民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■毎月1億の官房機密費

民主党政権のみなさまは、自分達が野党の時は、政府に対して官房機密費を明らかにしろと迫っていたくせに、自分らが使う番になると、しらっと手のひら返して隠します。

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こんな時は、日本共産党が第三者の立場にいます。しんぶん赤旗からです。

官房機密費 菅内閣、15億3000万円支出 使途開示拒む 塩川氏に政府が答弁書 2011年9月28

 野田内閣は27日、日本共産党塩川鉄也衆院議員が提出した官房機密費(内閣官房報償費)の質問主意書に対する答弁書で、2011年度(4月~8月)の官房機密費を計6億円支出したことを明らかにしました。

 菅内閣に塩川氏が提出した質問主意書に対する答弁書(5月)では、菅直人前首相が就任した昨年6月から今年3月まで計9億3000万円を支出したことが判明しており、菅前首相の在任期間中に15億3000万円の官房機密費が使われたことになります。

 今回の答弁書によると、官房機密費の支出は4月に2回、5~8月に各1回の計6回で、毎回1億円でした。

 塩川氏は質問主意書で、菅内閣から野田内閣への引き継ぎ時の官房機密費の残高をただしましたが、答弁書は「内閣官房報償費の性格上、答えを差し控える」と回答。使途公開の具体化については「今後検討することとしたい」にとどめ、使途開示も一切拒否しています。

 官房機密費は、政策推進、調査情報対策などの名目で、官房長官の裁量で支出される経費。支出先からの領収書は不要で、会計検査院の監査さえ受けることがありません。自民党政権からの歴代政権は「国益を損なう」と具体的な支出先の開示を完全に拒否してきており、官房機密費問題でも民主党政権自民党化したといえます。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-28/2011092804_02_1.html赤旗

自民党政権の場合は、拉致問題の情報収集などに支出したのだろうと想像がつきますが、民主党政権の場合、あれやこれや、よからぬ使い道しか頭に浮かびません。週刊ポスト2012年11月30日号の記事です。

民主党政権機密費35.2億円 「内ゲバ」「増税」に使用の可能性 2012.11.21

 35億2000万円――。これは2009年9月の民主党政権発足以降、今年11月5日までに支出された官房機密費(内閣官房報償費)の総額だ。このうち野田政権下で使われたのは13億3000万円。

 機密費は、国内外の機密情報の収集活動などにあてられる資金で、官房長官の判断で自由に使うことができる。自民党政権時代には国会対策費やマスコミ対策費として使われたといわれている。

 民主党は野党時代、官房機密費について激しく批判していた。2001年には「機密費流用防止法案」を国会に提出している。当時、党政調会長だった岡田克也氏は「戦前の遺物が残っている」と使用方法の説明を求めた。翌年には枝野幸男氏が「(機密費について)政府は情報を開示せよ」と迫っていた。

 ところが、いざ政権に就いたらコロリと立場を変えた。歴代官房長官はいずれも機密費について堅く口を閉ざしている。

 このカネは何に使われたのか。「相当額の機密費が使われた」(民主党関係者)といわれるのが、普天間基地移設に関する工作だ。

 移設を本当に成し遂げようとするなら、機密費も必要だったろう。米国からの情報収集活動、移転候補地の地元対策にもカネはかかる。しかし結局、外務、防衛両省の抵抗で頓挫した。完全な“死に金”になってしまった。

 その後の機密費はもっぱら「内ゲバ」と「増税」に使われた可能性が濃厚だ。

 2010年9月に民主党代表選で菅直人氏と小沢氏が激しく争った際には、壮絶な多数派工作が行なわれた。

「圧倒的多数といわれた小沢派が切り崩された理由は資金力の差だといわれている。菅支持派の会合には官邸から軍資金が惜しみなく投入されたと聞いている」(民主党中堅議員)

 野田政権の最大の政治課題は消費増税だった。当初は与野党とも増税慎重派が圧倒的で、「法案成立は針の穴に象を通すより難しい」と見られていた。

 だが、官邸側が首相補佐官らを先頭に説得工作を展開すると、民主党で慎重派議員が次々に切り崩され、反対姿勢だった自民党でも長老グループを中心に法案賛成論が高まり、公明党が土壇場で賛成に転じて民自公3党合意を締結、法案は成立したのである。

