民主党政権3年3か月の研究

悪夢でした。二度と政権をとらせてはいけません。だから記録します。

■悪夢は終わらない?◇10年がたちました

鳩山内閣が発足したのが2009年9月16日。あれから10年がたちました。誰もそんなことを意識していなかったのですが、朝日新聞だけが名残惜しそうに社説を掲載しました。

(社説)民主党政権10年 「遺産」生かし対抗軸を 2019年9月16日
 10年前のきょう、民主、社民、国民新の3党連立による鳩山由紀夫内閣が発足した。総選挙で野党第1党が単独で過半数を得て政権が交代したのは戦後初めてだった。民主党政権は3年3カ月で幕を閉じたが、有権者に選択肢を示し、政治に緊張感をもたらす政権交代そのものの意義を忘れてはなるまい。
 2009年8月の衆院選は、投票率が69%に達し、民主党が308議席を獲得して圧勝した。しかし、期待は間もなく、失望に変わる。官僚を排除した政治主導は空回りし、米軍普天間飛行場の移設問題で迷走した鳩山内閣は、自身や党幹部の政治資金疑惑もあり、わずか9カ月で崩壊した。
 その後、菅直人氏、野田佳彦氏と首相が次々と代わるなか、東日本大震災原発事故への対応に追われ、最後はマニフェストになかった消費増税の決断で党分裂に至った。
 一連の混迷の反動で政治に安定を求める民意が、今の「安倍1強」を支えている側面は否定できない。民主党政権の「失敗」のツケは大きいと言わざるをえないが、安倍首相が繰り返す「悪夢」という決めつけは一方的過ぎる。民主党政権が目指し、成し遂げたものを冷静、公平に評価しなければならない。
 例えば、社会全体で子どもを育てるという理念に基づいた、子ども手当や高校教育の無償化は、形を変えて安倍政権に引き継がれている。事業仕分け行政事業レビューに衣替えして続く。民主党政権が看板に掲げた「全世代型社会保障」は、発足したばかりの改造内閣の最重要課題ではないか。
 一方、核持ち込みなどの日米密約の検証は、自民党政権下では難しく、政権交代あったればこその成果だろう。原発事故の後、エネルギー政策の意思決定に民意を取り込もうと、市民に討論してもらいながら意見の変化をみる「討論型世論調査」を実施し、原発ゼロ政策につなげた。これも自民党政権の発想にはなかったものだ。
 「市民が主役」を掲げて結党した民主党の政策体系の基本には、「お任せ民主主義」から「参加型民主主義」への転換があった。鳩山首相の最初の所信表明演説では、行政だけではなく、市民や企業など、地域の様々な主体が支え合う「新しい公共」の考え方が打ち出された。
 政権の挫折は、こうした理念が間違っていたことを意味しない。民主党の流れをくむ立憲民主党や国民民主党は、かつての政権運営の「遺産」を生かし、自分たちの理念を実現するための政策を磨きあげる必要がある。それこそが巨大与党に対抗する一歩となるはずだ

https://www.asahi.com/articles/DA3S14179017.html(朝日)

朝日新聞の悔しさがにじみ出ている社説です。よくもまぁ恥ずかしげもなくこんな社説を堂々と掲載できると思います。相当社内が追い込まれている証拠ではないでしょうか?
~安倍首相が繰り返す「悪夢」という決めつけは一方的過ぎる。民主党政権が目指し、成し遂げたものを冷静、公平に評価しなければならない。
朝日新聞ならではのごまかしですね。民主党政権がやらかしたことも冷静、公平に評価しなければならないはずなのですが、そこをスッ飛ばして成し遂げたものだけにスポットを当てる。そしてそこで繰り広げられるのは、口だけ達者で無能だった政権=嘘つき政権のできもしなかった理想を褒めたたえているだけなんです。これこそが「悪夢」なのですが、これを「遺産」と言い切る朝日新聞から感じられるのは、憤怒に満ちた行き場のない悔しさに他なりません。

朝日新聞の言う「遺産」は、形を変えて野党によるモリカケに継承されていきました。それは「遺産」ではなく「無能」の継承であり、「悪夢」だった政権が野党となって、反対しかできない国会の「障害物」「ムダなゴミ」となっただけのことでした。

野党は、国民民主党が小沢氏の自由党と一緒になり、選挙においては立憲民主党だけでなく、社民党日本共産党とも協力して野党一体となって自民党に対峙していますが、先の統一地方選参議院選ともに成果は上がったと言えません。

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写真の岩手県知事選(2019年9月8日投票)では、野党4党推薦の現職・達増拓也氏が勝利

一方「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」が出現し、新風を巻き起こしました。
そして、衆参両院において立憲民主党会派に国民民主党が合流する話が進んでいます。党こそ違うものの、悪夢の民主党に先祖返りです。あまりうまくいっていないようですが・・・。
また、れいわ新選組日本共産党が次期衆議院選で選挙協力する旨が報道されました。

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しかし野党の政党支持率は、全部足しても10%に満たない低水準。1%以下の政党だらけです。朝日新聞民主党の流れをくむ立憲民主党や国民民主党は、かつての政権運営の「遺産」を生かし、自分たちの理念を実現するための政策を磨きあげる必要がある。それこそが巨大与党に対抗する一歩となるはずだ。」と望みを託す巨大与党までは、ほど遠いのが現実です。

民主党政権3年3か月の研究」は一段落(バージョンアップは随時)していますが、その後の野党の体たらくを、少し記録していこうと思います。
ここ数年の野党の動きについては、本ブログの民主党政権の総括「野党の行方」で展開していますので、ご一読頂けるとありがたいです。
09:民主党政権の総括-c:野党の行方 カテゴリーの記事一覧 - 民主党政権3年3か月の研究


もともとは、別ブログで展開しようと思っていましたが、こちらのブログに統一していきます。ツイッターでの冗談コラージュなどもここに記録していきますのでよろしくお願い致します。

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■日本が好きだから・・・

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昨年の夏ごろ、軽い気持ちでまとめてみようかと始めた悪夢の民主党政権の総括ですが、一つの事案を検索すると次から次へと芋づる式に悪事が出てくるので、当初の目論見の4倍以上、記事の数が500を越える相当な分量になってしまいました。そして、とうとう令和の時代を迎えることになって、何とか一通り完成することができました。
意地です。あの時悔しい想いをしたことを何とか記録したい。忘れちゃいけない。あいつら許しちゃいけない。怒りを原動力にして、ここまでたどり着きました。サイトを覗いて頂いた方、読んで頂いた方、ツイッターでリプをくれた方、みなさまに感謝です。
現在、民主党の血を引き継ぐ野党のみなさんが暴走するたびに、お前らが政権にいた時「あんなこともあった、こんなこともあっただろ!」と指摘して、彼らが思い出したくない過去を暴いてあげる、そんな風に活用頂けると、苦労してつくった甲斐があったと、うれしく思います。また、間違っている箇所、足りない悪事があれば、遠慮なくご指摘いただけるとありがたいです。

