居座る菅総理が退任したのが2011年8月26日、翌27日公示、29日には選挙です。素早いです。総理の空白期間を短くするのは良いことですが、ここ数ヶ月の間、菅おろしで政治がストップしてしまいました。そこに対する反省は、あまり見られません。
立候補したのは5人です。(届け出順)
前原誠司前外相 外国人からの献金で外務大臣を辞任しています。
馬淵澄夫前国土交通相 尖閣諸島中国漁船衝突事件で国交大臣として問責を受けました。
朝日新聞からです。
解説 民主党代表選
2011年8月27日に告示された代表選には、前原誠司前外相▽馬淵澄夫前国土交通相▽海江田万里経済産業相▽野田佳彦財務相▽鹿野道彦農林水産相の5人が立候補を届け出た(届け出順)。
立候補には党所属国会議員20人の推薦が必要になる。
29日に行われた1回目の投票では、党員資格停止処分を受け、投票権がない小沢一郎元代表や田中真紀子元外相ら9人を除く党所属国会議員398人のうち395人が投票。海江田氏が143票▽野田氏102票▽前原氏74票▽鹿野氏52票▽馬淵氏24票を獲得したが、有効投票数の過半数に達した候補者がいなかったため、野田氏と海江田氏による決選投票に持ち込まれた。1回目の投票では海江田氏が党内最大の勢力を率いる小沢一郎元代表の支援を受けて1位だったが、決選投票では野田氏が小沢氏への批判票を集めて逆転。野田氏が215票を獲得し、177票の海江田氏を破って新代表に選ばれた。
http://www.asahi.com/topics/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E9%81%B8.php(朝日)
一回目は海江田氏がトップ、野田氏と二人での決戦投票になりますが、一部には野田氏、前原氏、鹿野氏で協力体制があったのではとの噂もあります。一回目でわざと票を分散させて決選投票に持ち込み、そこで票を集結させて野田氏を当選させるという戦略です。票的にも、そのような傾向が見えています。
しかし国会で泣いた海江田氏、外国人献金で辞任の前原氏、問責を受けた馬淵氏と民主党の人材不足が露呈しました。
なんだかんだで、やっと新しい総理が決まったのです。長かったです。