かつて菅総理は、拉致実行犯の一人とされる辛光洙(シン・ガンス)の釈放を嘆願する要望書に署名しているのです。
この要望書は、当時の日本社会党・公明党・社会民主連合・無所属の議員有志133名の署名のもと、1989年7月に韓国政府へ提出されています。菅総理は知らなかったと弁明していますが、そんな意識の人が総理では拉致問題が進展するわけがありません。ちなみにネットでは菅総理を「カン・ガンス」とも呼んでいました。
安倍晋三氏が小泉政権で幹事長代理だった時に、テレビ討論において菅直人氏に、この件について突っ込んでいます。菅氏のあわてぶりが、この件が疚しいところにふれたことを物語っています。
また民主党の中には、旧社会党出身・赤の系譜の議員も多いです。社会党と言えば、かつて「北朝鮮が日本人を拉致したと言うのは、一部の団体と産経新聞の捏造」と堂々と語っていたのです。
辻元清美氏もその一人です。辻元氏は2001年にこのような発言をしています。
「(拉致問題の解決よりも優先すべき、)北朝鮮との国交正常化のなかでは、戦後補償が出てくるでしょう。日本は、かつて朝鮮半島を植民地にして言葉まで奪ったことに対して、北朝鮮には補償を何もしていないのだから、あたりまえの話です。そのこととセットにせずに、「9人、10人返せ!」ばかり言ってもフェアではない」
→Special 01/Nov. | GIRLS BE POLITICAL! 1-1
総理も総理、議員も議員。拉致問題に対して積極的になれるわけがないのです。