民主党が政権を担っていた当時、私は産経新聞主催の「イザ!iza!」という新聞記事連動のSNSにおいて「hahaha」というふざけたハンドルネームで、民主党政権への不満をブログにリアルタイムでぶつけていました。「外国人地方参政権付与」が実現するのではないか?「人権救済機関」ができてしまうのではないか?と日々心配していたことを懐かしみながら、現在の安倍政権の安定性さに、ホッとしている自分がいます。
しかし時代は生き物です。誰の意にも沿うことはありません。人間万事塞翁が馬。一喜一憂していても仕方がないようです。安倍政権も未来永劫続くわけではありません。今の安定感に胡坐をかいていては、いつ足元をすくわれるかもわかりません。国民の一人一人が、しっかりと国の存在を意識して生活しないといけないということを再認識しています。
そんなことを、学校もマスコミも教えてはくれませんでした。一人一人が自由であること、個人の権利が大事なんだということばかりを、空気のように受け取って育ったような気がしています。個人の自由があるのだから、好き勝手に、自由に生きようじゃないかと・・・。

自由過ぎる民主主義国家としての日本
言論の自由表現の自由報道の自由、集会の自由、職業選択の自由・・・、日本は本当に自由に恵まれた国です。自由過ぎると言ってもいいかもしれません。自由が拡大解釈されているようにおもうのです。
現在、辺野古周辺で行われている反基地デモなどは、常軌を逸しています。犯罪行為そのものなのですが、政府が動かない、マスコミが報道しない、だから図に乗ってさらなる妨害行為を行う。「俺たちの自由だ。俺たちは正義だから何をやっても許される。」そんな悪いサイクルが生じているのです。
自分の考えが通らない、思いのままにならないと「民主主義を無視している。」と文句を言い、「少数意見を抹殺するな」とデモや妨害行為に走っているのが、私がサヨクと呼んでいる彼らです。これは、個人の自由の暴走です。それが許されてしまっている現実があるのです。それが「自由過ぎる日本」です。他の国だったら、あっという間に抹殺されてしまってもおかしくありません。

香港で起きているデモを見ると、自由は自然に生まれてくるものではないことを痛感します。そして忘れていけないのが、突然自由を奪われてしまった拉致被害者の方々のこと・・・。同じ日本人でありながら、未だ遠い異国の地で自由なき生活を強いられているのです。私たちが自由を謳歌し過ぎて、その思いをしっかり共有できていないことにも、あらためて気づきます。そして、長い年月政治が無力だったばかりか、申し訳ないことに私たち国民が無関心だったから、未だに彼らを取り戻すことができていません。憲法九条があるから武力で取り戻すわけにもいきません。
自由を生み出すには、安定した力強い民主主義国家という強固な基盤が必要なことをつくづく考えさせられます。
言い訳するようですが、平和で経済的にも恵まれて、社会インフラも充実している日本の地で、個人の自由を謳歌することだけを学んで育ってきた私たちにとって、その自由がどこから生まれて来るかなんて、あまりに自然すぎて全く興味がないことだったのです。誰かさんの思いのままに、洗脳されていたと言っても過言ではないと思います。その誰かさんとは、戦後アメリカのWGIPにはじまり、日教組、マスコミなどのサヨクです。私たちは、彼らの意のままに育ってきたのです。そして、当たり前のように与えられる自由に甘えきって、時には暴走してしまっているのです。個人の責任というよりも、高度成長の時代がつくった落とし穴と言えるでしょう。これが、最大の戦後レジームなのかもしれません。

悪夢の民主党政権は、そのことに気づかせてくれました。たった一つで最大の功績です。
政治なんて誰でもできる、自民党にお灸を据えなければいけない、一度やらせてみようよ、埋蔵金が眠っているはずだ、マニフェストが実現したら未来はバラ色。個人の自由ばかりに捉われていた私たちは、マスコミにコロリと騙され、民主党に政権を渡してしまったのでした。

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そこで繰り広げられてきた悪夢は、本編でいやというほど紹介してきました。国民は、この悪夢を経験したことで、政治は誰にでもできるものではない、マスコミは嘘をつく、中国・韓国は日本を狙っている、サヨクは日本の伝統を壊そうとしている・・・・などのことを、何となくうっすらとでも感じ取ったと思います。ちゃんと感じ取った国民が、ネトウヨになりました。(私にとってネトウヨは誇るべき褒め言葉です。)
個人の自由は、自然に生まれるものではない。きちんとした政権が民主主義国家をかじ取りしないと、いつ他国に侵略されて、その自由を奪われてしまうかもしれない。民主党政権では、中国、韓国に、いいようにやられてしまいました。
一見平和なように見えていながら、少しでも気を抜くと他国がその隙を狙っている。そんな危うさが露呈した日本を、国民一人一人が日本人として乗り切るためにはどうしたらよいのでしょうか?
もちろん、選挙に行って正しい政権を選ぶ。これが一番大切です。しかし、基本的な問題として、「愛国心」を取り戻すことが何よりも必要なのだと感じています。

日本が好きな自分に気づく
愛国心」というと、日本では、富国強兵だ、徴兵制だ、戦争だと短絡的に結び付ける人が多いので、何か悪いイメージを持った言葉のように聞こえますが、本来、どの国の人でも、誰もが持っている自然な「こころ」です。ただ、日本においてのみ、個人の自由を吹聴してきた誰かさんたちに、去勢されてきた「こころ」なのです。

