民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇原発が動かせない

菅総理が、思いつきで停止している全原発の再稼働にストレスチェックを導入したために、定期検査で停止した原発が次々と動かすことができない状況が続きます。

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そして、2012年5月には、北海道の泊原発が定期点検のため停止。菅総理の思惑通り日本の全ての原発が止まります。日経新聞です。

国内原発 5日に全て停止 42年ぶり、泊3号機検査入り 2012/5/4

国内の原子力発電所で唯一運転している北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)は5日深夜、定期検査に入り発電を停止する。政府は昨年3月の福島第一原発の事故を受け安全対策を見直すとともに、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を求めてきた。しかし地元自治体などとの協議は難航。1970年以来42年ぶりに全原発が止まる事態となった。・・・(略)

 https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0400Z_U2A500C1MM8000/(日経)

日本の原発です。2018年3月22日現在。資源エネルギー庁のページからです。

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ここには、菅総理のおきみやげどころか呪いがかけられていたのです。2013年4月の北海道新聞から菅総理の言葉です。

 原発ゼロに向けた民主党の工程表は、自民党政権に代わり白紙に戻されました。「トントントンと元に戻るかといえば、戻りません。10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。その象徴が原子力安全・保安院をつぶして原子力規制委員会をつくったことです。

・・・(略)

独立した規制委の設置は自民党も賛成しました。いまさら元に戻すことはできない

北海道新聞 2013年4月30日 朝刊19面 特集『幻の原発ゼロ』

この呪いのおかげで、2011年、2012年の夏は大々的に節電が呼びかけられ、ピークカット、ピークシフトが国民、企業に求められました。一方で火力発電がフル稼働、輸入燃料に頼ることになるため、電気代が値上がりし、国民・企業ともに負担が増えることになりました。
野田政権下において、原子力規制員会など新しい枠組みができていき、福井県大飯原発の再稼働に向けての動きが進められていくことになります。その規制委員会にも菅総理の呪いがこめられていたのでした。◇原子力規制委員会 - 民主党政権3年3か月の研究
菅総理が去ってから7年以上が経過しても、再稼働した原発は。5基に留まっています。この時停止した泊原発も現在(2019年)において、再稼働されていません。それが2018年9月の北海道胆振東部地震の際の全道ブラックアウトの遠因となるとは、当時、誰も想像もできませんでした。

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