週刊文春4月28日号にこんな記事が掲載されます。国家戦略担当大臣・玄葉光一郎氏(衆・福島3区)の地元選挙区への利益誘導のスクープです。
気持ちはわかりますが、大臣としてはやってはいけない。
これも民主党政権の政治主導のなのでしょうか?レベルが低すぎます。
総力特集 大震災「官邸迷走40日」の全行状
「オレの選挙区に50台のタンクローリーを出せ!」
独占スクープ 玄葉国家戦略担当相 復興を裏切る大スキャンダル大震災直後、東北全域はガソリン不足にあえいでいた。そのとき。福島第一原発から30キロ圏内にある田村市に突如やってきた「緊急支援」。ここには地元選出の玄葉大臣の指示があった――。何より公平が求められる復旧現場で起きた「利益誘導」の実態を暴く。
3月16日。大地震からまだ5日目。
・・・(略)
30キロ圏内の福島県田村市で、スタンドを営むM氏も、絶望にくれていた一人だった。
震災直後から数日でガソリンは底をつき、その状態は週末まで続いた。
ところが、M氏のもとに、想像もしていなかった朗報が飛び込む。突然、緊急支援でガソリンが来たのだ。
その日が16日、東北全域の惨状からすれば奇跡に近い〝ガソリンの到着〟だった。しかも、それは、その日だけ、1回限りの〝奇跡〟だった。
なぜ、そのような〝奇跡〟が起こったのか。
「玄葉さんにお世話になったみたいですね。詳しいことは分かりませんが。なにしろ地元ですからね」地元のスタンド経営者が口にした玄葉さん、という名前――。
もちろん玄葉光一郎氏のことだ。田村市が地元選挙区の衆議院議員である。
しかし、玄葉氏は、ただの議員ではない。現在、菅直人政権の閣僚で、国家戦略担当大臣。
・・・(略)
そしてエネ庁の資源・燃料部政策課は、小誌の取材にはっきりとこう証言した。
「緊急供給する前日の15日の夜、玄葉先生がわが庁(エネ庁)の上の方に電話を入れ、
『田村市、いわき市、南相馬市にガソリンを配給しててくれ』と要請をなさいました」
エネ庁の上層部は当然わかったはずだ。中に含まれている田村市が玄葉大臣の地元であることを。それは官僚にとって、〝オレの選挙区に入れろ〟と言われたも同然だったはずだ。・・・(略)
(週刊文春2011年4月28日号)
地元にガソリン、票集め。
やってることは、古き自民党の悪しき利権集めと同じです。ねっ?玄葉先生。