民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

◇辺野古で得した人、損した人

損をした人はこの人でしょう。福島瑞穂社会民主党党首(当時)。鳩山連立内閣で、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)、内閣府特命担当大臣少子化対策担当)、内閣府特命担当大臣男女共同参画担当)を任命されていましたが、日米合意の閣議決定に反対し署名を拒否したため、罷免されました。これにより、社会民主党は、2010年5月30日の幹事長会議で連立を離脱し、政権離脱することになります。サヨク特有の内ゲバですね。この時、国土交通副大臣であった社会民主党辻元清美氏(衆・大阪10区)も辞任します。しかし大臣の椅子が忘れられないのか?7月26日社民党から離党を表明、8月に正式離党となります。詳細は後述。

 

では得した人は誰でしょう。それは辺野古に土地を買った小沢一郎氏かもしれません。そして他にもインサイダー取引同様辺野古周辺の土地を買っている政治家がいるのです。

まずは、夕刊フジのWEBサイトzakzakの記事を読んでみましょう。

 zakzak2013.03.28

生活の党の小沢一郎代表(70)が、沖縄県宜野座村(ぎのざそん)に所有している土地に、「太平洋を一望できる豪華別荘を建築している」という情報が入った。

地元では評判になっており、本紙は外観を撮影した写真も入手した。小沢氏はかつて、「老後に(沖縄に)住みたい」と発言している。今年夏の参院選に向けて、小沢氏は着々と動き出しているが、故郷・岩手県から遠く離れた南の島に別荘を建てる真意とは。

 沖縄本島の玄関である那覇空港から自動車で約2時間、政府が米軍普天間飛行場の移設先に想定する名護市辺野古から南に約9キロ。本島中部の東海岸に、エメラルドグリーンの海と白い砂浜が印象的なリゾート地がある。その海岸近くの岬の先端に、建設中の建物とクレーン車が見える。

沖縄を訪れたジャーナリストは、「宜野座村に、小沢さんが別荘をつくっている」との話を聞き、さっそく向かったという。登記簿によると、一帯は、2005年に小沢氏が入手した約5200平方メートルの「原野」だった。

畑の間を抜け、墓地に至る舗装道路を過ぎ、草木が両側に茂った未舗装道路を数百メートル走ると、出入りを禁じる柵もないまま、いきなり建設現場にたどり着いた。高級感漂う平屋の建物はほぼ完成しており、4、5人の作業員が内装や植樹を行っているのが見えたという。

夕刊フジの取材に対し、地元の不動産関係者が語る。

「ビーチを見下ろせる場所にはプールもあり、植栽として沖縄三味線などに使う黒檀(こくたん)も植えられているようだ。建築は数カ月前から始まっており、『4月に引き渡し』といわれている。土地代で約5000万円、原野を切り開いて建てているので、生活インフラ整備も含めて建物代は5000万円は下らないでしょう」 宜野座村役場に所有者を問い合わせると、「建物が建設中であることは知っているが、個人情報でいえない」(建築課)と返答。ただ、同村関係者は「小沢先生の秘書がビーチの景観を懸念して役場に相談にきた。『別荘にしたい』と話していた」と証言した。漁業組合関係者も「村では『小沢さんが来る』と話題になっている」と語った。

 (zakzak・リンク不明)

 この別荘は、週刊新潮2018年9月20日号でも取り上げられました。グラビア写真で小沢氏の辺野古の超豪華別荘が紹介されています。見出しだけ紹介します。

沖縄県知事選の争点「辺野古」に出現!「小沢一郎」が濡れ手で粟の「バブリー別荘」

▼「オーシャンビュー」の浴室と「滝が流れるプール」 

  ハリウッドスターの豪邸と見まがう「超高級リゾート」

▼「基地移転」で敷地5000m²が高騰という錬金術

▼門番「玉城デニー」当選なら「剛腕小沢」がもてあそぶ「抑止力」

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土地は5000平方メートル5000万円、建物は1400平方メートル7000万円とのこと。この記事でも辺野古に基地が移れば、この辺りの土地は高騰し、小沢氏は巨額の利益を得るだろうとされています。しかし一方で、2018年9月の沖縄知事選では、小沢氏の子分的な存在で基地反対派の玉城デニー氏(衆・沖縄3区)を送り出し当選しています。自由党の国会議員は玉城氏含め6人。玉城氏は立候補したことにより衆議院を自動失職することになり、政党の基準を満たす5人ギリギリになります。また、衆議院での自由党議席は小沢氏の1議席になり、衆院会派から自由党は解消されてしまいました。これだけのリスクを冒して辺野古反対派として玉城氏を送りこんだ小沢氏の意図、基地移転後の高騰を見越して辺野古に土地を買い別荘を建てた小沢氏の思惑、剛腕といわれた策士は何を考えているのでしょう?

小沢氏以外にも辺野古周辺の土地を買った政治家がいることを2010年3月5日の日刊ゲンダイが【辺野古を買っていた「政界9人リスト」が問題化】という記事で明らかにしました。

http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44905週刊現代・リンク切れ)

 その記事の中のポイントを四つ以下に転載します。「杉並からの情報発信」さんのサイトから引用させて頂きます。

 「杉並からの情報発信です」2010年03月06日

1.「1月の名護市長選では基地移設反対派が当選しましたが、いくら沖縄県民が反対しても移転先は辺野古で決まりでしょう。地移転を当て込んで先行投資している勢力がいるからです」(政界事情通)

2.「沖縄の土地をめぐっては小沢幹事長が購入していることが一部で報じられた。これは資産公開で明らかになっているが、問題は隠れてコッソリ買っている連中だ」

3.「公安当局と防衛庁調査部が秘密裏に調べた結果、辺野古周辺の土地を購入している政界関係者は、小沢氏以外に少なくとも9人いた。

4.「問題の「9人リスト」には、守屋と近かった政治家を中心に自民党防衛族議員がゾロゾロだ。防衛庁長官を経験したNとKとI、官房長官経験者のN、特命大臣として沖縄問題などを担当したT、総理秘書官の立場で官邸を仕切ったIと、自民党だけで計6人。他には、民主党の現職閣僚MとK、国民新党のSの名も挙がっているという」。

https://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/3f82c61770c7905570bf7dd42dd817a1(杉並からの情報発信です)

 これは、民主党だけでなく政治家の倫理の問題ですね。今後基地移転が進むと、こういう人達があぶり出されてくることを期待したいと思います。

 

損も得もしていませんが、当時副総理であった菅直人氏は、こう述べています。

基地問題はもうどうにもならない。タッチしたくない。もう沖縄は独立したほうがいい。」

喜納昌吉参院議員著『沖縄の自己決定権』)

こんな人が、次に総理の席に座ります。

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