 自民党増税慎重派の議員は、「わが党にもずいぶん毒まんじゅうがバラ撒かれたようだ」と、機密費の存在を示唆する言い方をした。税金からなる機密費で国民の生活を締め付ける消費増税が実現へと近づいたのだとしたら、タチの悪いブラックジョークである。

https://www.news-postseven.com/archives/20121121_155995.html週刊ポスト

ルーピー鳩山が「最低でも県外」と発言した尻拭いに金をバラマキ、空き缶と野田が増税の党内懐柔のために金をバラまいた。そういうことのようですが、韓国や北朝鮮にそのお金が行っていないか心配してしまうのです。この人たちのことですから・・・。

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■民主党政権の閣僚人事・大臣なんて誰でもできるの政治主導

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民主党政権の問題点として挙げておきたいのが、大臣ポストの粗製乱造です。今でも立憲民主党の○○元△△副大臣など「えっ!この人、閣僚やっていたの?」と思うような肩書がニュースで報道され、びっくりすることがあります。

以前にも載せましたが、もう一度、当時に書いたブログ再掲します。

元総理量産体制か? 07/31/2010

総理になりたい人っ!手を挙げてっ!

はぁ~~い!

あら、こんなにたくさんいるの。

そうよね、ぽっぽや空き缶でもなれるんだからね。

みんな、その気になっちゃうわよね。

あら原口君、一番に手が挙がりましたね。

 自信満々ですけど、テレビに出て顔が売れてるだけでは務まりませんよ。

枝野くん、口は立つけど最近元気ありませんね。

 総理になるには、お友達が悪すぎますね。

れんほーさん、仕分けクイーンで人気抜群。舞い上がっているようですね。

 でっ、あなたも一番になりたいんですか?

岡田君、もう少し相手にものをはっきり言えるようにならないとダメですね。

 「竹島は不法占拠されている。」はいっ、言ってご覧なさい。

前原君、また遅刻してきましたね。あなたは、もう少し常識のお勉強が必要です。

 総理になったら、結婚式で休むなんてできないんですからね。

仙谷君。最近お隣の国に媚び媚びしすぎじゃないですか?

 お隣から何もらっちゃったの。正直に言ってご覧なさい。

辻元さん、あなたも?えっ「れんほーには負けたくない」ですって?

 あなたは前科者なんだから、身の程わきまえなさいね。

山岡君、そんなところにいたんですか。小沢君がいないと全く目立たないですね。

 「総理になりたいっ!」ってテカテカ顔にでてますね。

  品格がないのも顔にでてますからね。

そういえば小沢君はどこいったの?

えっ?みんな知らないの?

小沢君が一番総理になりたがっていたのにね。

こんなになりたい人がいるんじゃ、どうやって決めましょうか?

「先生、みんな順番でやればいいと思います。」

「そうだ、あと2年あるから、みんなが経験したらいいと思います。」

「じゃあ、誰からはじめる?じゃんけんしようか?」・・・

それくらい民主党政権は総理の職も、大臣の職も重くみていないのです。誰にでもできるお仕事と勘違いしていなければ、あれだけ素人大臣を起用することなんてないと思います。自民党政権を横目で見て、あれくらい「俺でもできる!」と高をくくっていたことは、想像に難くありません。そしていざ大臣になってしまえば、その権力と名声に酔いしれて、官僚に指図することが政治主導と勘違いして襤褸を出すのです。元はと言えば、鳩山総理が「初めてだから失敗は許して」と所信表明したところから始まっているのです。柳田法相、直嶋経産相、一川防衛相、田中防衛相、安住財務相・・・素人でない大臣を探す方が難しいかもしれません。

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そして大した仕事もしていないのに、肩書だけは、元大臣、元副大臣、元政務官の議員を大量生産していることも事実です。本人の自己満足で済んでいるうちなら良いのですが、肩書を使った詐欺事件でも起こすのでは?と、ちょっとだけ心配しています。杞憂だといいですね。

