民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■はやぶさの帰還、蓮舫氏の二枚舌と破たんした事業仕分け

「偉業は国民全員が誇るべきもの。世界に向かって大きな発信をした」

2010年6月13日、地球と小惑星イトカワを往復飛行し、地球の成り立ちを解き明かすサンプル採取という世界初のミッションをなし遂げた“はやぶさ”が地球へと帰還しました。その時の民主党政権蓮舫氏の一言です。

           f:id:hate_88moshi:20190223203907p:plain

 この時ネットでは、「お前が言うか?」=「おまいう」の嵐が吹き荒れるのです。蓮舫氏は事業仕分けで、次期探査機“はやぶさ2”の予算を大幅に削っていたからです。読売新聞です。

はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず 2010年6月14日

 宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかった。

 はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014~15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。

 ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。

 http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100614-OYO8T00291.htm(読売・リンク切れ)

 この予算削減には、タレントのビートたけし氏も苦言を呈しています。産経新聞です。

たけし、蓮舫議員に猛反対「宇宙の予算削減するな」 2010.3.31 09:25

 タレント、ビートたけし(63)がテレビ朝日系特番で、事業仕分けの削減対象となった宇宙航空研究開発機構JAXA)を運営する茨城・筑波宇宙センターを取材し、予算削減に猛反対した。スーパーコンピューターの開発予算作業でNOを突きつけた事業仕分け人蓮舫参院議員(42)に「タレント時代、オレと熱湯風呂入ってたのに、何言ってんだ。研究開発に金使わない国はダメになる」と物申した!・・・(略)

「おいら、明大理工学部出身だから宇宙とかロケットが大好きなんだよ。予算削減するんじゃない、あと1000億つけろ!って言ってやる」と意気込んだ。・・・(略)

 たけしは「やっぱり、科学の最先端だな」と再確認。昨年11月、次世代スーパーコンピューターの開発予算を検討する際、世界一を目指す日本の研究に対し、「2位ではダメなのか」と発言した蓮舫議員に、痛烈なダメ出しだ。

 女仕分け人がタレントだった1990年から2年間、バラエティー番組「スーパーJOCKEY」でたけしのアシスタントを務めた仲だけに、黙っていられなかった。

 「当時、蓮舫はオレと一緒に熱湯風呂に水着着て入ってたのに、何言ってんだ! スーツに襟立てて、スナックのママみたいな格好して」と茶目っ気たっぷりにほえた。

 続けて、真剣なまなざしでスーパーコンピューターに限らず、なんでも1位にならなきゃ金もうけできないじゃない。2位になったら他から買わなきゃいけないぜ。研究開発に金使わない国はダメになる」と熱弁。「仕分けしてもいいけど、やっちゃいけないことはダメ。知らないことには口出すなっていうのはあるよ」と語気を強めた。

 ただ、最後はたけしらしく鳩山首相のお母さん、1000万円でもいいから宇宙事業の予算にちょうだい」と“子ども手当”を懇願していた。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100331/tnr1003310935001-n2.htm(産経・リンク切れ)

事業仕分け

民主党政権蓮舫氏は、2009年11月の事業仕分けで“はやぶさ2”の予算を大幅にカットしていたのです。

その事業仕分け時の発言がかなりキツイのですが、ソースを確認できていません。内閣府のページでも議事録が見つけられません。ネットから拾った発言を列記します。

「宇宙の果てまで税金を垂れ流して・・・」

 

「で、それが国民の生活にどのような役に立つのですか?具体的にお答え下さい。」

 

「こんな意義の少ないプロジェクトに150億円も投資し、能力の無いJAXA職員に高給を払い続ける意味は本当にあるのでしょうか? 具体的にお答え下さい。」

 何を根拠にJAXA職員を無能と決めつけ、意義の少ないプロジェクトと判断しているのでしょうか?あなたの方がよっぽど無能で、税金を垂れ流しています。と言いたくなりますよね。

追記)もう一つの疑惑がネットを駆け巡っています。はっきりとしたソースがないので、疑惑として紹介します。蓮舫氏ならやりかねない・・・。そう思います。

日本...民主党はまさに朝鮮傀儡政党らしく、政権交代して、真っ先に民主党蓮舫らが科学技術予算をゼロにすると脅迫、 
人事にも自称大学教授と語る在日連中が大量に入り込み、技術資料の提出やら、秘密事項を韓国に渡すべくやりたい放題の要求。 
抵抗したJAXAへの様々圧力はすさまじく、結局予算を3000万円にまで削減された。

http://quasi-stellar.appspot.com/articles/2b/NY2be31930.html

追記ここまで)