「あなたは、いま住んでいるこの国・日本が好きですか?」

ほとんどの人は「はい」と答えると思います。まず、このことに気づくことからはじめましょう。そのことに気づくことさえができない国民が、多くいるように感じるからです。そして「日本が好き」からもう一歩踏み込んで「日本の何が好きなのか?」「日本をなぜ好きなのか?」と少しずつ奥へと思いを巡らせていきます。すると、いま日本に必要なもの、守っていかなきゃいけない大切なこと、日本を壊そうとしている人の存在・・・いろいろなことが自然と見えてくるような気がしています。
それは、毎日の平穏な生活を支えてくれている、目に見えない、いろいろなものに気づくことに他なりません。政治が動いているから、自衛隊が守ってくれているから、米軍が沖縄でにらみを利かせているから、ゴミ収集車が街をまわっているから、大きなことから身近なことまで、自分・個人の自由が発揮できるように国から地方自治体まで、きめ細かい仕組みができていることが、自然とわかってくるはずです。
そして、天皇陛下が国民に寄り添ってくださること、遠い国に拉致されている国民と帰りを待つ国民のこと、この国を守るために命を賭けて戦った英霊たち、国歌の君が代・旗の日の丸が素晴らしいこと、桜が毎年愛でられること、竹島尖閣北方領土のこと、虎視眈々と領土を狙う隣国、全く働きもせず口だけの野党、役に立たない憲法九条、マスコミが偏っていること嘘をつくこと・・・・様々な日本という国をとりまく歴史、伝統、外交、危険のことに気づくことができると思います。
「日本が好きな自分」に気づくこと、そこから広がる、まだ知らなかった日本のこと。このことを知らずに生きているのは、本当にもったいないし、それを知らない国民が存在することは、日本の国としてもマイナス、損失なのだと思います。
もしも「日本が嫌いな自分」に気がついた方がいらっしゃったら「なぜ嫌いなのか?」を徹底的に調べましょう。「なんとなく嫌い」で終わらせるには、それはそれはもったいない国です、日本という国は・・・。
その時は、新聞やマスコミの情報だけでなく、自分から積極的に情報を集めましょう。そして「嫌い」をなくして「好き」に転じるには、社会の何を修正していけばよいのか?自分は何をしたらいいのか?を自分自身の力で考えることが大切なのだと思います。

おわりに
私は、あの悪夢の民主党政権を、戦後レジームの罰ゲームと表現しました。
個人の自由をもたらしてくれている基盤である国=日本という存在をないがしろにし、勝手気ままに生活・言動することを教育・マスコミによって洗脳されてきた私たち国民自身が、政権交代をいとも簡単に起こしてしまったことにより、日本を虎視眈々と狙う反日勢力に対し、国を売り渡す寸前の危険な状態にまで貶めたのです。まさに悪夢でした。その悪夢によって取り返しがつかない状態になる前に、何とか安倍政権が発足、日本が再び前を向くことができました。
しかし油断してはいけません。悪夢の反日勢力は、常に国民の隙を狙っています。そのために、悪夢の民主党政権のことを「なかったこと」にしたい、消し去りたいのです。悪夢をもたらしたマイナスイメージの過去は、彼らにとって邪魔物以外の何物でもありません。
だからこそ、国民は忘れてはいけないのです。悪夢の政権が存在したことを・・・。

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令和の時代のスタートにあたり、世界の中で、どの国にもない日本だけにおられる天皇陛下のありがたく、素晴らしい存在を国民が再確認しました。いまこそ、本来の日本を取り戻すチャンスです。
あのマスコミに踊らされて、起きてしまった悪夢の政権交代を、二度と起こしてはなりません。
そして、戦後レジームからの真の脱却である「拉致被害者の奪還」と「日本国憲法の改正」、この二つのいち早い実現を目指さなくてはいけないのです。

日本が、いつもいつも、いまよりもずっと、よくなりますように・・・

2019年6月18日・満月の夜・未明に 88moshi

◇「他に誰もいないから」野党につけるクスリ

「安倍一強とは,、消去法で選ばれた選択に過ぎない!」

民主党政権に比べたらまし」「他に誰もいないから」

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野党やマスコミのみなさんは、必死にこう印象付けようとします。
そして、立憲民主党代表の枝野氏はこう語ります。

我々は野党第1党の責任として、今の政権の暴走を食い止め、これに代わり得る政権の選択肢とならなければならない。

立憲・枝野氏「衆参ダブル選の可能性、かなり出てきた」:朝日新聞デジタル(朝日)

政権をとって代わりうる選択肢どころか、選択肢にすら上がっていないのが現実なのです。

 「民主党政権に比べたらまし。」

ほとんどの国民がこう思っているのではないでしょうか?呑み屋でおっちゃんが「民主党だけはもうこりごり」と語ります。普通の方ですらそうですから、実際に民主党政権の政策や運営で被害を受けた方の思いは、さらに強いでしょう。デフレ・円高で苦しんだ企業経営者、就職できなかった若者、復旧が遅くて苦しんでいる震災の被災者の方々、原発の現場で右往左往させられた職員の方々、「最低でも県外」で希望を持った沖縄の方々、口蹄疫で散々な目にあわされた宮崎の農家の方々、八ッ場ダムの関係者の皆さん・・・こういう方々の怒りや恨みは簡単に晴れるものではありません。民主党政権が日本の国、国民に残した傷は相当に深かったのです。どんな政党が政権をとっても、民主党よりひどいことはあり得ないでしょう。その意味で「民主党政権に比べたらまし」は、何の褒め言葉にもなりません。

一方「他に誰もいないから」この言葉によって、マスコミや野党は国民が消極的に安倍政権を支持していると思わせたいようですが、「他に誰もいない」のなら、安倍総理は現時点で最高の総理ということです。ある意味、褒め言葉に違いありません。

逆に野党からすると「自分たちが情けない」ということにつきます。

2019年5月現在、野党の支持率は、ほとんど5%以下です。泡沫政党といってもいいレベルです。(時事通信

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その民主党政権の末裔の泡沫野党が、民主党政権時代の反省もせずに、同じスタンスの上から目線で安倍政権の反対・批判ばかりしているわけです。口先だけだった民主党政権時代から、何も進歩していません。

テレビの討論番組をみても、国民民主党の玉木氏や社民党の福島氏が偉そうに発言していますが、支持率1%にも満たない政党が何を大きな顔しているのだと叫びたいです。
そんな野党から、国会での質問時間をのばせという要求がありました。国会運営が気に食わないから18連休というのもありました。支持率5%未満という自分たちの立場をもう少しわきまえるべきだと思います。また、自民党が気を使って甘やかすから余計に増長してしまうのです。
さらに、それに輪をかけて甘やかすのがマスコミです。泡沫野党を与党と同等以上に扱い、国民の声の代弁者のように演出し、擁護するのです。野党はそれを知っているから、やりたい放題、言いたい放題。テレビ映りのよいパフォーマンスで、絵になる国会、ドラマチックな国会を演出することで、マスコミに餌を与える互恵関係にあるのです。
マスコミと野党は、「安倍憎し」「安倍政権打倒」でタッグを組んだ共闘体制にあるのです。

