民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇自衛隊員の給与までカットするの?

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2012年2月29日、国家公務員の給与を2年間7.8%カットする特例法案が成立しました。東日本大震災の復興費用を確保するための措置ですが、この給与カットの対象に自衛隊員も含まれるということで、ちょっとおかしいのではと声があがります。西日本豪雨の際の日刊spa!の記事です。

災害派遣で頑張った自衛隊も給与カットされた民主党時代…あの悪夢を繰り返すな 2018年07月28日
小笠原理恵
災害派遣自衛隊の防衛能力が失われる危険が
私たちは、災害時に自衛隊が出動することを当たり前のように感じていると思います。もちろん、自衛隊がイザというときに頼りになる集団であることは間違いありませんが、自衛隊災害派遣に向かう時には、同時に安全保障上の大きな穴が開いていることにも気づいてほしいと思います。
自衛隊には国を守るという本来の仕事があります。ですから、国を守るための軍事訓練を行い、その能力を維持しなければなりません。しかし、災害が発生した場合、訓練にストップがかけられ、派遣先や演習地から帰って来いと呼び戻されることがあります。自衛隊では訓練も整備もびっしりと無駄なく予定が組まれています。自衛隊の部隊が年間で使える射撃場や演習場の予定割り振りは決まっているため、そのスケジュールがずれると簡単に振替えることはできません。災害派遣で訓練が中止されれば次の演習場、射撃場の予定はかなり無茶なものになります。
それでも、能力や練度の維持のため、災害派遣で消耗している自衛官には休息をとる間もなく訓練に挑むしかない場合もあります。心身共に疲れ切った体に鞭打っての訓練は練度向上どころか体に負担をかけ、事故に繋がる結果にもなりかねません。
東日本大震災の翌年、自衛隊も7.8%給与カットに
自衛隊が脚光を浴びるのは災害派遣の時だと考える人は多いと思います。でも、自衛隊員は災害派遣にトラウマがあるかもしれません。あの未曽有の東日本大震災の翌年、当時の民主党政権自衛隊を含む国家公務員に2年間の給料7.8%カットを言い渡しました(2012年、13年度)。復興のための財源を捻出するための特例処置だったそうですが、自衛隊員は災害派遣で頑張っても賞詞と僅かな災害派遣の手当のみです。
被災者を不眠不休で救助し復興を助けたある隊員は、その年からローンの支払いに困り、子供たちの塾を控え、奥さんもパートを増やすことになったそうです。国民はそのことを知らずに自衛隊に頼りきり、行政は安上がりな労働力と言わんばかりに利用しているようにも見えます。
これまで自衛官の報われない犠牲的労働について顧みられることはほとんどありませんでした。警察や消防、海保もそうですがこの灼熱の中救助、復興活動に従事している人たちが報われる世の中であってほしいものです。
西日本豪雨災害で我が国は多大なダメージを受けました。私たちは災害のたびに自衛隊に助けられています。彼らは鍛え抜いた心身を持ち、忍耐と服従を是としています。でも、いつまでも彼らの崇高な使命感と自己犠牲に甘えていていいのでしょうか。頑張った人が頑張ってよかったと感じるような報酬・褒章を言葉だけではなく、具体的な形で考えていくべきではないでしょうか?
「消費税はイヤだけど、自衛隊のためのふるさと納税があればやる!」という人もいます。そんなところにヒントがあるかもしれません。南海トラフ地震が起こる可能性も高まっています。「人を救う仕事を希望してよかった。キビシイけど報われるんだよ。」と言える自衛隊に変えていきたいものです。<文/小笠原理恵>

https://nikkan-spa.jp/1496090/2(日刊spa!

震災直後、給与カットの検討がニュースになった際、ネット上の意見をロケットニュース24が報じていました。4月のことですから、まだまだ自衛隊の方が必死で救援活動されていた時です。こんな噂が立つだけでモチベーション下がってしまいます。民主党政権が予算のことしか考えていない証左ですね。

津波の損害補填で自衛官の給与10%カット!? / 国民の声「びっくりした。自分の目を疑った」
ロケットニュース24  2011年4月25日
・・・(略)
自衛官給与10%カットに対する国民の意見>

「正気?」
「え?一番働いたのに?」
「一番働いてないやつらは誰ですかね」
「そりゃ皆やる気なくすわ」
「椅子に座ってるだけの糞は知らん顔 体張って働いてる自衛官は給与カットw」
「は?むしろあげろや 今回の震災で1番頑張ってくれたんだろが」
「こんな待遇じゃそりゃ逃げ出す奴もいたって不思議じゃあないな」
「なにやってんのマジひくわ」
「てめえたちゃ日本人じゃねぇ」
「恩賞やっても良いくらいなのに」
「こんなのありえないだろーって思うけど、ありえないことをやらかすんだよね」
「なんで一生懸命やってる自衛官が給料下げられるの?」
「役に立たない霞が関の役人の給料30%くらい削減して自衛官は上げてやれよ」
「国会議員様の歳費は」
これはひどい」「びっくりした。自分の目を疑った」

ネット上の意見では、東京電力の一般社員年収2割カットや、役員報酬半額は甘すぎるといった声が多いようだが、自衛官の給与カットに対しては「どうして一番頑張っている人たちの給与を削減するんだ!」との反対意見がほとんどのようだ。

https://www.excite.co.jp/news/article/Rocketnews24_90856/(excite/ロケットニュース24)

