民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇小沢氏の天皇陛下と習近平氏の会談で政治利用

詳しくは前述しましたが、2009年12月15日、小沢幹事長がルールを破って無理矢理に天皇陛下と中国の習近平氏の会談をセッティングして政治的に利用しました。民主党政権の皇室への軽視が大きくクローズアップされました。

詳しくはこちら→◇天皇陛下の習近平氏との会見 - 民主党政権3年3か月の研究

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 ここでは、2009年12月14日の会見での小沢幹事長のこの件についての発言を追っていきます。ちなみに小沢氏は民主党の幹事長で内閣の閣僚ではありません。

天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだ。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。だから、なんとかいう宮内庁の役人がどうだこうだ言ったそうだけれども、まったく日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない」

 

「内閣の一部局の一役人が内閣の決定したことについて、会見して方針をどうだこうだと言うのは、日本国憲法の精神・理念や民主主義を理解していないと同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出したのちに言うべきだ」

 

宮内庁の役人が作ったからといって、金科玉条で絶対だなんて、そんな馬鹿な話があるか。天皇陛下ご自身に聞いてみたら、『手違いで遅れたかもしれないけれども会いましょう』と必ずそうおっしゃると思うよ」

 

 (読売新聞の記者:「政治利用という批判があるが…」) 

「君も、憲法をもう一度、読み直しなさい」

「みんな何をするにしたって、天皇陛下の国事行為は内閣の助言と承認で行うと、憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だといったら、なんにも天皇陛下はできない。内閣に助言も承認も求めないで、天皇陛下が個人で勝手にやるの? そうじゃないでしょ?」

 

「私が、習近平副主席を天皇陛下とお会いさせるべきだとか、させるべきでないということを言ったような事実はありません」

http://news.livedoor.com/article/detail/4503499/livedoor/J-Cast

2009年12月21日の会見

「国事行為」と論じていた点について、「憲法で規定している国事行為にはそのものはありません」

 

憲法との理念と考え方は、天皇陛下の行動は内閣の助言と承認によって、行われなければならない」と述べ、外交要人とのご会見も、内閣の助言と承認に沿って行われるべきとの考えを示した。

 

天皇陛下にお伺いすれば、(特例会見を)喜んでやってくださるものと私は思っております」

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091221/stt0912211532003-n1.htm(産経・リンク切れ)

 とにかく尊大で傲慢な態度でしかありません。自分が日本の頂点にいるとおごり高ぶっているのです。それほど政権交代は小沢氏にとって価値あるものだったのでしょう。総理が鳩山氏なのでなおさらです。自分が傀儡として剛腕をふるえる環境に、周りが全く見えなくなっている状態です。

もしも、この時小沢氏が冷静になってその剛腕をふるっていたなら、民主党政権は違う様相を呈していたに違いありません。(よくなっていたか?、もっと悪くなっていたか?はわかりませんが・・・)

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