民主党政権の話題ではありませんが、マスコミのあまりに酷いチョンボなので記録のため残します。
震災から半年が過ぎようとする8月、フジテレビ系列の東海テレビが図のようなテロップを流しました。それも23秒もの間気づかずに表示し続けました。ただでさえ放射能にピリピリしている空気の中で、あまりに非常識な事態に「わざとじゃないか?」とまで言われました。ロケットニュース24です。
フジ系地方局で放送事故
「怪しいお米セシウムさん 汚染されたお米セシウムさん」と放送 / 国民の声
「不謹慎を飛び越して不快」 2011年8月4日
8月4日、フジテレビをキー局とするテレビ局「東海テレビ放送」で、驚くべき放送事故が発生した。朝の番組で、プレゼント企画の当選者を発表する際に、間違ったフリップを出してしまったのである。
ただ間違えているだけであれば、大きな騒ぎになることはなかったのだが、画面に表示されたのは、架空の人物の名前で「怪しいお米セシウムさん 汚染されたお米セシウムさん」という当選者名だったのである。
これに対して、同社はすでに謝罪文を掲載しているのだが、インターネットユーザーから「不謹慎も飛び越してひたすら不快だな」、「悪ふざけにもほどがあるだろ」など、厳しい声があがっている。
間違ってフリップを表示してしまったのは、同局で平日の午前に放送されている『ぴーかんテレビ』だ。岩手県産のお米「ひとめぼれ」を10キロプレゼントする企画「夏休みプレゼント主義る祭り」で、当選者の発表を行う際に、以下のような内容のフリップが出ていたのだ。
・東海テレビの番組が放送したフリップの内容
岩手県産ひとめぼれ10k当選者
怪しいお米 セシウムさん
怪しいお米 セシウムさん
汚染されたお米 セシウムさん
おそらく、「怪しいお米」と書かれた場所には当選者の住所、「セシウムさん」には当選者の名前が入る予定だったと思われる。テスト用に準備したボードを放送中に表示してしまったようだ。
しかしテスト用とはいえ、この内容は不謹慎との指摘を受けても仕方のないもの。そもそも「汚染されたお米セシウムさん」などという発想が出てくること自体おかしい。このことについてインターネットユーザーは次のように反応している。
「これは大変な問題になる」
「洒落になってなさすぎわろた」
「ふざけてって悪意がないとこんなのできないだろ」
「これは大変なことやと思うよ」
「どういう意図で作ったんだほんと、震災舐めすぎだろ」
「意味がわからんwwww」
「やってしまいましたなあ」
「洒落になってなさすぎ」
「悪ふざけにもほどがあるだろ」
「どうしてこうなった」
「わろえない」
「リハでこういうの見て笑ってたってことだよな」
……など、いずれも厳しい意見が多数寄せられている。同局の謝罪文を掲載しており、「当選者をお知らせする内容に不適切な記述が誤って送出されました」として、「大変常識を欠いた不謹慎な内容が画面に出てしまい、視聴者の皆様に不快な思いを与えたことに対し、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。このフリップ問題は、当分議論を呼びそうである。
https://rocketnews24.com/2011/08/04/118628/(ロケットニュース24)
これに対し岩手県は抗議の声明をインターネット上で出すなど、思いの他騒ぎが大きくなって慌てた東海テレビ側は、「検証 ぴーかんテレビ不適切放送〜なぜ私たちは間違いを犯したのか〜」を8月30日に放映、担当者の当事者意識の欠如とし、外部スタッフだった担当者はその会社を懲戒解雇され、当該番組は打ち切りとなりました。
どちらかというと、トカゲのしっぽ切り的な結末となりましたが、マスコミがいかに災害の際に第三者的な何も考えていない、むしろ面白がっている傍観者であることが露呈した事件です。それどころかマスコミは、いつも「何か大きな事故が起きればいいな」と心の中で期待している「不幸ハンター」に他ならないのです。
ちなみに、「1」の形をしたキャラクターは、「わんだほ」という東海テレビのマスコットとのことです。(中部地区では東海テレビは1チャンネル)