この事件は、もともと小沢チルドレンの記事であつかっていましたが、話の流れ上、ここに記事として独立させます。
→◇小沢チルドレンと小沢ガールズ - 民主党政権3年3か月の研究
2010年5月12日衆議院内閣委員会、国家公務員法改正で民主党政権が強行採決を行います。その際に三宅雪子議員が突然転倒します。その転倒を巡って、自民党の甘利氏が押し倒した暴力事件ではないかと話題になります。
三宅雪子議員と言えば、元フジテレビ社員、2009年の政権交代選挙で当選した小沢ガールズの一人です。群馬4区、福田元総理と戦い敗退しましたが、比例復活で当選です。
事の顛末をJ-CASTニュースでみてみましょう。
「三宅議員転倒」瞬間の真実は? ユーチューブで再生100万回超 2010/5/18
法案採決時に転倒してけがをした民主党の三宅雪子衆院議員(45)の「問題の瞬間」を捉えた動画が注目を集めている。中には100万回以上再生されたものもある。「背後から押された」とする三宅議員の主張には多くの疑問の声が寄せられているが、本人は強く自作自演・パフォーマンス説を否定している。
三宅議員は2010年5月18日、朝の情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)に電話生出演した。司会の加藤浩次さんは、映像を見ても三宅議員が甘利明・元経済産業相(自民党)から押されているようには見えない、とズバリ質問した。民主党は14日、三宅議員のけがに関連して甘利議員に対する懲罰動議を衆院議長あてに出している。
質問に対し三宅議員は「後から力が働いて足がからまって倒れたのは事実」と説明した。懲罰動議については、民主党が映像を検証し関係者の話も聞いた上で出した結論なので「議論は終わったと思っている」との考えを示した。「力」が甘利議員なのかは、自分は当時分からなかったが、党の検証結果を信じるということのようだ。
自民党の馳浩衆院議員がブログ(5月13日)で、エレベーターで一緒になった三宅議員が「運動不足なんですかね、自分で転んじゃって、恥ずかしい」と話した、と書いたことについても質問が出た。この場に同席した共産党の宮本岳志衆院議員も17日のブログで、馳ブログに出てくる「自分で転んじゃって」発言について「おおむね事実です」と書いている。
しかし、質問したテリー伊藤さんに対し、三宅議員は「言ってません」「『転んでしまった』と言った所を、『自分で(転んだ)』と思われてしまったのかな」と弁解した。加藤さんもテリーさんも終始厳しい口調で、納得がいかなそうな表情だった。
加藤さんたちばかりでなく、三宅さんの転倒映像をみて疑問を持つ人は大勢いる。インターネットの動画サイト・ユーチューブでは、5月18日現在で再生回数が110万回を超えるものや60万回超のものなど多数の動画が公開されている。スローモーション版や「超スロー版」「逆再生版」などさまざまだ。動画を見てコメントを投稿した人の反応の多くは三宅さんに批判的だ。「自作自演」「(甘利議員の手は)当たってない」「白々しい」と厳しい声が並ぶ。
記者が動画を見てみると、甘利議員が初鹿明博衆院議員(民主)の右腕・肩部分を両手で振り払うように押したように見える。初鹿議員が左側にやや態勢を崩したところ、初鹿議員の背後にいた三宅議員が一呼吸遅れたタイミングで前方につんのめる形で倒れていく。甘利議員の左手は一瞬カメラから死角となるが、初鹿議員が態勢を崩した瞬間には両手がカメラに映っている。この映像を見る限りでは、甘利議員が三宅議員の背中を押したようには思えない。民主党の山岡賢次・国対委員長は5月13日の代議士会で、TVカメラを前にして「甘利さんが三宅さんを2メートル先まで突き飛ばした」と批判している。
https://www.j-cast.com/2010/05/18066773.html?p=all(J-CAST)
検証動画を見る限り、自分で倒れているとおもいますが・・・。ニコニコ動画からです。
さらに三宅氏は、翌日、車いすで登院し、さらに話題となります。産経新聞に足を組んでいる写真を撮られてしまいます。全然痛そうに見えませんよね。
転倒三宅雪子議員に批判殺到 車イス・松葉杖「わざとらしい」2010/5/14
国会採決時に転倒してけがをした民主党の三宅雪子衆院議員(45)が、車イス、松葉杖姿で登院したことに批判が出ている。「歩けます」と言っているのに、被害者を強調するパフォーマンスではないかというのだ。三宅議員側は、「足が痛く、議場まで距離があるので」などと説明している。
元経産相の自民党・甘利明衆院議員(60)が前にいた民主党議員をどかそうと両手で押しのけたときだ。民主議員の隣にいた三宅雪子議員は、倒れる側に体を半回転するようにして、うつぶせに崩れ落ちていった…。
そして、翌13日には、国会に車イス姿で現れ、本会議での改正案採決では松葉杖を使って歩く姿がテレビで放映された。また、途中でつまずいて倒れたり、同僚議員に支えられて投票したりしたほか、カメラの前でも痛そうな様子で右足をみせるなどした。
