民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇中井洽氏「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」

参院本会議場で2010年11月29日に催された「議会開設120年記念式典」において、秋篠宮殿下御夫妻が議場に入られた後、天皇皇后両陛下の御入場をお待ちになる間起立をされていた時のことでした。「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」と野次が飛んだのです。この野次の主が中井洽氏(衆・三重1区)、前国家公安委員長です。

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発端は、みんなの党桜内文城(参・比例区)が翌30日朝に更新したブログでした。このブログでは、「ある民主党ベテラン議員」と記されていて中井氏と断定されていません。後に騒ぎとなって中井氏とわかりました。民主党側は「立たせていてはご夫妻に失礼ではないか」という趣旨の発言だった、と「早く座れよ」発言を否定していました。

桜内氏のブログの全文です。野次の件ではなく、いろいろなことが報告されています。

議会開設120年記念式典   みんなの党桜内文城氏ブログ

昨日(11月29日)、天皇皇后両陛下、秋篠宮殿下御夫妻のご臨席の下、議会開設120年記念式典が開催されました。みんなの党の同僚議員たちと慣れないモーニングを着用し、会場となった参議院本会議場の最前列に陣取りました。秋晴れの好天の下、清々しい気持ちを抱きつつ、我が国の議会制民主主義の発展の歴史に思いを馳せた次第です。

いつもの参議院本会議場だったのですが、「どうも国会議員の人数が少ないな・・」と感じていたところ、夜になって以下のようなニュースを目にしました。

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「半数近くの議員欠席…国会開設120年記念式典」

 国会が29日午前に参院本会議場で開いた議会開設120年記念式典を、国会議員の半数近くが欠席した。

 天皇、皇后両陛下らをお迎えして、国会の節目となる行事だっただけに、議員らの意識が問われそうだ。

 参院事務局によると、衆参両院の国会議員721人(衆院は欠員1)のうち、出席したのは約370人で、党として欠席した共産党(15人)以外にも、330人以上が欠席した。

 欠席した民主党の若手議員らからは「統一地方選に向けた地元会合を優先した」「陳情を受けていた」などの声が上がった。週末に地元に帰った議員がそのまま地元活動を優先したケースが多かったとみられ、「歴史への意識が薄いことの表れだ」という批判が出た。同党の岡田幹事長は29日の記者会見で、「それぞれ色々事情があると思うが、少し残念に思った」と述べた。

(2010年11月29日21時46分 読売新聞)

「両陛下ご臨席の式典に鳴り響く携帯の着信音 自民の逢沢国対委員長失態」 2010.11.29 17:24 産経新聞

 天皇皇后両陛下ご臨席のもと、参院本会議場で厳粛に進んでいた29日午前、議会開設120年記念式典の最中、自民党逢沢一郎国会対策委員長(56)の携帯電話の着信音が鳴り響く失態があった。

 着信音が鳴ったのは、竹崎博允最高裁長官が式辞を読み上げていたときだった。逢沢氏は国会内で、式典の直前まで取材に応じていたが、議場に入る際に携帯電話の電源を切り忘れた。

 式典に出席したある民主党参院幹部は「自民党の議員が『どこの党だか知らないが、携帯が鳴ったやつは登院停止だ』と怒っていたが、まさか逢沢さんだったとは…」とあきれた様子。別の民主党女性議員は「逢沢さんは、お疲れになっているのかしら」と皮肉った。

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確かに静まり返った議場で着信音が鳴り響いていました。「誰かな?」とは思いましたが、そういうことだったんですね。

また、演壇の真正面には閣僚席も用意されていた(名札も置かれていた)のですが、最前列は(先週、問責決議された)仙谷官房長官のみ着席。どの閣僚が欠席したか確認していませんが、この緊張感の無さは一体何なんでしょうか。

その他、報道されてはいませんが、ある民主党ベテラン議員は、秋篠宮殿下御夫妻が入場された後、天皇皇后両陛下の御入場をお待ちになる間、ずっと起立されていた(当初の式次第では着席されることとなっていた)のに対して、「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか。」と野次を飛ばす始末。想像を絶するようなことが起こっていたのが実情です。

ゆとり教育」で「学級崩壊」とはよく耳にしますが、これでは「国会崩壊」ですね。同じ国会議員として、とても恥ずかしく思います。

https://ameblo.jp/sakurauchi/entry-10722419845.html(桜内氏アメブロ

出席者が少なかったこと、自民党の逢沢氏の着信音と国会崩壊の状況がわかります。

そして、閣僚の多くが欠席するなど、この政権がいかに皇室を軽視していたことも、よくわかります。また、仙谷氏の「暴力装置」から柳田氏、中井氏と失言が連続しています。菅政権がいかに緊張感なく、緩み切っていたことも強く感じることができます。

なお、中井洽氏ですが、ネットでは「はまぐり」と呼ばれていました。「洽・ひろし」の字の読みが難しかったことに加え、「蛤」の字に似ていることからつけられたようです。この件で粗暴ぶりが全国に伝わってしまった中井氏ですが、次に話題になるのは不倫報道でした。(後述)

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