「皆さん、悪夢でなかった、それを否定しろとおっしゃるんですが、では、なぜ民主党という名前を変えたんですか。私はそれが非常に不思議だ。」
「悪夢の民主党政権」まさに安倍総理の仰る通りです。安倍氏としても野党として歯がゆい悪夢の日々であったと思います。国民もまさに悪夢の毎日でした。円高、株安、就職難・・・。バラ色の未来を描いたマニフェストに裏切られ、口だけ達者な無能な閣僚たちの無様な言い訳がテレビを駆け巡る。支持率に見られるよう、信じては裏切られ、信じては裏切られ、次こそはと信じては裏切られ・・・二度あることが三度も四度も続いたのです。国民の堪忍袋の緒が切れるのは当然、身にしみてその悪夢を覚えているのです。
しかし、岡田克也氏はその「悪夢の民主党政権」の言を撤回しろと仰ります。ご自分では悪夢とは、思っていないんでしょうね。むしろ「よくやった自分、運がなかっただけなんだ。」とくらいの心境なのかもしれません。しかし国民は正直です。民主党の名前では選挙が戦えないと思えば「民進党」に名前を変えて政党名ロンダリングでかわそうとします。それでもダメ・・・。小池百合子氏の「希望の党」ができると「選挙に落ちたくない」人たちが殺到して醜い騒動となりました。そして「希望の党」に行けないと見切りをつけたサヨク系が「立憲民主党」をつくり、「希望の党」の中から「国民民主党」が2018年に成立しました。内輪もめの分裂です。
そして2019年4月、「立憲民主党」の支持率は3%、「国民民主党」の支持率は1%です。ここでまた「選挙に落ちたくない」人たちは、「野党共闘」などと叫んでいますが、元々サヨクから似非保守まで考えも思惑もバラバラな人たちが「選挙に落ちたくない」だけで共闘してもうまく行くわけがないのです。内輪もめが発生し、成果はあがっていないようです。
とは言え「悪夢の民主党政権」の記憶も風化してきている面もあります。2019年は「亥年」選挙の年です。あの悪夢を復活させずに確実に絶滅に追い込むためにも、「悪夢の3年3か月」を記録しようと思い立ったのです。