自民党は下野して、民主党政権を反面教師として甦りました。野党は、民主党政権時代の自分たちを見つめ直して、「何が悪かったのか」をきっちりと反省するところから始めないと先はないでしょう。それをすることもなく、党名を変えて過去をなかったことにしようとしている限り、未来はありません。

野党につけるクスリ=謙虚になって反省すること。

これ以外には、ありません。

絶対に無理でしょうね?謙虚になったら死んでしまう、そんな気がします。

ねっ?野党のみなさん。

 

追記)まだこんな寝言を仰っているようです。国民はそうはさせません。TBS NEWSです。

枝野代表「失敗した当事者ともう1回政権交代を」 2018年11月4日 

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立憲民主党の枝野代表は、都内の講演で「民主党政権時代に失敗した当事者と、もう1回政権交代をする」との考えを示しました。
 「あのとき、失敗の当事者意識をもっている人間が現役で最前線でやっている間に、もう1回政権交代をする。そして今度は、少なくとも政権運営という意味では成功させる。その責任が私はあると思っています」立憲民主党枝野幸男代表)
 枝野氏は講演で民主党政権時代の顔ぶれじゃないほうがいいという人もいるが、当時の政権中枢部などの当事者でもう1回政権交代をしないと同じ失敗を繰り返す」と強調しました。
 また、政権交代について枝野氏は立憲民主党の単独政権をめざす」とした上で、「早めに自公が過半数割れをすれば、当然連立政権になる」との考えも示しています。一方で、どの政党と連立政権を組むかについては、「そのとき他の政党がどうなっているかわからない」などとして言及しませんでした。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3515513.html (TBS NEWS・リンク切れ)

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◇野党の役割、誰のための政治?

「もう一つ、読者の皆さんに心に留めておいてもらいたいのは、この時代、討幕派も佐幕派も、日本を困難から救おうと真剣に考えていたということだ。」
「日本国紀」百田尚樹

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いつから野党という存在は、与党に反対するだけの勢力になったのでしょうか?いつから野党は、リベラルを越えてサヨクになっていったのでしょうか?いつから野党は、日本を良くするよりも外国に与するようになっていったのでしょうか?

日の丸・君が代に反対し、皇室に非礼を続け、日本の軍備の弱体化を狙い、自分たちのお友達を優遇し、我が国の領土に対し及び腰で、韓国・中国。北朝鮮に甘い顔をしてきた民主党政権について、これまで見てきました。

アメリカのように、二大政党が国の未来を決める政策を論争する、それはそれで、わかりやすい構図です。しかし日本では、政府・与党のやることに何でも反対、失言があればここぞとばかり攻撃する。確たる証拠もないのに総理をスキャンダルに巻き込もうとモリカケに必死になって国会を浪費する。そして日本の防衛の邪魔になることを平気で国会で主張しているのです。国のためでなく、与党に反対するだけの勢力になっているのです。

具体的に一つの例を見てみましょう。「小型無人機等飛行禁止法等の一部を改正する法律案」いわゆるドローン規制改革法案についてです。

法案の概要→https://www.cas.go.jp/jp/houan/190305/siryou1.pdf

立憲民主党蓮舫氏はツイッターでこう述べています。 

社民党福島みずほ氏のツイッターです。

このように蓮舫氏も、福島みずほ氏も、在日米軍基地上でのドローン禁止に反対しているのです。

いったい誰のために反対しているのでしょうか?

蓮舫氏は「国民の知る権利」を盾にしていますが、ほとんどの国民は、在日米軍の上空からの映像を知りたいとも何とも思っていないでしょう。知る必要もないはずです。蓮舫氏も福島氏も、規制されると困る誰かさんの代弁をしているとしか考えられません。こんな軍事機密を進んで撮影できるように持っていこうとする彼らの発言は、テロやスパイのほう助をしているとしか思われません。
私は、「蓮舫衆議院議員の私生活を知りたい」という国民の知る権利があるから、報道目的ならドローンを蓮舫氏の私宅に飛ばしてもいいということですね。

この浅はかとも言える、国会議員の二人の発言に代表されるように、野党は与党に反対するだけでなく、日本を敵対視する勢力が日本を毀損するために存在させているのでは?と思えてくるのです。

しかし、それを国会議員が堂々とツイッターで発言できる日本という国。言論やらいろいろな自由が過ぎると感じませんか?日本の行き過ぎた「個人の自由」の尊重こそが、日本の安全を脅かしはじめているのです。他国がそこにつけこんで来ているのです。

これまでに、野党の議員の多くは、「選挙に落ちたくない」自分のことが第一だと指摘してきました。ここでは、さらに加えて、野党の議員の多くは、日本と敵対する存在の代弁者=スパイである可能性があることも指摘しておきます。

f:id:hate_88moshi:20190614172812p:plain写真はイメージです。

以前から、野党には外国籍から日本に帰化した議員が多くいると推測されています。推測の域をでないのは、公表する義務がないからです。日本の未来を決める国会議員を帰化した人間がいるかもしれない。法的に帰化しているので、議員になることに問題はありません。しかし事実は公表すべきです。国民が選択する上の大きな情報です。帰化しても、それ以上に日本に愛情を持って頂き、愛情に基づいた政策を展開頂ければ、国民は選ぶでしょう。しかしその逆、帰化しても本国への愛情を忘れずに日本に不利な行動をする人は排除したいのです。先にあげた蓮舫氏も二重国籍問題で説明責任を果たしていません。他にも実際にそう思える議員が存在しています。立憲民主党白真勲氏などは、そのことを隠そうともしていません。

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本来、与党も野党も日本のため、国民のために働く存在で、信条、政策、立場は違えど日本を愛する、日本を良くするというベクトルは同じはずなのです。冒頭の百田氏の言葉そのものです。

安倍政権が、なぜここまで長期政権となり、支持率が安定しているのか?野党の皆さんは、真剣に考えたことがあるのでしょうか?理由は簡単です。日本のためを思って、日夜仕事をされているからです。外国を飛び回り各国首脳と信頼関係を結びつつ、一つずつ国内の問題点の解消に労力されているからです。

それに対し、野党がやっていることは、安倍政権の揚げ足取り、来る日も来る日もモリカケモリカケ、失言すれば「ホレ見たことか!」と叩きまくります。そして安倍総理が外遊すると、その失敗を待っています。相手が少しでもマイナス的な発言すると、それみたことかと安倍総理を非難するのです。ちょっと待ってくださいよ。外交における失点は、日本の国益を損なうことなのですよ。だから安倍総理は、常に緊張感を持って努力されています。それを平和な外野から、事情もわかりもしないで叩こうと手ぐすね引いて待っている、日本が毀損されることがそんなにうれしいのでしょうか?
例をみてみましょう。2019年6月の安倍総理のイラン訪問に対する報道です。ロイター通信です。