これが事業仕分けの実態でした。

マスコミ引き連れて、官僚をコテンコテンにやりこめるシーンを国民に流して、政権交代の意義を溜飲させ、自己満足に浸る。それだけのことだったのです。事業仕分け

そこには、ほんの少しだけだった埋蔵金と官僚のモチベーション低下と政権への蔑視、そして「2位ではダメなんですか」との蓮舫氏の名言だけが残ったのです。

▶“はやぶさ”の帰還

ところが、ところがわれらが“はやぶさ”が満身創痍で帰ってきました。小惑星いとかわのサンプルをしっかり抱いて・・・。すると蓮舫氏・民主党政権の方々は手のひらを返したように賛美します。時事通信産経新聞です。

はやぶさ」帰還を絶賛=蓮舫行政刷新相 2010.06.15

蓮舫行政刷新担当相は15日午前の閣議後の記者会見で、探査機「はやぶさ」の帰還を「偉業は国民全員が誇るべきもの。世界に向かって大きな発信をした」と絶賛した。

昨年11月の事業仕分けでは、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定している。このことについて、蓮舫氏は「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざまな声は、次期予算編成に当然反映されるべきだ」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00000087-jij-pol時事通信・Yahoo。リンク切れ)

はやぶさ」人気で宇宙予算再検討 仕分け軌道修正 2010.6.15

・・・(略)この快挙に、予算を減額したはずの民主党政権も大喜び。菅直人首相は「日本の技術を世界にアピールし、励みを与えた」と絶賛し、仙谷由人官房長官も「幾多の困難を乗り越えて勇気や夢、希望を与えてくれた。世界に冠たる快挙を喜びたい」とたたえた。

 ただ、関係者からは予算を切り詰めた民主党事業仕分けと、はやぶさの成果との整合性に疑問の声が上がっていた。

 川端達夫文部科学相も15日の閣議後の記者会見で、23年度のはやぶさ2の開発予算を概算要求で増額する考えを示唆。22年度の減額の経緯をはやぶさがどうなるか若干の不安があった。結果を見ながら考えようということだった」と説明した。・・・(略)

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100615/stt1006152312009-n1.htm(産経・リンク切れ)

追記 2019年7月12日)はやぶさ2の予算の後日談がありましたので追加します。民主党政権が、手のひらを返してくれたおかげで、はやぶさ2の予算は復活し、2019年見事に小惑星りゅうぐうへと到達します。夕刊フジからです。

はやぶさ2民主党政権時に継続ピンチも…“仕分け”乗り越え快挙! 2019/2/26
・・・(略)この流れが変わったのが10年6月。03年に打ち上げられた初代「はやぶさ」が幾多のトラブルを乗り越え、地球に帰還する見通しが立ったことだった。
 川端達夫文科相(当時)は10年6月11日の記者会見で、後継機について「世界の中で誇るべき実績を含めて、しっかりと次にもつながるようにしたい」と述べた。
 川端氏は15日の記者会見で事業仕分けについて「はやぶさがどうなるか若干の不安があった。結果を見ながら考えようということだった」と釈明したうえで予算の増額を示唆した。事業仕分けを担当していた蓮舫行政刷新相(同)も同日の記者会見で「(仕分けは)何が何でも守るべきものではない」と述べた。
 17日には、総務省の政務三役会議で原口一博総務相(同)は、「政権は科学技術について全く理解がないという批判に耐えられるような議論がないとまずい」と発言している
 はやぶさ2関連予算は“軌道修正”され、11年度予算の概算要求額は約30億円。12年度の関連予算も約30億円で閣議決定された。それでも計画を進めるには十分とはいえず、元はやぶさプロジェクトマネジャーの川口淳一郎氏は、「世界を主導できる活動を継続できることには直結できないという大きな不安を残す」と予算増額への理解を求めた。打ち上げが行われた14年には126億円が計上された。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190226/soc1902260004-n2.htmlzakzak

しかし予算は十分でなく、結局安倍政権まで待たなければなりませんでしたが、間に合ったようです。この原口氏の「政権は科学技術について全く理解がないという批判に耐えられるような議論がないとまずい」発言がどれだけ恥ずかしいかを理解していない民主党政権に対して、あらためて侮蔑の視線を向けたいと思います。

最後に“はやぶさ”のプロジェクトマネジャー・川口淳一郎さんの一言を・・・。女性セブン2011年2月3日号

「世界1位とか世界2位といういい方は、同じルールのもとに競技会をやって順位をつけるときに使いますよね。でも、1とか2ではなく、世界初ということが大事なんだと思うんです。天井がなく手本がない分だけ、やりがいのある仕事。我々のやっていることは人類初なんだという思いでやったのが“はやぶさ”のプロジェクトでした

https://www.news-postseven.com/archives/20110125_10781.html(女性セブン)

2019年2月22日“はやぶさ2”は、小惑星りゅうぐうに無事着陸してサンプルを確保したようです。おめでとう。

あの民主党政権のままだったら、どうなっていたことやら・・・。

f:id:hate_88moshi:20190223204053p:plain

次へ→ 目次へ→