田中防衛大臣は、質問されていることはよくわからず、質問されていないことでも自分が知っていることはしゃべってしまう。「困ったちゃん」でした。
○委員長(石井一君) 防衛大臣に申し上げます。
もしその機種(F35)が購入できないというような状況が起こった場合には我が国の防衛体制にどういう影響があるのかという、そういう質問であります。購入するとかしないとかということを動かすのでなしに、御答弁をいただきたいと願います。
万が一、もしもということは、これは私は考えないで来ているわけでありますが、あえて、あえて御質問がありましたので、衆議院の予算委員会でもそういう事態があった場合にはどうするんだというお話でございました。これは、これから努力をしていく契約でございますので、その万が一ということは考えておらないわけでありますが、あえてそういうお話、御質問がありましたので、そういう事態に起こったのは大変困るということのちょっとお話を申し上げたのが現状でございます。(発言する者あり)
○委員長(石井一君) ちょっと速記を止めて。
〔速記中止〕
審議がストップします。防衛大臣が「大変困る」では困ってしまいます。
続いて同じ予算委員会です。
○山本一太君 いや、ちゃんと答えてください。九十九億円以上だったら調達をやめるということですかとお聞きしたんです。
○国務大臣(田中直紀君) 一機当たりは九十九億でありますが、その運用で四機で六百億ということでありますから、一機の四倍でいわゆる四百億の予定、約四百億の予定を組んでいるわけでありますが、それの運用をするために費用が掛かるわけでありますから、全体で六百億の費用を計上をいたしております。その範囲内で購入ができれば購入をするということは、私は考えておるところであります。一機当たり……(発言する者あり)そういう状況でございます。
○委員長(石井一君) 田中防衛大臣、質問者は簡潔に答弁を求めています。九十九億以上になったらその購入を取りやめるのかと言っているんですから、取りやめないと言ったらいいじゃないですか。ちゃんとそういう、やるならやると言ったらいいじゃない。
○国務大臣(田中直紀君) 委員長、どうもありがとうございました。
交渉でありますから、それは、その九十九億以上になっても四機六百億の範囲内で対応していくわけでありますから。今のところ分かりません、これは交渉事でございますし、相手もあることでございますので。ただ、努力を、努力をさせていただくということで御理解をいただきたいと思います。(発言する者あり)
○委員長(石井一君) 速記を止めて。
〔速記中止〕
こうして田中大臣の答弁中には何度も紛糾し、審議がストップします。
「購入限度額を公表しちゃマズイだろ。1機100億程度で買えるものを150億で買わされるハメになるぞ」「民主党のせいでゴミ戦闘機をかつてないほど高額で買わされる」「軍事の素人に防衛大臣をやらせるな」など、さらなる批判が続出。「日本は終わった」など日本の国防を憂う声も多数見られた。
http://news.livedoor.com/article/detail/6360446/(ライブドア)
民主党政権の象徴ともいうべき素人大臣です。