民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■党執行部の顔ぶれ

一方、政権交代時の民主党執行部は、小沢一郎氏(衆・岩手3区)が幹事長に就任、代表代行に輿石東氏(参・山梨県選挙区)と菅直人氏(衆・東京18区)、国対委員長山岡賢次氏(衆・栃木4区)を配しました。政調会長は下記の通り政策調査会廃止に伴い空席です。まぁ、フレッシュな政権交代には似合わない、何といも人相の悪い執行部です。

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鳩山内閣時の党三役 (2009年年9月16日発足当時)
職名 氏名 備考
代表 鳩山 由紀夫    衆院 北海道第9区
代表代行 菅 直人   衆院 東京18区
輿石 東   参院 山梨県選挙区
幹事長 小沢一郎   衆院 岩手3区
政調会長 × 廃止  
国対委員長 山岡賢次   衆院 栃木4区


小沢氏は、2008年民主党の代表選挙で無投票で代表に選出され、政権交代直前の2009年5月まで民主党代表を務めていましたが、西松建設事件で自身の秘書の逮捕を受けて5月に辞任、その後任に選ばれたのが鳩山氏です。この時、小沢氏自身は、政権交代に向け選挙で剛腕を振るう立場の代表代行(選挙担当)となっています。

めぐりあわせと言うのでしょうか?政権交代の立役者となった小沢氏は、ずっと渇望してきた総理の座に就くことは、ここでも叶いませんでした。しかしその裏で自らの院政を敷くシナリオを着々と描いていたと思われます。それが「政策調査会政調会長の廃止」です。朝日新聞の記事を見てみます。

民主党人事「小沢色」 参院重視、代行に輿石氏 2009年10月8

・・・(略)

 鳩山由紀夫総理はこの日、記者団に対して「(党人事の)狙いは、小沢幹事長に聞いてください。私の知るところではない」と述べた。

・・・(略)

 党の政策調査会廃止に伴い、政調会長は空席に。代表代行ポストも、菅直人氏が副総理として入閣したことを受けて置かなかった。政調廃止と政調会長空席について、小沢氏は「今までは『影の内閣』だったが、(政権交代で)本物になったから、その機能は本物の内閣に移った」と説明した。

・・・(略)

http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY200910070401.html(朝日)

 ちょっと理解できなかったので「政策調査会」を検索してみました。コトバンクからです。

党ごとに政策や法案を立案する機関。自民党政権では、党の政調と総務会の了承がなければ国会に法案を提出できなかったため、政策決定が党と政府の二元体制になり、「族議員」を生み出すことになるとも指摘された。このため民主党は政調を廃止、政策決定を内閣に一元化していた。(2010-06-22 朝日新聞 朝刊 宮城全県 1地方)

https://kotobank.jp/word/%E6%94%BF%E7%AD%96%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E4%BC%9A%28%E6%94%BF%E8%AA%BF%29-890181コトバンク

 なるほど、法案提出を内閣に一任して政治主導を強力に推進するためなのですね。同時に民主党政権は、議員立法を基本的に禁止します。朝日新聞の記事です。

民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知 2009年9月19

 民主党は18日、政府・与党の二元的意思決定を一元化するため、議員立法は原則禁止し、法案提出は原則、政府提案に限ることを決め、同党所属の全国会議員に通知した。政策決定がスムーズになり、族議員の誕生を防ぐといった効果が期待されるが、政治主導が不完全なままでは従来の政府見解にとらわれて自由な立法活動が阻害される可能性もある。

・・・(略)

 議員立法が認められる例外として「選挙・国会など議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題」にかかわる法案とした。公職選挙法政治資金規正法の改正案といった「政治とカネ」の問題に関連する法案などが該当するとみられる。

 ただ、議員立法がこうしたケースに限られ、原則禁止されれば、超党派や党内有志による立法活動ができず、政策決定の幅がこれまでより狭まる可能性がある。例えば、改正臓器移植法水俣病救済特別措置法など今年の通常国会で成立した弱者救済にかかわる法律は有志議員によって成立にこぎつけた。臓器移植法党議拘束を外すことで採決が可能になった経緯もある。だが、議員立法の原則禁止により、こうした法案の提出が難しくなる恐れがある。(金子桂一)

http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY200909180379.html(朝日)

 各議員の思い入れで法案が出てくることを抑えてしまおうということです。よく言えば政治主導の推進ですが、そう見せかけながら、小沢氏自らがその権力を一手に握る傀儡政権を敷くための布石だった、と今だからこそ思えます。鳩山氏の次は自分が代表=総理になる小沢氏の強い意志が感じられます。

ネットで話題となった小沢氏の傀儡政権を揶揄した画像をご覧ください。秀逸です。

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もう一つ、2006年に放映された民主党のCMも今になって見ると笑えます。小沢氏、菅氏、鳩山氏の三人をトロイカ体制と呼んでいました。

YOU TUBEにありましたので、ご覧ください。(公式なものではないので、リンクが切れているかもしれません。)

「国民の暮らしは嵐の真っただ中」

「生活維新だ」

「明日の生活を切り拓く。民主党

結果は、見事に難破船になりました。

追記)このCMの面白い解釈をツイッターでみつけました。

 なるほど、舵の手を離したら空が晴れてきた。政権離したら日本が晴れてきた。
と同時に、日本の舵よりも仲間の方が大事という自己中心的な面も伺えます。

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