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安倍首相のイラン訪問は大きな前進、イランも高く評価=菅官房長官 
[東京 14日 ロイター] - 菅義偉官房長官は14日閣議後の会見で、安倍晋三首相のイラン訪問について、イラン側も高く評価しているとの認識を示した。同国のロウハニ大統領から戦争は望まないとの明確な発言、最高指導者ハメネイ師からは平和への信念、核兵器を製造も所有もしないとの発言があったことは、中東地域の平和と安定確保に向けて大きな前進だと述べた。
トランプ米大統領が安倍首相のイラン訪問に感謝を示す一方でイランとの対話には時期尚早としていることについては、コメントは控えた。今回の訪問の成果に関しての安倍首相と米大統領との電話会談は現在調整中という。

https://jp.reuters.com/article/abe-iran-suga-idJPKCN1TF08Z(ロイター)

この件に関する、元民主党で次回は立憲民主党から出馬予定の衆議院議員ツイッターと読売新聞の記事です。なぜ素直に評価や応援ができないんでしょうね?

タンカー攻撃、野党は「首相の仲介外交が失敗」と批判
 国民民主党原口一博国会対策委員長は14日の会合で「米国務長官は(攻撃は)イランに責任があると言っている。本当かどうか予算委員会を開いて議論を求めたい」と語気を強めた。共産党笠井亮政策委員長は記者会見で「核合意を守れと言う相手はイランではなく(核合意を)離脱したトランプ政権だ」と語った。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190614-OYT1T50299/(読売)

自分たちは、都合が悪いと18連休。選挙が近いと「落ちたくないから」国民に仕事をしていますパフォーマンスしているだけ・・・。そして「何で支持率があがらないのか?」と勝手に頭を悩ませているのです。2019年4月22日の夕刊フジです

憲法改正をめぐり、野党の「長期休暇」が続いている。今国会では3月28日に衆院憲法審査会の与野党の幹事同士で懇談会を開き、今後の段取りを議論するはずだったが、欠席した。以来、与党側の協議呼びかけに応じていないのだ。18日には、自民党萩生田光一幹事長代行が「野党の欠席戦術」を批判したことに猛反発し、与野党間で予定された会談を欠席した。このまま「職務放棄」したまま大型連休(GW)に突入すると、「40連休」にもなりかねない。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190422/soc1904220002-n1.htmlzakzak

野党が、本当に日本のことを考えているのなら「憲法審査会」の話し合いに参加されて、真剣に論議することから始めるべきです。「九条変えたくない」という個人的な想いから論議を先送りすることで、日本をいまの状態に閉じ込めておく。それが今の野党のお仕事なのです。

日本国憲法第九十六条は、次のように定められています。

第九十六条
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

 憲法を改正するのも、憲法に定められた日本国民の権利なのです。立憲とは、憲法を変えずに後生大切に守ることだけではなく、憲法改正を話し合うこともまた立憲なのです。それを見てみぬふりをして、現憲法を死守することだけを立憲と捉え、国民から憲法を改正する権利を奪っている、それが立憲民主党・野党の現実です。立憲を標榜するなら、正々堂々と憲法改正論議の座に就くべきなのです。それが日本のためです。

で?野党のみなさんは、誰のために「九条を変えたくない」のでしょうか?

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◇「異文化の共生」という罠

野党が魔法の呪文のように唱える言葉「九条を守れ」「言論・表現の自由」「国民の知る権利」などとともに「多様性を大事にする社会」「異文化の共生」があります。しかし野党がこの言葉を使う時には、「いろいろな文化が溶け合う素晴らしい社会」という理想を隠れ蓑にした「外国人に住みやすく日本人が我慢を強いられる社会」の実現を目指しているように聞こえます。「異文化の強制」です。

弱者を救う、外国人と上手に暮らすことは大切ですが、それを国政の中心に据えて、政権与党との対立軸と置くとおかしなことになります。野党の根本的な間違いの一つに、この発想があります。弱者を救うのは、野党と与党が敵対する思想ではありません。あってはならないのです。国・社会全体で支えていくことが大切で、それを選挙の争点に持ってくるべきではないと私は考えます。

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いま立憲民主党をはじめ各野党がLGBTを国政の争点にしようと躍起になっています。写真は、2019年5月18日に実施されたレインボーパレードです。レインボーパレードとは、LGBTの文化を尊重し、それに賛同する人たちが集うパレードのことです。野党の各党首の皆さんがうれしげにパレードしています。
「私達は、LGBTに理解が深い意識の高い政党です。カッコいいでしょ?」と胸を張っているようです。
こんなことしている場合なのでしょうか?自分たちの政党の支持率はどれだけあるのですか?でも、野党のみなさんは、「これで若者にアピールすれば、支持率アップ間違いなし」と信じているのでしょう。

しかしよく考えてください。日本の国が豊かにならなければ、弱者を助けることはできません。政治、国政にまず一番に求められることは、国と国民の安全を確保し、国の発展を進めることです。それがあってはじめて、弱者救済が可能になるのです。

こんな言い方は「差別」だと言われかねないのを承知で書きますが、「同性婚」を認める、認めないというのは、ほとんど多くの国民にとって「どっちでもかまわない」ことだと思います。友人にLGBTの方がいれば別かもしれませんが、私本人は全く興味ありません。本人達にとって大切なことだというのは理解できます。社会通念をひっくり返すことなので、社会が混乱することは容易に予想できますが、時間をかけてコンセンサスを取っていけば、受け入れられるとも思っています。
しかし、いきなり「同性婚」を認めない社会は「差別社会」だと決めつけたような切り口で、野党が国政の争点にすることに強烈な違和感を感じるのです。「差別」を盾にとった「異文化の強制」の意図が見え隠れしているような気がするのです。
立憲民主党は、2019年6月3日が同性婚を法制化する法案を提出しています。NHKです。