さらも元過激派を法務大臣に、反日市民活動やマルチ商法関係者を国家公安委員長に、農協出身を経済産業省にと、、民主党政権の閣僚人事の怪しさには枚挙に暇がありません。

逆に、その肩書を忘れたがっている議員もいるのです。

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例えば、福山哲郎氏です。鳩山内閣で外務副大臣をされていました。今は立憲民主党ブイブイ言わせて辺野古反対を訴えています。しかし辺野古移設を決めた2プラス2日米共同声明の時に外務副大臣です。2プラス2とは、日米の外務のトップと防衛のトップのことです。この共同声明に当時の福山副大臣が無関係なわけがありません。

現在立憲民主党の党首の枝野幸男氏は、辺野古移設を認めた閣議決定時、内閣特命大臣・行政刷新担当として閣僚に一人でした。閣議決定は内閣の大臣全ての賛成・署名を必須とするため、枝野氏も署名をしているはずです。サインを拒んだ社民党福島瑞穂氏は罷免となりました。現在立憲民主党辺野古移設反対を表明しているのですが、この辺の整合性について、枝野党首は触れようともしません。

辻元清美氏もそうです。鳩山内閣時の国交副大臣。その時に豊中市にほぼタダで売却した森友学園問題の隣接地の疑惑に説明責任を果たそうとしていません。

蓮舫氏も「2番ではダメなんですか」あの事業仕分け人の過去を忘れたがっているようです。

自分のした仕事・発言に対して責任を持てないような人は政治家をしてはいけないように思うのですが、日本には多く存在する残念な現実があります。

とにかく民主党政権の閣僚人事のセンスのなさと言ったら、自民党の派閥調整人事など及びもつきません。日本を破壊する意図があるのではと、本気で思ってしまうほどです。その根底に流れるのは「大臣なんて誰でもできる」という仕事を舐めきった姿勢なのです。その地位に上がれば、権力ふるうだけ。官僚に指図するだけの簡単なお仕事です。そこには日本を毎日平和に動かし、防衛するという意識のかけらもないのです。そして、それが実は民主党政権の政治主導の正体だったのです。

その証拠に、民主党政権から野党になった皆様は、与党に反対することしかできません。本当に簡単なお仕事です。

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◇ホテルニューオータニのコクヨの領収書

今度は、とんでもない領収書偽造が報道されました。市販のコクヨの領収書を使ったホテルニューオータニの領収書が前原氏の政治団体政治資金収支報告書から見つかったのです。明らかに偽造とわかるセコイ手口です。しかし、マスコミはあまり報道しませんでした。

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日刊ゲンダイの紙面から文字おこしされたものをネットからお借りしています。

日刊ゲンダイ2012年11月27

「私どもが市販の領収書をつかうなんて、絶対にあり得ません」(ホテルニューオータニ

 とんでもないインチキが発覚した。民主党前原誠司政調会長政治団体が、政治資金収支報告書に不自然な領収書を添付し、所管の総務省に提出していたのだ。こんな男が、小沢元代表の「政治とカネ」の問題をエラソーに批判してきたのだから、開いた口がふさがらない。

 インチキ領収書が発覚したのは「まえはら誠司東京後援会」。今年3月に闇社会からの献金を受け取ったとして名前が出た政治団体である。本紙が総務省に09年から過去5年間の報告書に添付された高額領収書(1件5万円以上)の写しを情報公開請求したところ、05年分の報告書からどう見ても不審な領収書の写し(総額247万1694円分)が見つかった。

 写真の通り、受領額は3万円を超えているのに収入印紙は貼られていないし、発行先の印鑑も押されていない。筆跡鑑定にかけるまでもなく、明らかに同一人物がいっぺんに書いた領収書にしか見えないのだ。

 問題の領収書の発行先のひとつ、東京のホテルニューオータニ経理課に話を聞くと、「私どもが『コクヨ』の市販の領収書を使うなんて、絶対にあり得ません」と、こう言った。

「05(平成17)年5月18日に前原氏名義での宴席があり(領収書に記載された額面どおり、約198万円の入金実績もあります「ただ、領収書の日付となった6月22日は大きな株主総会を承っていた関係で、小部屋も含めて該当するような宴席はございませんでした」

