民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇公務員採用4割減

野田政権は、身を切る改革として公務員の採用を4割削減すると表明します。

これに関しては賛同できません。組織のことをよくわかっていないと思います。メーカーに勤めていた時、会社はバブル時に多くの新入社員を採用しましたが、バブル弾けた後に採用を極端に抑えていました。この時の数年のギャップは、一見大したことないようですが、実はかなり大きいのです。これを埋めるために中間管理職に大きな負担がかかるのです。その苦労の経験者です。

目先だけを見た思いつきで採用を減らしたりすると、後で苦労します。身にしみます。ここにも民主党政権が長期視点、日本をどうするのか?という視点がないことがわかります。4割も減らすと、苦労すると思いますよ。目先のパフォーマンスは後に響くのです。朝日新聞です。

公務員採用4割超削減方針 09年度比で 野田政権 2012年3月6

 野田政権は6日の行政改革実行本部(本部長・野田佳彦首相)で、2013年度の一般国家公務員の新規採用について、09年の政権交代前に比べ、4割超の削減方針を打ち出した。消費増税を目指す政権の身を切る改革の一環で、今月中に閣議決定する。

 野田首相は会合で、全閣僚を前に「政治改革と行政改革を実行することが、国民の信頼と納得を得る上で不可欠だ。国民にわかりやすい成果を出す必要がある」と述べ、採用抑制への協力を指示した。

 民主党政権は09年度に比べ、11年度は約4割、12年度は約3割、新規採用を減らしている。岡田克也副総理は会合で「これまでを大幅に上回る抑制をする」と述べ、09年度の新規採用の8511人から4割超の削減を目指す考えを示した。具体的な数値を盛り込んで、閣議決定する方針だ。

 閣僚からは「実情をよく反映してもらいたい」と慎重論も出たが、岡田氏は「(省庁)一律にやることは考えていない。大胆に、少し乱暴にやらせていただきたい」と協力を促した。また、岡田氏は「決裁を少なくすれば時間の節約にもなる。(公務員の)仕事のやり方の改革も提案したい」と述べた。

http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201203050774.html(朝日)

ちょっと調べてみました。確かに2012年度(平成24年度)で国家公務員の採用は落ちています。その後は復活していますね。2014年度(平成26年度)からは「採用上限値を定める方式は廃止された」とあります。

人事院・白書等データベースのページからグラフを作成。http://www.jinji.go.jp/hakusho/

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雇用の面からいっても、当時の新卒生、特に公務員を志望していた方々にとっては大打撃だったでしょう。民主党政権における雇用環境はただでさえ最悪だったのですから・・・。

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