同性婚法制化の民法改正案 立憲民主党など野党3党が提出 2019年6月3日 

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LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーの人たちの人権を確立しようと、立憲民主党などの野党3党は同性どうしの結婚を法制化する民法の改正案を衆議院に共同で提出しました。
立憲民主党共産党社民党の野党3党は3日午後、同性どうしの結婚を法制化する民法の改正案を衆議院に共同で提出しました。
それによりますと、婚姻の届け出を定めた民法739条を「婚姻は、異性または同性の当事者が戸籍法の定めるところにより届け出ることによってその効力を生ずる」と改正するなどとしています。
立憲民主党は、憲法で「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と規定されていることについて、婚姻に戸主の同意が必要とされた戦前の制度を排除する趣旨であり、必ずしも同性どうしの婚姻を否定するものではないとしています。
法案を提出し、みずからも性的マイノリティーであることを明らかにしている立憲民主党尾辻かな子衆議院議員は記者団に対し、「同性どうしで暮らす人に対し『法律婚』という平等の権利を保障するものであり、『多くの人にとって生きやすい社会になる』と訴えていくことで、多くの理解を得られると思う」と述べました。

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011939531000.htmlNHK

3党とは、立憲民主の他に、社民党日本共産党です。写真の中に、不倫疑惑の立憲民主の山尾しおり議員がいるのが笑っちゃいます。おおらかなんですね。
下記の図が、立憲民主党らが提出した民放の改正案なのですが、3をご覧ください。

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3. 所要既定の整理
 同性婚を認めることに伴い、文言を性中立的なものに改正

  ・「夫婦」「妻」「夫」 → 「婚姻の当事者」
  ・「父母」「父」「母」 →  「親」 など

これはダメでしょう。認めるわけにはいきません。「お父さん」「お母さん」のような、いつも使っている美しい日本語を、一部の同性愛者のために無くしてしまおうという法律でもあるのです。
これがサヨク政党のやり方です。

  「同性愛者の婚姻を認めよう。」「彼らを社会に受け入れよう。」

 いかにも弱者の立場に理解のある政党とアピールしながら、

  「マイノリティを排除する差別だ」「ヘイトである」

 反対するものには、きつい口調で叩きまくるのです。
 でも、裏ではこっそり・・・

  「「夫婦」「父母」という言葉も同時に排除します。」

 こうやって、日本の伝統を破壊する意図を隠しているのです。

 こうして同性婚が法制化されたとします。

 「あなたは、いま『お父さん』と言いました。差別です。」

こういう世界が待っているのです。

父を「お父さん」、母を「お母さん」と呼べない社会。安易な気持ちで同性婚を認めると、次はこのような社会を受け入れざるを得なくなるのです。同性婚を認める法制化の裏に潜む日本文化の破壊について、しっかり議論しないと認めるわけにはいきません。マスコミは、そこのところを隠して報道するし、反対するものには「レイシスト」のレッテルをはって差別と大声で叫ぶのです。 

しかし、上記の記事でも述べられていますが、そもそも憲法第二十四条で下記のように定められているのです。

第二十四条
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

勝手に憲法を捻じ曲げて解釈するのは、立憲の名前が泣きますよ。同性婚を本当に社会に根付かせようと思うと、憲法改正の議論から入らなければならないのです。それを避けて小手先だけの法改正で実現を狙うのは、支持率アップのためのアピールと捉えられても仕方がないのではないでしょうか?
同じ人権問題なら、拉致問題の解決が真っ先だと思いますが、野党はなぜか消極的です。民主党政権下でも、ほとんど打つ手なしで進展しませんでした。

民主党政権の失敗は、経済に対し何の打つ手もなく、外交努力を怠り周辺諸国の言いなりなって国の安全を脅かしておきながら、子ども手当だ、生活保護の拡充だ、海外支援だとバラマキ政策に執心したことが大きな要因の一つであったと考えています。日本を豊かにする、日本の安全を守る、そのことをそっちのけにして、目先の自分たちのお友達を優遇する利権をつくる「コンクリートからお友達へ」を強引に推し進めた結果なのです。

野党は、基本に戻り、基盤を日本と日本国民に置いて、国を豊かにする政策論議から始めるべきなのです。「俺たちは弱者の味方だ。カッコいいでしょ?」を売り物にしている間は、きっと支持率はあがりません。弱者救済を与党との敵対軸として国政に持ち込む現状の野党では、いつまでたっても政権を担うことはできないでしょう。

 

だからといって、いつまでたっても安倍一強が続くのも問題です。すでに自民党内では緩みが生じているようです。そこに喝をいれるには、日本国民にスタンスを置いた新しい野党の存在が必要だと感じています。しかし、なぜか日本においては、保守系の野党が長続きがしないのが現実です。
◇野党雑感。地域政党への期待 - 民主党政権3年3か月の研究

地域政党大阪維新の会」を母体とした「日本維新の会」に期待をしていましたが、「大阪都構想の実現」というブレない軸がある「大阪維新の会」に対し、「日本維新の会」は、国政に対して何がやりたいのか?が明確でないように思います。

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加えて、丸山穂高衆議院議員国後島での酒乱、それにともなう党としてのロシアへの謝罪、その後のゴタゴタ・・・。国政における「日本維新の会」の脆弱さが露呈しました。「日本維新の会」が国政で存在感を示すためには、ブレない軸を早急に明確に打ち出さないと、都政が中途半端のまま国政に色気をだした「希望の党」の二の舞になりかねません。「大阪都構想」にしばらく専念するのも一つの方策だと思います。

それにしても、いま日本に必要なのは「日本のための野党」です。

追記2021年2月18日)ツイッターに次のような投稿がありました。

 削除された時のためにテキスト貼っておきます。

森奈津子@MORI_Natsuko
立憲民主党は、もう、LGBTの味方ヅラしてくれなくていいよ。結党当時は期待してたし、公式アカウントもフォローしてたけど、LGBT自民党叩きのネタにし、一部のLGBT運動家を「兵隊」として便利に利用してるだけで、ろくなことしない。もはや自分らはLGBTの「無能な味方」と化してると自覚してほしい。
午前10:09 · 2020年10月27日

https://twitter.com/MORI_Natsuko/status/1320895399549227009

立憲のみなさん、応援してくれなくれもいい宣言です。

本気で応援しなければ、本気で取り組んでいる人からはわかってしまうんでしょうね。立憲がいい顔して口ばかりで利用しているだけなのを感じ取ってしまった上でのツイートです。「無能な味方」まさに言いえて妙です。

 