 これほど大胆というか、ムチャクチャな領収書はサラリーマン社会では通じない。添付して経費精算を出した途端に経理担当者がスッ飛んできて、大目玉をくらう。税務署なら、なおさらだ。

 05年分の収支報告書はすでに保存期間を過ぎており、これらの領収書の支出が何に使われたのかは不明だ。ただ、官報に記載された収支報告書の「要旨」には、この年に「政治資金パーティー開催事業費」として292万円を支出した旨が記されている。オータニの分はこの時の支出を裏付けるためのものだろう。

 百歩譲って領収書を紛失したとしても、総務省は「政治資金規正法は11条で領収書の徴収義務を課しています。仮に領収書を紛失しても支出先に再発行していただく必要があります。領収書を自分で書くことは想定していません」(政治資金課)と言う。政治資金規正法ウンヌンの前に、もし、領収書を偽造していれば、刑法の私文書偽造にあたり、れっきとした犯罪行為である。

 領収書作成の経緯について前原事務所に見解を求めたが、「誰が担当しているのか分からない。とりあえずファクスで質間を下さい」と応じたきり、なしのつぶて。締め切り時間までに回答は来なかった。

 前原には二度と「政治とカネ」の問題に口出しする資格はない。(ネット・書きおこしテキスト)

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前原氏の不祥事は、解散総選挙に有耶無耶となってしまいましたが、マスコミは選挙を意識してかこの不祥事をほとんど報道していなかったように記憶しています。

がせメール事件、八ッ場ダム、外国人献金、事務所費、この領収書・・・、本来なら議員を続けていられるわけがないのですが、失脚しても時間がたてばしつこく甦ってきます。次の記事を参考ください。
■言うだけ番長・前原氏登場 - 民主党政権3年3か月の研究

自民党なら辞任するまでマスコミが追い詰めるような不祥事も、前原氏の場合は、マスコミが追及しない。不祥事を忘れてあげる。本人もそれに甘えているのです。そして、地元京都では圧倒的人気の前原氏ですので、何をしても当選はほぼ確実なのです。

ネットの力で、こういう議員を落選させることができるようになるまでには、まだ時間がかかるのかもしれません。なげかわしいことです。

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◇実体のない部屋を事務所として届け出

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産経新聞の記事をご覧ください。事務所費に関しては、自民党も含め幾多の閣僚が不祥事を起こして来ていることがわかります。前原氏もその仲間入りですが、この後の解散総選挙で、責任問題は有耶無耶になってしまいました。

前原氏政治団体 秘書宅を事務所届け出 費用1232万円計上 住人「実体ない」 2012.10.29

 前原誠司国家戦略担当相の政治団体「まえはら誠司東京後援会」が平成16年~22年、秘書の自宅マンション(東京都江東区)の一室を「主たる事務所」として総務省に届け出て、1200万円超の経常経費を計上していたことが28日、産経新聞の調べで分かった。この部屋に住む秘書の親族とみられる住人は取材に対し、事務所の実体がないことを証言した。かつて閣僚が相次いで辞任した事務所費をめぐるずさんな経理処理が、また浮上した。

 政治資金収支報告書や官報によると、東京後援会は14年末に秘書宅を主たる事務所として総務省に届け、16年に約149万円、21年に約26万円、22年に5万円の計約180万円を事務所費として計上。人件費として19年に約138万円、20年に約259万円、21年に255万円、22年に240万円を支出していた。

 16年から7年間で、事務所費と人件費に、光熱水費、備品・消耗品費を合わせた経常経費の総額は約1232万円に上る。

 マンション一室には政治団体の看板はなく、収支報告書には東京後援会の連絡先として、京都市の前原氏の事務所の電話番号が記載されている。前原氏の事務所によると、部屋に会議室など専用スペースはなく、常勤職員も雇っていない。住人は産経新聞の取材に対し、「事務所として使われていない。事務機器などはなく、郵便物も届かない」と話した。

 前原氏の事務所は東京後援会について、「東京で政治資金パーティーを開催することを目的とする団体。名簿整理や発送などの大量の事務が発生した際、京都事務所に委託しているため、このような収支報告となっている」と説明。「京都事務所で委託を受けた事務を処理するために使用した人件費や光熱水費を計上した。意図的に(支出を)不透明にしているものではないが、より分かりやすい報告とするよう検討する」としている。

