民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■野党自民党のもどかしさ

さて、野党の自民党はさぞかしもどかしい気分だったとお察しします。動きたくても権力がないのです。

「俺たちならこう官僚を使う」、「東電に対してそれはアカン」そんな思いが行き来しながら現実を何とかしなければいけない。とにかく野党も与党もない。全力で当たりましょう。そういう提案をされていました。その思いを野党自民党総裁だった谷垣禎一氏のツイッターで見ていきたいと思います。

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3月11日

菅総理と電話でお話しし国会対応等の全面協力を申し出ました。18時に官邸に伺います。政府には全力で対応していただくようお願いします。

3月14日

国民の中に心をひとつにして乗り切っていこうという気持ちがある今、政治は対立点を一時棚上げにして心を一つにこの危機と日本復興に当たっていくべきとの思いで、与野党が全力で対応に当たる場を設置するよう全政党に提案します。

3月15日

15 時に官邸にまいります。原発の問題もあります。全閣僚は、当面国会よりも、まず人命救助、そして迅速・正確な情報提供などに万全の対応をとるよう総理に要請します。我々も挙国的思いをもって、党の経験・能力、全国の組織のすべてを結集して当たります。

3月16日

被災者の皆さん。原発は大変厳しい状況ですが、東電、自衛隊、警察、医療関係者ほか皆、命がけで頑張っておられます。我々も持てる能力の全てを出して、政府を補い、ルートを開いて、ガソリン、灯油、食料等々、皆さんに届くよう全力を挙げています。決して希望を失うことなく頑張ってください。

3月19日

今日昼過ぎに菅さんから入閣要請がありましたが、あまりにも唐突な申し出であり、菅さんには、すでに与野党の協力体制ができており、今は体制をいじるのではなく、一刻も早く震災、原発対応を全力で進めることであり、我々は引き続き閣外から全面協力をする旨の返事をさせていただきました。

3月20日

今、与党がやるべきことは原発などの緊急事態に対応して国民の生命と財産を守ること。野党は国民、現場の声を的確に政府に届け、政府の足らざるところを補い協力することと考えます。我々は大震災発生以来続ける政府への全面協力の手を緩めることも惜しむこともなく党を挙げて取り組み続けます。

 https://twitter.com/Tanigaki_S(谷垣さだかず)

 3月19日、菅総理から谷垣氏に大連立の話が持ち上がったのがわかります。

谷垣氏は与野党の壁を外そうと提案しているのに、菅総理から与党に入ってとお願いされるわけです。非常時でも体裁とか、責任の所在とかを一番に気にしている菅総理と与党だということがわかります。谷垣氏のイラつきが20日のツィートでもわかるような気がします。

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