民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

2019-01-22から1日間の記事一覧

◇小林千恵美氏・北教組の闇

鳩山氏、小沢氏のカネの問題で揺れている政権に、またもう一つカネの問題が発生します。小林千代美(衆・北海道5区)の北海道教職員組合からの不正献金問題です。 日経新聞からです。 北教組幹部ら2人起訴 民主・小林氏陣営へ不正資金提供 小林氏「離党、辞…

■教育に中立はない。山教組のドン・輿石東氏

「(日教組は)政権交代にも手を貸す。教育の政治的中立などといわれても、そんなものはありえない。」 鳩山政権において代表代行兼参院議員会長に就任した輿石東氏(参・山梨県選挙区)が、2009年の日教組「新春の集い」あいさつで述べた言葉です。とんでも…

◇稲盛氏も愛想を尽かす政権

ただ、その稲盛氏も最後には民主党政権に愛想を尽かしていたようです。毎日新聞からです。 <稲盛氏>『民主政権に落胆』支援者一転、静観へ 2011年2月8日 「会社更生手続き中の日本航空の稲盛和夫会長は8日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演し、民主…

◇127億円の第三者割当増資による未公開株問題

さらに浮上するのが、第三者割当増資による未公開株問題です。会社更生機関が終了する直前、さらに東日本大震災が起こった直後の2011年3月15日に127億円の第三者割当増資が発表されます。しんぶん赤旗からです。 日航未公開株250万株取得 稲盛名誉会長が創業…

◇企業再生支援機構によるJAL解体と稲盛氏

企業再生支援機構のもと、JALは2010年1月19日に会社更生法の適用を申請します。企業再生支援委員長。瀬戸英雄弁護士の指揮により、経営の建て直しが進めらます。更生計画に基づき、金融機関による債権放棄(5215億円)と支援機構からの公的資金の注入(3500…

■チーム前原・JAL再生タスクフォース

政権交代で前原氏が国土交通大臣に就任して直後、JAL再生タスクフォースの設置が発表されます。これは、JAL再生に向けて自民党政権で進められていた「日本航空の経営改善のための有識者会議」を廃止して、前原氏自らが民間人の産業再生機構のOBを中心に移植…

◇医療観光ビザの設定と中国向けビザへの取組

2019年のこの頃、問題となっているのが、外国人の国民健康保険の悪用による医療費増大です。これを民主党政権のおきみやげと捉えている方が多いと思いますが、それは間違いです。悪夢の民主党政権のせいにしたいですが、ファクトはファクトです。 まず、国民…

◇八ツ場ダムのちゃぶ台返し

民主党政権がおこしたもう一つの大きな「ちゃぶ台返し」に八ッ場ダムの問題があります。 主人公は、言うだけ番長・前原誠司氏(衆・京都2区)です。鳩山内閣では、国土交通大臣に任命され、初入閣で大張り切りです。いの一番に「八ッ場ダムの工事中止」を高…

■言うだけ番長・前原氏登場

鳩山氏、小沢氏と続く民主党政権の「顔」の三人目はこの人の登場です。言うだけ番長・前原誠司氏(衆・京都2区)です。 ちなみ「言うだけ番長」というニックネームは、口だけは偉そうだけど、実行力がともなわないとネットでいつしか呼ばれるようになりまし…

◇ゆうパックパニック!

2010年7月1日の宅配業界のパニックを覚えているでしょうか? 「ゆうパック」と日通の「ペリカン便」を合併して設立した「JPエクスプレス」社を、郵便事業株式会社「日本郵便」が吸収し、新たな宅配サービスとして「ゆうパック」をスタートさせた日です。朝日…

◇郵政民営化改正法の成立は野田政権

2010年5月30日に衆議院で強行採決された郵政改革法案は、6月2日に鳩山総理が辞任、菅内閣が発足、支持率が急激に回復したことを受け、支持率が落ちないうちに参議院選挙をしたいという党内の声に押され、先送りされてしまいました。これに激怒した国民新党代…