 日本大学の岩井奉信教授(政治学)は「なぜ京都の支出を東京で計上したのか理由が分からない。疑念が残る収支報告書を提出した以上、前原氏には説明責任がある」と指摘している。

 事務所費問題をめぐっては、これまで佐田玄一郎行政改革担当相のほか、松岡利勝赤城徳彦太田誠一の各農水相らの政治団体でも浮上。佐田氏や赤城氏は閣僚を辞任した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121029/trl12102907060001-n2.htm(産経・リンク切れ)

民主党とそこから連なる議員は、本当に不祥事に関して説明責任も果たさなければ、辞任もしていません。与党の不祥事に関しては徹底的に追及するくせに・・・。

ねっ!蓮舫さん、辻元さん、山尾さん・・・

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■前原氏の復活と不祥事発覚

外国人からの献金が発覚して外務大臣を辞任した前原誠司氏が、野田第3次内閣で閣僚に復活してきました。

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内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当、科学技術政策担当、原子力行政担当)、宇宙政策担当大臣です。こんなに兼務してちゃんと仕事ができるのか心配になります。

それにしても民主党の人材の無さにも情けなくなりますが、前原氏のへこたれない根性にも関心します。政治家とは、これだけ厚かましくなければ務まらないのかとため息が漏れます。

しかしお約束のように、あっという間に不祥事が次々と明るみに出てきます。

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◇朝鮮学校無償化は白紙へ

田中真紀子氏は、自民党だったのに、どうしてこうもサヨクになったのでしょう?文部科学大臣として、菅氏のおきみやげの朝鮮学校無償化問題へ前向きに取り組みます。

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この問題は、民主党政権下において、何度も出てきては消え、出てきては消えしています。それほどに成立させたい何か動機があるのでしょう?

田中真紀子氏は2010年3月に朝鮮学校を視察していました。この頃から無償化に積極的だったようです。

田中真紀子衆院文科委員長が朝鮮学校を視察 (NNN 2010/03/03)

高校授業料無償化法案を審議する衆議院文部科学委員会田中真紀子委員長ら国会議員24人が3日、無償化の対象から外すことが検討されている朝鮮学校を視察した。

議員らは、国語や英語などの授業を見た後、生徒や保護者、教諭らから40分にわたり聞き取りを行った。生徒らからは朝鮮学校を無償化の対象から外さないよう求める鳩山首相あての署名5000人分が渡された。

田中氏は「日本で生まれていて、日本人と同じであるけれども、日本人が日本を愛するのと同じように祖国(北朝鮮)を思う気持ちがあるので、(議員からミサイル発射について聞かれた生徒が)『僕は人工衛星だと思っています』と笑って答えていた。どこまで真偽のほどをもっておっしゃっているのかわかりませんけれど」と話した。 (NNN・リンク元不明)

ANNのニュース動画です。

www.youtube.com

その思いを文部科学大臣になってかなえようとしています。日経新聞からです。

 朝鮮学校無償化「可否、そろそろ判断」 田中文科相 2012/10/3

 田中真紀子文部科学相は2日の閣議後の記者会見で、朝鮮学校への高校授業料無償化制度の適用の可否について「そろそろ政治的な判断をこの内閣がする時期に来ている」と述べた。近く結論を出す可能性がある。

 ただ可否については「反対と賛成の両意見をよく聞いて考えたい。私一人でフライングはできない」とし、最終的には野田佳彦首相の判断を仰ぐ考えを示した。

朝鮮学校への適用審査手続きは2010年11月の北朝鮮による韓国砲撃を受けて停止したが、11年8月に当時の菅直人首相が再開を指示した。同省が設けた専門家会議が審査しているが、結論は出ていない。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0205A_S2A001C1CC1000/(日経)

 解散が決まった後、結局白紙になりました。よかった。よかった。日経新聞です。

朝鮮学校無償化は白紙」 文科相 2012/11/16

田中真紀子文部科学相は16日の閣議後の記者会見で、高校授業料の実質無償化制度の朝鮮学校への適用の可否について「実質的な議論が国会でもできておらず、白紙状態だ。総選挙の期間中にいろいろな意見も出るだろうが、大臣の権限を使うつもりはない」と述べ、総選挙前に判断することはないとの考えを示した。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1601C_W2A111C1CR0000/(日経)

 三校不認可も、朝鮮学校無償化も騒ぐだけ騒いで、結局降参。

野田政権における田中直紀・真紀子夫婦の存在っていったい何だったのでしょう?

