◇PKOハイチ派遣でどぶさらい
鳩山政権時の2010年1月13日に発生したハイチ大地震災害に対する緊急の復旧、復興、安定化に向けた努力を支援するため、PKO国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)へ自衛隊を派遣しました。
2013年3月15日まで続きましたが、撤退時期を野田政権は見誤ったようです。産経新聞です。
ハイチの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊部隊の撤収方針決定には「遅きに失した」(防衛省幹部)との批判が渦巻く。
「どぶさらいをやらされている」「ゴミの移動ぐらいしか仕事がない」
陸自幹部によると、これが派遣開始から2年3カ月がたったハイチPKOの実情だという。
今年1月、野田佳彦首相が1年間の派遣延長を決めた際にも、防衛省内には撤収を求める声が出ていたが、黙殺された。揚げ句、施設部隊は民間ボランティアでもできるような仕事ばかり任され、現地に留め置かれている。
これは民主党政権がPKOの「出口戦略」を描けていない証しだ。「どの任務をどれだけ達成するかという『入り口戦略』を示して派遣するのが本来あるべき姿だ。それに照らせば出口はおのずと決まる」。外務省幹部はそう断じる。民主党政権が入り口戦略を示した形跡はなく、出口戦略も持ち得ないのは自明だ。
・・・(略)
「国際貢献」の名の下、国防を担う自衛隊員を海外に送り続ける民主党政権。「われわれは“便利屋”じゃない」。自衛隊幹部にはこんな不満がくすぶっている。(半沢尚久、峯匡孝)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120511/plc12051101470002-n1.htm(産経・リンク切れ)
しかしその活動は高い評価を得ています。士気は下がっていても、やることはきっちりやっているのです。さすが自衛隊。雑誌SAPIO 2015年8月号です。
2010年から2013年まで続いたPKOのハイチ安定化ミッションには陸自の施設部隊が派遣され、がれき除去や道路補修を担った。国連のミッション特別代表は陸自の規律正しさや高い技術力を「他部隊の模範である」と称賛した。
https://www.news-postseven.com/archives/20150724_335691.html(SAPIO)