民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇石破氏からの自衛隊についてのレクチャー

「その点につきましては、私自身は理解をいたしておりませんし、先生の御知見を拝聴しながら、よく理解をしたいと思います。」

民主党政権の大臣は、自分が素人ということを臆面もなくさらけ出して、言い訳に使います。柳田元法務大臣、一川元防衛大臣もそうでした。元はと言えば鳩山元総理が就任時の記者会見で「多分、いろんな試行錯誤の中で失敗することもあろうかと思います・・・国民の皆様方が辛抱強く、新しい政権をお育てを願えれば・・・」と言い訳を語ったのから素人まるだしだったのです。政治家、大臣という仕事を舐めきっていた人々が政権を獲ってしまったのです。政治家とあろうもの、最低限で勉強はしといて頂かないと・・・。ここが自民党との違いかもしれません。

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そして冒頭の発言が田中防衛大臣自衛隊に関する認識です。就任時には「基本はもっておりますから・・・」と自身をのぞかせていたはずなのですが・・・。田中パパは、石破茂氏(衆・鳥取1区)に国会でレクチャーを受けることになりました。

20120202日 衆議院予算委員会

○石破委員 だから、今お読みになった第九条のどこから合憲と読むのですかと聞いているんですよ。

○田中国務大臣 憲法九条は、我が国が主権国として持つ固有の自衛権を否定するものではありません。自衛権発動の三要件に該当する場合には自衛のための必要最小限の実力を行使することが認められておるところでございまして、そのために自衛隊があるわけでございます。

○石破委員 問われたことに答えてください。秘書官はメモを出さないように。私は秘書官と議論しているわけじゃないからね。

 いいですか。第九条のどこから読むのですかと聞いているのです。

○田中国務大臣 第九条の二項でございます。

○石破委員 「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」と書いてありますね、第二項は。

 では、自衛隊は何ですか。

○田中国務大臣 我が国が保有する、必要最小限の、国を守る、専守防衛の部隊でございます。

○石破委員 「前項の目的を達するため、」という芦田修正で合憲としているのですよ。何のために芦田修正というのがあったんですか。日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇、武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。「前項の目的を達するため、」という条文をわざわざ入れ、そしてまた文民条項を入れたというのが、そこを合憲とする根拠だったのではありませんか。

○田中国務大臣 その点につきましては、私自身は理解をいたしておりませんし、先生の御知見を拝聴しながら、よく理解をしたいと思います。

 大臣は日本の要です。就任したその日から、日本を動かす仕事を任されるのです。研修期間などありません。仕事をしながら覚えるなど許されないのです。

しかし、民主党政権の大臣は、ほとんど即戦力にはならなかったように思います。日頃自民党の反対ばかりして、カメラ写りさえ気を付けておけばよかったのですからね。

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