民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇石井一氏「民主党政権は長崎に対しそれなりの姿勢を示す」

「時代に逆行するような選択を長崎の方がされるのであれば、民主党政権は長崎に対し、それなりの姿勢を示すべきだろうと私は思います」
民主党の重鎮、石井一氏(参・比例区)は、政権交代後の初の九州での知事選の応援にかけつけた長崎においての発言です。

f:id:hate_88moshi:20190121212222p:plain

 「今度の知事選で民主党候補を落選させたら、俺たち民主党政権は、長崎県を痛い目にあわすぞ。おらっ」って感じのまさに恫喝ともとれる発言です。民主党政権が、いかに政権交代で増長していたのかがわかります。

長崎新聞が社説で怒りをぶつけています。

石井一議員の選挙演説  有権者への恫喝は許さない 2010年2月25日

・・・(略)問題発言をしたのは、民主党選挙対策委員長の石井一参院議員。石井氏は1月29日の民主党推薦知事候補の総決起集会で、同候補が落選したケースに言及し、「時代に逆行するような選択を長崎の方がされるのであれば、民主党政権は長崎に対し、それなりの姿勢を示すべきだろうと私は思います」と述べ、「それが政治である」と付け加えた。

 本県有権者民主党候補を知事に当選させなければ、政権党の力を使って県民全体に不利益を与えると脅した、まぎれもない恫喝(どうかつ)発言である。われわれは、断じてこれを許さない。・・・(略)

 民主党は知事選で、小沢一郎幹事長が「(民主候補を知事に選べば)高速道路を造ることもできる」と述べるなど、大臣や党幹部が露骨な利益誘導発言を連発した。それは、かつての自民党の利益誘導政治と何ら変わらないという点で、国民の政権交代への期待を裏切るものだった。石井氏の発言も利益誘導路線の延長上にあると考えられるが、有権者への恫喝にまで発展すれば、これはもう、利益誘導とは次元の異なる悪質な暴言と言うしかない。・・・(略)

 http://www.nagasaki-np.co.jp/press/ronsetu/10/012.shtml長崎新聞・リンク切れ)

 あからさまな地方への利益誘導と恫喝です。地方主権といいながら、地方を見下した上から目線のこういう発言に、民主党政権の浅はかな地方権益の独占意欲が露呈し、独裁志向の本音が見えてしまうのです。

長崎知事選の結果は、民主党推薦候補の敗北です。自民党石破茂氏(衆・鳥取1区)のブログから喜びの声を少し転載します。

長崎県知事選勝利、石井一氏の発言 2010年2月26

 長崎県知事選挙、自民党支援候補の前副知事・中村法道氏が圧勝いたしました。

・・・(略)

 私の演説でも、民主党候補が勝利すれば、鳩山・小沢問題を不問に付すとの意思を長崎県民が示したことになるのです!」との部分が一番、反応が多かったように思いました。

 冷静に分析すれば、自民党の勝利」というより「民主党の敗北」であり、昨年と逆の現象が起こっただけとも言えるのではないでしょうか。相手の敵失で勝っても、それは実力ではありません。

・・・(略)

http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-9c36.html(石破氏)

 「自民党の勝利」というより「民主党の敗北」。この現象は現在まで、ずーーーっと続いているのです。

次へ→  目次へ→