民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■行き詰る国会運営と大連立構想

参院選で野党が勝利し、ねじれ国会となったことから、菅政権の国会運営は、泥沼状態に陥っていきます。

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まず消費税増税参院選で表明したことから、民主党内に亀裂が生じてきました。元々小沢氏の処遇をめぐって、党内の雰囲気が悪くなっていたのですが、それに追い打ちをかける結果となりました。

自民党など野党側は、小沢氏の証人喚問招致をずっと求めていますが、それに対し菅政権は衆院政治倫理審査会への出席などを提示、のらりくらりとかわし、時間だけが過ぎていきます。しかし一方では、自らが通したい法案も通らない状態に追い込まれ、菅総理がキレます。日経新聞です。

税改革与野党協議に不参加なら「歴史への反逆」 2011/1/13

菅直人首相(民主党代表)は13日の党大会で、消費税を含む税制抜本改革に向けた与野党協議を呼びかけていることについて「我々世代の責任という認識で党派を超えた議論が必要だ」と指摘した。「野党がいろいろな理由をつけて積極的に参加しようとしないなら、歴史に対する反逆行為だ」とも述べ、協議への参加に否定的な野党側を批判した。

政権交代後の党の政策については「大きな意味で党が進めてきたことは間違っていなかったと自信を持って言える」と自賛。特に子ども手当や農家への戸別所得補償政策を挙げて「歴史の上で画期的政策だったと胸を張って言って構わない。歴史的に絶対間違っていないと確信する」と強調した。

党大会後の記者会見では、4月の統一地方選に向けて「自信を持って政策の中身をしっかり伝えていけば、国民の理解を得られる」と語った。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS13025_T10C11A1PE8000/(日経)

それなら小沢氏の証人喚問招致に応じればいいのですが・・・。

しかし菅総理は「歴史的に間違っていない」とまで自らの政策について自信があると強調しています。およそビッグマウスは臆病者といいますが、菅総理にもその傾向があると思います。倒閣への不安の裏返しなのだと感じました。

なお菅総理は、後日この発言については「若干の言い過ぎがあったとすれば謝りたい」と国会で陳謝しています。

そしてとうとう自民との大連立の話まで立ち上ることになります。

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