しかし野田政権は、早速700億ドルのスワップは維持すると発表します。どこまでお人よしなんでしょうか?ほんとうは、上陸がうれしかったのかもしれません。産経新聞です。

日韓の金融協力は維持 竹島上陸でも、政府方針 2012.8.13

 政府は13日、これまでに韓国と合意した金融協力を変更せず、維持する方針を明らかにした。李明博大統領が島根県竹島に上陸したことで日韓間の緊張が高まっているが、両国経済の相互依存が深まっていることを配慮し、国際的な合意を順守することが関係改善にも重要と判断した。・・・(略)

http://megalodon.jp/2012-0813-1956-15/sankei.jp.msn.com/economy/news/120813/fnc12081318150009-n1.htm(産経・魚拓)

 さらに李大統領は天皇陛下にとんでもない暴言を吐きます。アサヒ芸能です。

「(日本の植民地支配からの)独立運動をして亡くなった方々を訪ねて、心から謝罪するなら来なさい」

 と、これ以上ない高飛車かつ侮辱的な発言をしたのだった。そもそも天皇訪韓計画はまったく存在しない。

 この世紀の大暴言は8月14日、韓国教員大学で李大統領が講演を行った際に出たものだった。天皇陛下に対する謝罪要求だけでも非礼極まる暴挙だが、実は李大統領はもう一つとんでもない言葉を吐き、それが公式発言録から消されていたのである。

李大統領が連日、外交上の慣例を超える強硬発言をしており、その背景に関心が集まっている。(中略)李大統領は天皇がひざまずいて謝らなければならない」という表現を使ったことがわかった。(中略)日本の植民地支配については、忘れることはできず、追及すべきことは追及すべきだ、と声を高めた〉

https://www.asagei.com/excerpt/7724(アサヒ芸能)

本当は、書くのもはばかられるほどの非礼な表現だったことがネットではわかります。ここれは控えます。

情けないのは日本側の対応です。BLOGOS天木直人氏の記事からです。

李明博大統領のたび重なる暴言に沈黙する日本

さすがに8月15日の各紙は批判的に書いている。

朝日新聞でさえ書いている。

竹島問題はもちろんのこと、李明大統領のその後の日本批判も、歴代大統領のレベルをはるかに超えている・・・国家元首としての品格をも失いかねないほどだ」、と。

私が失望したのはこの李明博大統領の発言に対する野田民主党政権の対応である。

玄葉外相はなんと言ったか。

「報道は承知しているが私は(報告を)一切聞いていない」

とだけしか発言しなかった。

野田首相に至っては公邸にひきこもって一言も発していない。

 http://blogos.com/article/44908/(BLOGOS)

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そして野田総理は、李大統領に向け親書を送りますが、突っ返されます。アサヒ芸能からです。

この天皇への非礼に対し、野田佳彦総理(55)は8月17日、李大統領に親書を送った。大統領の竹島上陸や天皇への謝罪要求に抗議すると同時に、竹島の領有権問題を国際司法裁判所に共同提訴する提案が書かれたものである。提訴には双方の合意が必要だからだ。そして23日の衆院予算委員会では、天皇に関する発言について、

「相当、常識から逸脱していて理解に苦しむ。謝罪と撤回をすべきだ」

 と李大統領に逆謝罪を要求し、反撃に出た。ここから泥仕合の様相を濃くしていくことになる。

 韓国は、この野田親書受け取り拒否を決定。政治部デスクが解説する。

「親書の『島根県竹島に上陸』という表現に、李大統領が『それはどこだ。そんなところに行ったことはない』と激高。日本としては韓国名の『独島』などと書くわけにはいかないから当然の表現なんですけどね。さらに韓国は、『受け取る前に日本政府がメディアに発表した』と反発した」

 23日夕方、在日韓国大使館員が、親書が入っていると思われるブリーフケースを持って外務省を訪れたが、「アポなし」だったこともあり、外務省は構内立ち入りを断って正門前で追い返し、親書返却を拒否した。これは玄葉光一郎外相(48)の指示だったという。

https://www.asagei.com/excerpt/7724(アサヒ芸能)

こんな言い方したら申し訳ないのですが、「アサヒ芸能」まで怒りをまじめに記事にぶつけてきています。天皇陛下への非礼への怒りに加えて、野田政権の弱腰に対する怒りです。どこまでも情けない政権です。韓国が増長するのも当然といえば当然です。

野田政権末期に起こった尖閣国有化に伴う中国での暴動、韓国・李明博竹島上陸と暴言、これは政権が外交を軽視して中韓に下出下出に対応した結果、起こるべくして起こった日本国への侮蔑なのです。この失ったプレゼンスを取り戻すのは容易なことではありません。安倍政権が未だ苦労しているのです。最後に国会での決議文です。

李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議

平成24年8月29日                      参議院本会議

島根県竹島は、歴史的にも国際法の観点からも我が国固有の領土である。韓国は、一九五二年、いわゆる「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定し、同ラインの内側の広大な水域への漁業管轄権を一方的に主張するとともに、そのライン内に竹島を取り込んだ。

こうして、韓国は、竹島を不法占拠し、施設構築等を強行してきた。韓国が不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではなく、決して容認できない。

そして去る八月十日に李明博韓国大統領が竹島に上陸した。我が国はこのことを強く非難するとともに、韓国が竹島の不法占拠を一刻も早く停止することを強く求める。また、我が国政府は、断固たる決意と毅然とした姿勢で韓国政府に対し、然るべき対応を取り、我が国が一丸となって、竹島問題について効果的な政策を立案・実施するべきである。

さらに、八月十四日、李明博韓国大統領は、天皇陛下の韓国ご訪問について極めて不適切な発言を行った。友好国の国家元首天皇陛下に対して行う発言として極めて非礼な発言であり、決して容認できないものであり、発言の撤回を求める。

韓国は、我が国にとって安全保障上、経済上も重要な隣国であり、韓国国民と親密な友誼を結んでいくことがアジア太平洋地域の繁栄と安定に繋がるものである。そのためにも、李明博韓国大統領をはじめとする韓国政府が賢明かつ冷静な対応をすることを強く求める。右決議する。(鶴保庸介君外八名発議)

http://www.sangiin.go.jp/japanese/gianjoho/ketsugi/180/120829-1.html参議院

 2019年2月に自衛隊の哨戒機へのレーダー照射問題からはじまった、韓国による日本への非礼の連続照射に国民の怒りは爆発しています。いいかげん甘やかすのをやめて欲しいものです。順序があるのは理解していますが、スピードが少し遅い気がしています。

ただ、私は安倍総理を信じてはいます。2015年の慰安婦合意で10億円の提供を決めた時国内で反対意見が続出しましたが「最終的かつ不可逆的」の言葉を入れることで日本の強力なカードになりましたから・・・。ただ、もうちょっと強硬な態度を見せて欲しいです。

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