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◇サヨクの袋小路に入る野党のみなさま

立憲民主党が支持率を伸ばせない理由の一つが、サヨク的支持者をコアに持ってしまったことです。

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もともと立憲民主党は、元民主党の中でも、希望の党の踏み絵を踏まなかった(踏めなかった)サヨク的議員が集まってできた党です。いろいろな議員のごった煮、選挙互助会的な集まりであった元民主党の中でも特に赤い系譜・元社会党系を色濃く引き継いだ政党なのです。もちろん支持者もサヨク色濃いメンバーがコアとなっているのです。2017年の選挙では、希望の党の「排除」に対抗する反骨勢力として判官びいき的な風が吹き、自民圧勝の中でも、多くの当選者を出し野党第一党の地位を確保しました。そしてしばらくの間は、支持率は10%を越えていたのです。
しかし国会では、何でも反対、モリカケモリカケ、18連休・・・。安倍総理を攻撃することにしか存在意義を見出せず、支持率は低迷、2019年4月には3%(読売新聞)という衝撃的な数字が飛び出します。

立憲民主党もその辺りは当然把握していて、若い人向けのミーティングも積極的に行っているようです。何とか、反日政党としてのイメージを払拭しようと画策しているのです。

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その一環として、立憲議員で伊勢神宮に参拝して愛国ぶりをアピールしたのですが・・・。
◇君が代を歌う枝野氏と伊勢神宮へ参拝する立憲民主党 - 民主党政権3年3か月の研究

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上記記事にも参照した産経新聞からです。

【野党ウオッチ】立憲民主党枝野幸男代表のお伊勢参り、ネットで炎上したが…2019.1.18

 立憲民主党枝野幸男代表(54)が4日、三重県伊勢市伊勢神宮を参拝したことが波紋を広げている。平成29年10月の結党以来初めての参拝だったが、社民党出身の阿部知子衆院議員(70)や支持者がツイッターなどで公然と批判。参拝には夏の参院選に向け保守層にも支持を広げる思惑があったようだが、党の支持層の左派体質が改めて浮き彫りになった。
公式ツイッターが炎上
 「本日4日、枝野代表は福山哲郎幹事長(56)らと伊勢神宮を参詣し、一年の無事と平安を祈願しました」
立憲民主党は4日、枝野氏らの伊勢神宮参拝をツイッターの党公式アカウントで報告した。蓮舫副代表(51)や芝博一参院国対委員長(68)ら党幹部も同行し、一緒にかしわでを打つ写真もアップした。福山氏は冬晴れに恵まれたことに触れ、自身のツイッター「春から縁起がいい」と書き込んだ。・・・(略)
ネットを使った広報戦略にたけていたはずの同党だったが、枝野氏の参拝を投稿したツイッターは思わぬ事態を招く。支持者と思われるフォロワーから、参拝を猛批判する投稿が殺到したのだ。

 「支持層に背中を向ける行為です。どなたかがツイートされていましたが、伊勢神宮なんか行かず、(沖縄県名護市)辺野古に行くべき」

 「自分たちが保守であることを強調したいようだが、それが支持拡大に貢献するとは自分は思わない」

 「政教分離はどうするの? 内閣総理大臣になったら参拝する? 」
 これは一例に過ぎないが、枝野氏らの参拝を批判する投稿は瞬く間に1000以上に達した。党関係者は「ここまで殺到するとは予想できなかった」と話す。
 ツイッターが炎上する一方、党所属の国会議員は沈黙を守った。これを破ったのが、阿部氏だった。
 阿部氏は6日、自身のツイッター「今も続く野党解体の危機の中で、立憲民主党こそ頑張らねばならない時に、枝野代表を始めとする執行部を先頭にした伊勢神宮参拝はとても残念です」と書き込んだ。
 さらに「多く指摘されるように個人的な参拝や宗教心を否定するものではなく、打ちそろってとなると祈りとは違う意味が生まれます」とも続けた。「公式参拝」と誤解される可能性を危惧したのだろう。・・・(略)
 右や左の路線闘争よりも真っ当な意見を持つ支持層をいかに多く獲得できるかが、夏の参院選での同党の躍進につながりそうだ。(政治部 千田恒弥)

https://www.sankei.com/premium/news/190118/prm1901180007-n1.html(産経)

 コアなサヨク的な支持者には、立憲議員の愛国的な行動を許すことができないようです。この傾向は、国民民主党にも現れているようです。産経新聞からです。

「『令和』って言うな」国民・玉木代表に聴衆が発言 2019.5.3
 国民民主党玉木雄一郎代表は3日、東京都内で開かれた護憲派集会で他の野党党首とともに「連帯の挨拶」を行ったが、聴衆のヤジにあった。

 「令和初めての憲法記念日…」

 登壇した玉木氏がこう切り出すと、聴取から「令和って言うな!」「そうだ!」「令和はいらねえぞ!」などと怒声が飛んだ。
 また、玉木氏が「皆さん、安倍晋三政権の最大の問題はなんだと思いますか」と話を振ると、ある聴衆は間髪入れずに「令和だ」と叫んだ。
 玉木氏は、安倍首相が意欲を示す憲法9条への自衛隊明記などを批判したが、立憲民主党枝野幸男代表や共産党志位和夫委員長の挨拶に比べて拍手は少なめだった。

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 https://www.sankei.com/politics/news/190503/plt1905030011-n1.html(産経)

しかし、サヨクの方は、よほど「令和」という元号がお気に召さないようですね。
この集会が「護憲派集会」で聴衆の質がかなりサヨク寄りだったようですが、そういう集会にノコノコ顔を出す国民民主党の代表の玉木氏も玉木氏です。玉木氏は、時々まともな発言をして、サヨク政党からの脱却を狙っている節があります。しかし、共産党と共闘したり、小沢氏の自由党と合併したり、言っていることと、やっていることがチグハグなのです。言うだけ番長二世になりかけているようです。

このように、立憲民主党、国民民主党の元民主党政権から派生した野党は、支持率が低迷する中、新しい支持者獲得を狙って、右的・愛国的な言動をすると、元々のコアなサヨク的支持者から強いバッシングを受ける。そういう悪いサイクルに嵌ってしまっているようです。サヨクの袋小路にはいってしまったのです。

このままでは、まっとうな野党になるのは難しそうですね。

やっぱり、行く着く先は社民党

 

追記)枝野代表は、とうとうサヨクからも見放されるかもしれません。
枝野氏は、元々カラオケが得意で、空手大会では君が代も披露されているのですが・・・。◇君が代を歌う枝野氏と伊勢神宮へ参拝する立憲民主党 - 民主党政権3年3か月の研究

週刊文春・2019年5月30日号と6月6日号で、ご自身の誕生日パーティーでカラオケを150分間にわたり披露し、「ジャイアンリサイタル」と顰蹙を買っているのです。

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シャンパンタワーでは「トリクルダウンだ」と叫ぶなど、安倍総理桜を見る会を批判していた立憲民主党の代表とは考えられないほどの、はしゃぎっぷりです