自衛隊、おひげの議員佐藤正久氏は、ブログでこう述べています。

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復興財源に自衛隊員の給与削減充当に大きな疑問 2012-02-12
政府・民主党自民党との間で、復興財源に公務員給与の約8%を2年間充当する事に関する協議が行われている。公務員の労働協約権のや地方公務員の問題では大きな隔たりがあるが、自衛隊員の給与削減についても熱い議論が交わされている。
政府・民主党は、先の国会で自衛隊員を半年間猶予するとの法案を提出していたが、法案が成立せずにすでに半年が過ぎた。(結果、一般公務員・自衛隊員共々この半年間、給与削減することができなかった) 半年が過ぎたので、自衛隊員を区分することなく、一般公務員同様、約8%削減するとの主張
自民党は、自衛隊員は国防の任にあたる特別職国会公務員であり、また東日本大震災では犠牲を払いながらも人命救助・生活支援等に当たったこと等から一般公務員と同列に扱う事には反対との立場だ。
佐藤を初め国防部会幹部が自民党交渉議員を通じて政府・民主党に投げかけた主要な論点は以下の通り
1.自衛隊員は国防の任に当たり、国家・国民の為に自己犠牲を図ることを宣誓して入隊する特別職国家公務員。一般職と同列に扱うことはおかしい。
2.復興財源に、献身的に人命救助・生活支援等に従事した自衛隊員の給与を充てることはおかしい。
3.同じく派遣に当たった警察官や消防士は地方公務員であり、国家公務員である自衛隊員だけの削減では格差が生じる。
4.政府が示した「半年間猶予の精神」は、法案が成立が遅れたから考慮しなくて良いと言うものではない。一般公務委員との差別化の精神は、継続すべき。
5.災害派遣手当は、財務省の予算制約から被災地に入った自衛隊員にだけ支給され、後方支援にあたった多くの自衛隊員には支給されていない。即ち災害派遣隊員10万人のうち、かなりの割合で支給されていない実態がある。また災害対処に派遣された隊員に代わって基地警備や警戒監視任務にあたった隊員には支給されていない。
 よって災害派遣手当があるから一般公務員と同じくするとの理由は実態と合っていない。また派遣された警察官にも手当は付いている
6.復興財源には公務員の給与削減の他、国債も発行するのであれば、自衛隊員の給与削減に大きく拘る理由が不明確。
7.東北の隊員は他地域の自衛官より長く被災地で活動した。また被災地の自衛隊員の給与削減が本当に復興支援になるのか?被災地の自衛隊員への配慮はないのか?
これに対する政府・民主党の回答は主要点は以下の通り。
1.自衛隊員の国家公務員に占める割合は約3.5割と大きく、自衛隊員を対象外にすると財源確保に大きな影響がでる (←自衛隊員の使命・特性というより、自衛隊員は「お金」との発想
2.削減猶予を3ヶ月以上とすると、ボーナス月にかかるため、財源確保に影響がでる。(←暗に譲歩しても2ヶ月が限度との考え。)
3.防衛省(内局)からは自衛隊員だけ特別扱いされると、国民の非難が防衛省になされる恐れがある。よって削減には同意」するとの意見が民主党に寄せられている。
(←本質論ではないところで、大臣、或いは内局の保身的な心配から削減に同意している。隊員を代表する各陸海空幕僚監部の意見は?少なくとも佐藤の元に寄せられる現場からの意見とはかなり違う!)
4.被災地、東北地方だけを特別扱いする考えはない
(←実態を見ていない。制度設計の煩雑さを防衛省・内局が嫌がっているのか?)
5.自衛隊員への配慮は政令で定めるという形で委任してほしい
(←政令で定めるということは削減猶予幅も曖昧で、場合によってはゼロ回答も可能だ。これでは納得は到底できない)
2月11日に政府与党筋から流れた報道によれば、「政府は自衛官給与に関して2ヶ月間の猶予方針を固めた。1佐以上は10%、2佐~1尉は8%、2尉以下は5%とする」
この報道が正しければ、自民党の強い要望を受けて2ヶ月猶予が政府・与党の方針のようだが、佐藤自身はこれでは納得できない。猶予期間も疑問だし、東北地方配慮や若年隊員への配慮も不十分。明日、自民党政調会長の所で意見を言わせて頂く。

https://ameblo.jp/satomasahisa/entry-11162467643.html佐藤正久氏)

佐藤氏が自衛隊員の使命・特性というより、自衛隊員は「お金」との発想」と仰る気持ちがよくわかります。民主党政権にとって、自衛隊は、単なる道具であり、経費でしかないのです。「民間業者に依頼すればカネがかかるが、自衛隊ならタダで済むと思っている。」以前紹介した自衛隊員のつぶやきです。
◇自衛隊のみなさま、ありがとうございました - 民主党政権3年3か月の研究
民主党政権は、本当に自衛隊の皆さんにたいして失礼な態度を取り続けたと思います。自衛官の方にとってはそれこそ悪夢の日々だったと察します。それでも日本のために全力を尽くしてくださり、感謝の言葉しかありません。

さて、実際の特例法では、自衛官に対し6か月の猶予となったようですが・・・。うーん、ちょっと納得しがたい気持ちであります。
総務省:国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律の概要(平成24年法律第2号)

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