民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇「あなただけは駄目だ!」マルチ山岡

さらに怪しい人事がもう一つあります。野田内閣における国家公安委員長拉致問題担当大臣への、マルチ商法に関連疑惑のある山岡賢次氏(衆・栃木4区)の就任です。

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この山岡氏の拉致問題担当大臣就任に関して、自民党三原じゅん子氏(参・比例神奈川県選挙区)が「あなただけは駄目だ!」と国会で指摘したことを記しておきます。国会議事録からです。

 2011年10月28日 参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

三原じゅん子君 そうでしょうか。一生懸命やっていますか。私は決してそうは思いません。

 今日のこの委員会の雰囲気、おかしくないですか。先ほどから、有田先生もそうです、山谷先生も、質問すれば松原副大臣がお答えになったり、山岡大臣に聞けば後ろを振り返って答弁書を見たり。いえいえ、私は当選させていただいてからまだ一年五か月しかたってないかもしれませんけれども、数か月しかたってないかもしれませんけれども、今ずっとこの拉致問題に対して取り組んでまいりました。今の山岡大臣よりも私ははるかに詳しく分かっているつもりでございます。今まで何の活動もなさってなかった、関心も余りお持ちでなかったようです。

 そして、それは松原副大臣はこの問題、スペシャリストですよ。先日も、それは平沼会長や山谷先生や塚田議員とワシントンへ行っていろんな下院の外交委員長に会ったり元国防長官に会ったりして、それは、ごめんなさい、言葉は悪いかもしれませんけれども、北朝鮮側からすれば松原副大臣はちょっと目の上のたんこぶ的な存在の先生だと思います。でも、この委員会は北朝鮮側も私、見ていると思います。議事録も読んでいるんじゃないかと思います。こういう答弁なさっている山岡大臣を任命したということ、日本政府はこの拉致問題に対して北朝鮮側に誤ったメッセージを送ることになるんじゃないんでしょうか。

 私は、拉致担当大臣というのは、どの党が政権を取っても、継続的にずっと強い姿勢を、メッセージを北朝鮮側に示していくことが大事な大臣だと思っております。党派を超えてと先ほども民主党の先生がおっしゃった。そのとおり、日本国中が一つになって解決しなければならない問題だと思っております。ですから、この大臣はふさわしくないとかそういうことを言うつもりはございませんでしたけれども、今日の委員会の先生の答弁を聞いていて、「あなただけは駄目だ」と、「どうしても駄目だ」と感じました。

 外務大臣、済みません、質問を用意していたんですけれども、時間が、済みません、なくなってしまいました。

 私は是非、松原副大臣に兼務ではなくて拉致担当大臣として専念して御尽力いただきたいと心からお願いして、私の質問を終わらせていただきます。

当時、ポマードてかてかのこのおっさんの顔を見るたび、民主党政権への嫌悪が増幅していった感じがしています。

徳永家康の大作で有名な作家の山岡宗八氏の血縁との印象がありますが、実は何の血のつながりもないそうです。「酒たまねぎや URAホームページ」さんにわかりやすくまとめられていたので参照させて頂きます。

山岡賢次人間性
山岡賢次氏は民主党のホームページをみると、肩書き・役職・経歴等として、「栃木県第4区総支部長」とともに、「作家山岡荘八秘書」となっている。山岡荘八氏との関わりを強調したいのであろう。それは名字にも現れている。山岡氏は旧氏名を藤野賢二という
旧姓でなく、なぜ旧氏名かというと、山岡氏は旧名は金子賢次であったが、作家の山岡荘八の後妻の子供である稚子(ネットでは秀江という名前もある)と結婚し、藤野家の婿となって藤野姓となる。
ところが、山岡賢次は荘八の養子(荘八の後妻の連れ子の夫で厳密な意味では婿養子でもない)であるため、荘八の血族ではない。それなのに、現在、山岡姓を名乗ることができるのは、山岡荘八の死後に自ら家庭裁判所での裁定を求めたためである。

山岡賢次の人間性 | 酒たまねぎや URAホームページ

うーん、かなり怪しいですね。さらに怪しいのがマルチ商法関連です。しんぶん赤旗です。

山岡消費者担当相、マルチ商法擁護 2011年9月4日
 山岡賢次消費者担当相(国家公安委員長)は2日夜、東京都内で就任後の記者会見を開き、マルチ商法に関する質問を受け、「いかなる職種、職業でも違法なものは違法、合法なものは合法。違法なものは厳しく厳重に対処するべきだが、合法的な正規のビジネスをやっている方は、それぞれの使命感を持っておられる」と擁護しました。
 山岡消費者担当相は以前、マルチ商法業界を支援する「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」(NPU)の会長、顧問を務め、NPUから計160万円の資金提供を受けていました。
 マルチ商法は、商品を買わせた会員に対して、友人や知人を会員に勧誘するとリベートが得られるとして、会員を増やしながら商品を販売していく商法。勧誘をめぐるトラブルや消費者被害が相次いでいます。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-04/2011090401_07_1.html赤旗

山岡氏は、記事にあるようにマルチ商法業界を支援する「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」(NPU)の会長、顧問を務めていて資金提供も受けていました。さらにナチュラリープラスという健康食品販売会社の広告塔として勧誘DVDに出演しているのです。

国家公安委員長拉致問題担当大臣の不適任さばかりが話題になりますが、実はこの時山岡氏は消費者・食品安全担当大臣を兼務しているのです。なぜ国家公安委員長が消費者・食品安全担当大臣を兼務するのか?これを考えると、怪しさいっぱいで闇の世界とつながりそうです。

山岡氏がマルチ商法と健康食品関連の「お友達」に何らかの便宜を図るために消費者・食品安全担当大臣を兼務したと考えるのが自然だと思えるのですが・・・。

山岡氏は、この後野田内閣において問責が決議されます。(後述)

2012年7月に小沢氏と民主党を離反、「国民の生活が第一」党で衆院選に落選後、2013年の参院選に出馬して落選、その後、この顔をテレビで見ない日が続いています。ほっ!

民主党における不可解な人事には、シャレじゃすまされない深い怪しい何かがあるようです。

いま考えても恐ろしいと思います。

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