◇郵政民営化にみる民主党政権のちぐはぐ

郵政民営化改革は、連立を組む日本新党の亀井静香氏の思い入れが相当強かったようで、民主党内の意見集約が追いついておらず、ちぐはぐのまま強引に進められていったことが伺えます。経済ジャーナリスト牧野義司氏のレポートをご覧ください。 賢者の選択 時…

◇裏切者と呼ばれる原口氏

菅内閣の郵政改革法案の先送りに対して、亀井静香氏が激怒し大臣を辞任しましたが、全国にも激怒した方々がいらっしゃいました。JP労組の組合員や特定郵便局長のみなさんです。小泉郵政民営化のちゃぶ台返しを今か今かと待っていたら、決まる直前で梯子を外…

◇亀井静香氏の辞任

2019年5月30日に、衆議院で強行採決までした郵政改革法案でしたが、6月2日に鳩山総理が辞任を発表、菅内閣が発足します。菅総理は当初、今国会で郵政改革法案成立を約束していましたが、参議院選挙を目の前にして手のひらを反すのです。菅内閣発足で60%近く…

◇郵政改革、それぞれの思惑

しかしなぜ民主党政権は、これまでに小泉郵改革のちゃぶ台返しに執着するのでしょうか?そこには、いろいろな利権が折り重なっているように感じました。この図を見てください。2019年7月の郵政民営化の状況の図です。朝日新聞からお借りしました。 →顧客から…

◇郵政再国有化への経緯

ここ、で郵政民営化までの足取りを簡単にたどります。 ・郵政民営化の経緯 時期 内閣 経緯 1996年11月 橋本 行政改革会議が発足、郵政民営化の検討開始 2001年1月 小泉 中央省庁再編 郵政省郵政行政部門は、総務省郵政企画管理局に 郵政事業部門は、総務省郵…

■郵政民営化のちゃぶ台返し

2019年7月、かんぽ生命保険の不正問題が明るみにでました。西日本新聞です。 かんぽ不正契約9万件 二重払い分返還へ 「顧客に不利益」社長が謝罪 2019/7/11かんぽ生命保険が保険料を二重払いさせるなど顧客に不利益となる不正な契約を繰り返していた問題で、…

◇小沢氏の一括交付金への思い

実は、野田総理が解散総選挙を決めた2012年11月14日の国会、両院・国家基本政策委員会合同審査会における党首討論で、国民の生活が第一の小沢代表が、野田総理と安倍総裁の質疑の後に発言しています。そこで小沢代表は、時間もない中、最後に一括交付金につ…

◇永遠の課題としての地域主権

とはいえ、地域主権に関する問題は、簡単に答えが出るものではなく、成果を焦り過ぎてボロをだしがちな民主党政権が、ここまで粘り強く取り組んできたことに驚きを隠せないのが本音です。やればできる? この一括交付金は、安倍政権に交代した時点で廃止され…

◇地域主権推進大綱にみる成果

この地域主権戦略大綱を実際に実行していった上で、その進捗をチェック、把握する目的で「地域主権戦略大綱」が、野田政権下の2012年11月30日に閣議決定されます。野田総理が衆議院を解散したのは11月16日だったので、選挙までの駆け込み期間に閣議決定され…

◇地域主権戦略会議と地域主権戦略大綱

鳩山政権から菅政権に移ってまもなくの2009年11月17日の閣議決定で「地域主権戦略会議」が内閣府に設置され、その成果として2010年6月22日「地域主権戦略大綱」が閣議決定されます。地域主権を進めていく上の課題と具体的に必要な改革、法整備について次の10…

◇地域主権は改革の一丁目一番地

2010年1月29日、参議院での施政方針演説で鳩山総理は、地域主権についてこう抱負を語ります。国会議事録からです。 2010年1月29日 参議院本会議 地域のことは、その地域に住む住民が責任を持って決める。この地域主権の実現は、単なる制度の改革ではありませ…

■地域主権への歩み

民主党政権の「売り」の一つに政治主導とともに「地域主権」があります。またカッコいい言葉をならべているだけだろうと思うと、意外とちゃんと取り組んでいる姿が浮かび上がってきました。これが普通なんですけどね。 例えば「ひも付き補助金の一括交付金化…