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◇女性誌で人気の真紀子さん

田中防衛大臣の項でも紹介しましたが、田中真紀子氏は女性誌でも人気で、多くの記事が残されています。女性から見ても、ある意味身近でニュース性のあるキャラクターなのでしょう。

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女性セブン、女性自身の記事をご覧ください。

女性セブン:田中真紀子 大学不認可騒動で「官僚にしてやられた」と識者 2012.11.22

 騒動勃発から1週間、田中真紀子文部科学大臣(68才)は完全降伏に追い込まれた。文科省の審議会が決めた3大学の来春開校の認可を、鶴の一声でひっくり返した眞紀子氏だったが、猛反発を受けて発言を撤回。3大学の開校を認可して謝罪するというドタバタ劇を展開した。

 教育ジャーナリストの野原明さんは、この顛末を「非常に残念」と振り返る。

「真紀子氏のやり方はいかにも性急で、批判されて然るべき。しかし、設置認可の考え方としては正しい。大学が多すぎるし、質が低いのは事実で、新設に限らず、東京大学以下、日本の大学教育のあり方を変えなければならないと思います」(野原さん)

 一方、政治ジャーナリストの森省歩さんは、真紀子氏は官僚にしてやられたと見る。

外務大臣のときは外務官僚が戦々恐々としていたが、今は真紀子氏の人気が下がっていることもあって、文科官僚はおだて役、すかし役、なだめ役を決めておいて、真紀子氏を操る余裕が見えた。今回は3大学の不認可をぶち上げた真紀子氏をあえて止めなかった。そして失敗したところで、どう対処すべきか知恵をつけるなど、何らかの助け船を出したと見られます。これで真紀子氏は文科官僚に頭が上がらなくなった

 https://www.news-postseven.com/archives/20121122_155457.html(女性セブン)

女性自身:田中真紀子気分屋すぎる発言連発に「周囲の官僚は絶句…」 2012/10/31

「田中大臣の気まぐれには、振り回されっぱなしですよ。言っていることも機嫌も、特に理由もなく、突然、コロコロ変わるんですから。対応に困ってしまいます」

こう戸惑いを隠さないのは文科省の幹部のひとり。田中真紀子文部科学大臣(68)の「気分屋」ぶりが、文科省の官僚たちを悩ませている。10月中旬には、文科省東日本大震災の復興予算を核融合研究事業などに使ったことを無駄遣いと指摘され、答弁に立った真紀子大臣は、苦しい言い訳を強いられた。

「大臣の答弁については事前に省の幹部が説明します。しかし田中大臣は、最初は熱心に聞いてくれているように見えても、説明が長く続くにしたがって『もっと要点をまとめて話しなさいよ』とだんだん不機嫌になります」(前出・文科省の幹部)

特に、自分の都合の悪いことや興味の薄い分野に関しては、集中力が続かないようだ。

「不機嫌そうに答弁の打ち合わせをしていた次の瞬間に、突然、機嫌がよくなって『ねえ、ちょっとあなた、今度みんなで熱海の温泉に行きましょうよ』と、官僚たちを旅行に誘いました。これには、思わず絶句してしまいましたよ」(別の文科省の幹部)

真紀子大臣は、思ったことをすぐに口に出さずにはいられないらしい。

「この田中大臣の不機嫌な言動がいつ大爆発するのか、省内ではヒヤヒヤしています」文科省職員)

真紀子大臣の“不機嫌爆弾”は、いつ破裂するのか!?

https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1608429/(女性自身)

外務省の過去があるので戦々恐々としていた官僚も、気まぐれにとまどいながらもうまくコントロールしているようです。お父様の悪いところばかりを引き継いでいるようです。政治家には向いていないのでしょうね。

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