こうした映像や写真がネット上で紹介されると、被害者であるはずの三宅議員に疑惑の目が向けられる事態に。2ちゃんねるなどでは、パフォーマンスだ、といった書き込みが相次ぐとともに、転倒そのものも自作自演ではないか、という憶測まで飛び、物議を醸している。
三宅議員の秘書によると、転倒による右ひざのけがは、14日に病院で再診断を受けたところ、3週間の打撲とされた。とすると、打撲なら、車いすや松葉杖を使わないでも歩けたのではないのか。
これに対し、秘書は、パフォーマンス説を否定したうえで、こう釈明する。
「確かに、歩ける状態でした。しかし、足は痛いままで、第一議員会館から議場まで距離があり、階段もあるので、借りた車イスで移動しただけです。杖1本では、体を支えるのに不安定ですので、あまり役に立ちません。それで、松葉杖を使ったわけです」
産経新聞の記事では、三宅雪子議員が、右足を包帯しているのに、国会内で足を組んでいる写真が載っている。これについて、三宅議員の秘書は、「三宅は、足を組むくせがあって、当日組もうとしたところ、痛いからむりだとすぐ外しました。その一瞬が撮られてしまったようです」と言う。
また、スカート姿で右足をカメラに晒し続けたことについては、「スカートは、いつもの格好です。長いスカートを持っていないだけで、けがを強調しているわけではありません」と弁明した。
転倒が自作自演ではないかとの見方については、秘書は、「何もないのに倒れるようなことはありません」と否定。しかし、後ろから誰かに押されたものの、本人が見ていないため分からないとするだけだった。
民主党側からは、甘利議員が突き飛ばしたという主張も出て、2010年5月14日に「暴力行為」として懲罰動議を衆院に提出した。これに対し、甘利議員側は、転倒への関与を全面否定している。
「三宅議員には指一本触れていませんし、現場でその存在も分かりませんでした。委員でもない民主党議員集団から執拗に物理的な議事妨害を受けましたので、立ちふさがる議員を押しのけて前に進もうとしただけです」
「転倒事件」の真相は不明だが、三宅議員への批判は収まっていない。13日から事務所への電話が100件以上も殺到している。「わざとらしい」など批判が半分以上だという。三宅議員も困惑しているようで、ツイッター上で「自作自演なんて悲しい」などと打ち明け、14日にはしばらくツイッターを休止することを明らかにした。
https://www.j-cast.com/2010/05/14066588.html?p=all(J-CAST)
被害者である自分をアピールして、世間の同情を引き、優位な立場を確保しようとするのはサヨクの常套手段です。慰安婦問題、徴用工問題などと同様な構図です。民主党議員には、野党時代にそういう根性が染みついてしまっているのだと感じます。
この三宅雪子氏、11月には自宅のマンションから落下するという事故を起こしています。女性セブンです。
三宅議員 落下事故時に3階ベランダにへばりつき「頑張れ自分」 2010.11.11
“小沢ガールズ”の筆頭格ともいわれる民主党の三宅雪子衆議院議員(45)が、自宅マンションの4階自室ベランダから約8メートル下の中庭に転落したのは、11月2日のこと。三宅議員は腰椎粉砕骨折の重傷で、4日に7時間半に及ぶ大手術を受け、現在、都内で入院中だ。
不可解な点の多いこの転落事故。落ちる途中には、こんなこともあったという。
「落下したときにいったん3階のベランダの雨どいに必死にへばりつき、“私は政治家だから、騒ぎを起こせない。頑張れ、頑張れ自分”と自分自身にいい聞かせ、助けを求めなかったそうです」(社会部記者)
結局は頑張りきれず転落したということだが…。三宅議員の母親を直撃すると、こんな答えが返ってきた。
「かなり酔っぱらっていたようですね。翌朝、(三宅議員の夫から)連絡を受けて病院に駆けつけると、“飲みすぎたのよぉ、酔って自分がどうなったのかわかんないわよぉ”って。“どうして落ちちゃったんだろう”っていってました」
母親によれば、救急車で運ばれた際には、夫も同行。彼は勤務先のテレビ局に1週間の休暇届を出し、病院で付き添っているという。
事故当時のことについては、「そういえば、落ちたのはベランダじゃなくて、外の渡り廊下からっていってました。娘自身、酔っていてきちんと覚えていない様子で、私にも詳しくはわからないんです」と、自信なさげ。結局、肝心の「なぜ落ちたのか」については、「酔っていた」という以外、謎のままだ。
https://www.news-postseven.com/archives/20101111_5623.html(女性セブン)
三宅氏は、その後小沢氏とともに民主党を離党、「国民の生活が一番」に参加、2012年の選挙では、千葉4区、野田総理の選挙区で「生活の党」から立候補。敗退します。比例復活もありませんでした。2013年参議院選に立候補するも落選。2015年に「生活の党と山本太郎となかまたち」を離党して政界から去っていきました。
ちょっと痛すぎる女性ですね。