民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇小沢新党、その名は「国民の生活が第一」

そして小沢氏による待ちに待った新党の結成です。当時、私は民主党をボロボロにしてくれる期待を抱いていました。

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国民の生活が第一

この党名は、悩んだのだと思います。一般的な名称では「小沢の新党」感が出ませんから・・・。わかりやすくキャッチフレーズをそのまま党名にしちゃえ!ってことですね。ちょっと、やっつけ感がないでもありませんが、それなりのインパクトはあったと思います。個人的にはもう少しハードボイルド感でいった方が良かったと思います。ダーティーなイメージを逆手にとって「新党・剛腕」とか・・・。ダメですね。

日経新聞です。

党名は「国民の生活が第一」 小沢新党49人で旗揚げ 2012/7/11

消費増税に反対し民主党を離れた小沢一郎民主党元代表らは11日夕、新党「国民の生活が第一」を旗揚げした。都内の憲政記念館で結成大会を開き、小沢代表を正式に選任。党綱領を承認し、消費増税関連法案を撤回させ「脱原発」の方向性を鮮明にする方針も確認した。

結党大会には衆参47人の議員が参加。事前に連絡して欠席した2人をあわせ、49人での旗揚げとなった。小沢代表と東祥三幹事長は大会後に記者会見し、新党結党の目的などを発表した。

小沢代表や東氏は6月26日の消費増税関連法案の衆院採決で反対票を投じ、民主党から除名処分を受けた。既に衆参両院で国民の生活が第一という新会派を発足させており、衆院では新党きづな統一会派を組む方針だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1102A_R10C12A7000000/(日経)

しかし、小沢氏の剛腕もパッとせず国民の生活が第一は落ちぶれる一方でした。12月の解散総選挙にあたっては、嘉田由紀子氏(滋賀県知事)の日本未来の党と合流しますが惨敗です。

選挙後、小沢氏と嘉田氏の仲が険悪となり、小沢氏のグループが離党して「生活の党」をつくります。

しかし、2014年12月の衆議院議員総選挙で政党要件を満たさなくり、山本太郎氏(参・東京選挙区)の入党で政党を維持しますが党名を「生活の党と山本太郎と仲間たち」に変更することになります。足元を見られた屈辱的な党名です。

2016年に自由党に変更して昔の名前に戻りました。

 

党名の変遷を見るだけで、小沢氏の剛腕のさび付き具合がわかる感じがします。さて、現在は「自由党」です。あの剛腕をブンブンさせていた時と同じ政党名です。

2018年9月の沖縄県知事選で、小沢氏の弟子にあたる玉城デニー氏が当選しました。沖縄に豪邸も建てました。「腕がなるぜ!沖縄で一発暴れてやろうか?」と満を持しているのかもしれません。

2019年3月選挙の臭いがし始めてくると小沢氏が蠢きはじめます。国民民主党玉木雄一郎代表にすり寄っていっているのです。
そして4月26日、国民民主党自由党は合併を発表します。悪夢の民主党への先祖帰りと言ってもいいでしょう。さて小沢氏は何を企んでいるのでしょう?

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