「いのちを守りたいと願うのです」
2010年1月の参議院本会議の施政方針演説の冒頭で鳩山氏はこう発言します。
国会議事録からです。
2010年1月29日 参議院本会議
いのちを守りたいと願うのです。生まれくるいのち、そして、育ち行くいのちを守りたい。
働くいのちを守りたい。・・・(略)
世界のいのちを守りたい。・・・(略))
地球のいのちを守りたい。・・・(略)
この宇宙が生成して百三十七億年、地球が誕生して四十六億年。その長い時間軸から見れば、人類が生まれ、そして文明生活を送れるようになった、いわゆる人間圏ができたこの一万年はごく短い時間にすぎません。
・・・(略)
私は、このような思いから、平成二十二年度予算を「いのちを守る予算」と名付け、これを日本の新しい在り方への第一歩として、国会議員の皆さん、そしてすべての国民の皆様に提示し、活発な御議論をいただきたいと願っています。
前年11月の国会答弁での「この宇宙が生成して百三十七億年」がリフレインしています。
ある意味、前代未聞の画期的な施政方針演説であったことは間違いありません。