民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇ホテルニューオータニのコクヨの領収書

今度は、とんでもない領収書偽造が報道されました。市販のコクヨの領収書を使ったホテルニューオータニの領収書が前原氏の政治団体政治資金収支報告書から見つかったのです。明らかに偽造とわかるセコイ手口です。しかし、マスコミはあまり報道しませんでした。

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日刊ゲンダイの紙面から文字おこしされたものをネットからお借りしています。

日刊ゲンダイ2012年11月27

「私どもが市販の領収書をつかうなんて、絶対にあり得ません」(ホテルニューオータニ

 とんでもないインチキが発覚した。民主党前原誠司政調会長政治団体が、政治資金収支報告書に不自然な領収書を添付し、所管の総務省に提出していたのだ。こんな男が、小沢元代表の「政治とカネ」の問題をエラソーに批判してきたのだから、開いた口がふさがらない。

 インチキ領収書が発覚したのは「まえはら誠司東京後援会」。今年3月に闇社会からの献金を受け取ったとして名前が出た政治団体である。本紙が総務省に09年から過去5年間の報告書に添付された高額領収書(1件5万円以上)の写しを情報公開請求したところ、05年分の報告書からどう見ても不審な領収書の写し(総額247万1694円分)が見つかった。

 写真の通り、受領額は3万円を超えているのに収入印紙は貼られていないし、発行先の印鑑も押されていない。筆跡鑑定にかけるまでもなく、明らかに同一人物がいっぺんに書いた領収書にしか見えないのだ。

 問題の領収書の発行先のひとつ、東京のホテルニューオータニ経理課に話を聞くと、「私どもが『コクヨ』の市販の領収書を使うなんて、絶対にあり得ません」と、こう言った。

「05(平成17)年5月18日に前原氏名義での宴席があり(領収書に記載された額面どおり、約198万円の入金実績もあります「ただ、領収書の日付となった6月22日は大きな株主総会を承っていた関係で、小部屋も含めて該当するような宴席はございませんでした」

 これほど大胆というか、ムチャクチャな領収書はサラリーマン社会では通じない。添付して経費精算を出した途端に経理担当者がスッ飛んできて、大目玉をくらう。税務署なら、なおさらだ。

 05年分の収支報告書はすでに保存期間を過ぎており、これらの領収書の支出が何に使われたのかは不明だ。ただ、官報に記載された収支報告書の「要旨」には、この年に「政治資金パーティー開催事業費」として292万円を支出した旨が記されている。オータニの分はこの時の支出を裏付けるためのものだろう。

 百歩譲って領収書を紛失したとしても、総務省は「政治資金規正法は11条で領収書の徴収義務を課しています。仮に領収書を紛失しても支出先に再発行していただく必要があります。領収書を自分で書くことは想定していません」(政治資金課)と言う。政治資金規正法ウンヌンの前に、もし、領収書を偽造していれば、刑法の私文書偽造にあたり、れっきとした犯罪行為である。

 領収書作成の経緯について前原事務所に見解を求めたが、「誰が担当しているのか分からない。とりあえずファクスで質間を下さい」と応じたきり、なしのつぶて。締め切り時間までに回答は来なかった。

 前原には二度と「政治とカネ」の問題に口出しする資格はない。(ネット・書きおこしテキスト)

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前原氏の不祥事は、解散総選挙に有耶無耶となってしまいましたが、マスコミは選挙を意識してかこの不祥事をほとんど報道していなかったように記憶しています。

がせメール事件、八ッ場ダム、外国人献金、事務所費、この領収書・・・、本来なら議員を続けていられるわけがないのですが、失脚しても時間がたてばしつこく甦ってきます。次の記事を参考ください。
■言うだけ番長・前原氏登場 - 民主党政権3年3か月の研究

自民党なら辞任するまでマスコミが追い詰めるような不祥事も、前原氏の場合は、マスコミが追及しない。不祥事を忘れてあげる。本人もそれに甘えているのです。そして、地元京都では圧倒的人気の前原氏ですので、何をしても当選はほぼ確実なのです。

ネットの力で、こういう議員を落選させることができるようになるまでには、まだ時間がかかるのかもしれません。なげかわしいことです。

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