WEBニュースの政治知新で詳しく報じられています。

seijichishin.com

これだから支持率があがらないのです。

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◇野党共闘という名の民主党再生

(衆参同時選挙になると)「野党が立ち上がれないくらいの このままだったら 壊滅的な状況になる。」

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2019年5月14日のBS-TBSの番組において、悪夢の民主党政権に対する謝罪の意を示した小沢一郎氏は、こうも述べています。野党共闘しなければ、野党は壊滅的な状態に陥ると・・・。さすが選挙の剛腕・小沢一郎氏です。確かに、その通りですが、野党共闘しても壊滅的な状態は変わらないのではと思っています。

さらに小沢氏は続けます。

(そして主党政権時代を振り返って)「期待を裏切った。過ちは繰り返さないから、もう一度信頼してください。そう言う以外ない、」「いわゆる『オリーブの木』で、1つの傘のもとで戦う状態にならないと勝てないし、そういう状態になれば、圧勝する」「(枝野氏に)君子豹変することを期待する。」と述べ、参議院選挙の1人区と衆議院選挙の小選挙区で、野党側の候補者を一本化し、比例代表では野党の統一名簿を作成すべき、そのために立憲民主党の枝野氏が決断すべきだという考えを示しました。枝野氏の元に野党が結集すれば、政権交代も夢でない。という夢をみているようです。

 

2019年4月の統一地方選挙では、無茶苦茶な野党共闘が行われました。共産党社民党も関係ありません。選挙のためなら、なりふり構わない、そんな姿勢が見られたのです。

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         札幌知事選           大阪府知事・市長W選

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    大阪衆議院補選             沖縄衆議院補選 

基本的な政治信条の違う政党が、選挙のためなら、自民党を倒すためならと共闘するわけです。国民のためより選挙のため。日本のことを考えていない政党であることがあぶり出されました。
大阪は、ちょっと事情が違います。大阪維新の会を倒すために、自民党大阪府連が野党と共闘するという醜態をみせたのです。そしてボロ負け。6月の堺市長選でも敗退しました。国政で安倍総理が頑張っている中、地方で足を引っ張ってどうするのでしょうか?呆れてしまいます。

そんな中、2019年7月の参議院選に向け、衆議院の解散風が吹いてきて、衆参同時選挙の可能性が高まるにつれて、野党は慌てだしています。朝日新聞です。

 立憲・枝野氏「衆参ダブル選の可能性、かなり出てきた」2019年5月17日
枝野幸男立憲民主党代表(発言録)

衆参ダブル選挙になる可能性もかなり出てきたと思っている。局面が大きく変わったと言ってもいい。我々は野党第1党の責任として、今の政権の暴走を食い止め、これに代わり得る政権の選択肢とならなければならない。そのことに向けて今の与党とその補完勢力を最小化する。

別の言い方をすれば野党の勢力を最大化するために、立憲としての筋をぶれさせない範囲の中で(野党間の連携に向けて)最大限の努力をしていかなければならない状況になっている。立憲の旗を掲げながら野党勢力を最大化するという非常に難しいハンドリングをしなければならない。(党会合で)

 https://www.asahi.com/articles/ASM5K62GSM5KUTFK030.html?iref=comtop_8_05(朝日)

ちょっとここで、民主党の分裂の歴史をおさらいしておきましょう。

むかしむかし、自民党の牙城をくずして政権についた民主党は、小沢氏のおかげで選挙に勝てたのに、小沢氏が幹事長として力をふるい始めると煙たくなってきました。そして小沢氏が自身のおカネの問題で疑われると手のひらを返したように、小沢氏はずしを露骨にはじめるのです。恩知らずもいいところですが、サヨクと言う生き物はそういうものなのです。それを見抜けなかった小沢氏の人を見る目が曇っていたのも事実でした。小沢氏は強制起訴されて、民主党から党員資格停止の処分を受けて身動きがとれなくなります。

そして、小沢氏が無罪になって帰ってきても、民主党の空気は冷たく、政権内に小沢氏の居場所はなくなっていました。小沢氏は民主党を出ていき「国民の生活が第一」を結党します。一方、民主党政権は、どじょう総理が決意して、自民党に政権を渡してしまいます。

政権交代後も、悪夢を引きづる民主党は支持率が上がらず、「民進党」と名前を変えてみますがパッとしません。そこに現れたのが、救いの女王様の船、小池百合子氏の「希望の党」でした。選挙に落ちたくない党員の願いを一身に受け、一縷の望みをかけて前原氏がしゃしゃり出るのですが、踏み絵と排除に翻弄されてバラバラになってしまいます。踏み絵を踏めなかったサヨクが集まってできたのが、枝野氏が代表を務める「立憲民主党」。希望の党参議院に残っていた民進党が一緒になったのが「国民民主党」、玉木氏が代表を務めます。

小沢氏は、民主党を離れてからは、小沢チルドレンもガールズも少なくなって、一時は「生活の党と山本太郎と仲間たち」という屈辱的な党名を掲げることもありました。何とか「自由党」に党名を戻したものの、ここにきて「国民民主党」と合併したのです。お目当ては、民主党政権時代から引き継いでいる巨額の政党交付金かもしれませんが・・・。玉木代表は、そんなことわかっていないようです。

こうして、民主党政権は分裂を繰り返しましたが、ここにきて合体してきて民主党に近づきあります。現在は国民民主党自由党が合併した“ほぼ民主党”と立憲民主党の二つに分かれたカタチ“もうすぐ民主党”の状態です。(議員数は激減ですが・・・)

さて、衆参同時選挙の解散風が吹き、野党共闘が叫ばれる中、“ほぼ民主党”が、立憲民主党と一緒になって“帰ってきた民主党”になることはあるのでしょうか?小沢氏はそれを強く望んでいるようです。

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子どもの頃、日曜日の夜19時か19時半、ウルトラマンの放映が終わり、ウルトラセブンがはじまる間、キャプテンウルトラという番組がありました。幼稚園の頃でしたが、とっても楽しみでした。

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そのヒーロー・キャプテンウルトラと仲間が乗る宇宙船がシュピーゲル号。三つに分かれて敵を攻撃し、また合体して総合力アップ。民主党の分裂と合体をみていると、そんなことを思い出しました。シュピーゲル号の画像は「ヒーロー魂・http://hero-soul.com/」さんからお借りしました。)

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しかしこの分裂も、合体もその動機はただ「選挙に落ちたくない」からとしか思えません。

野党共闘という名の悪夢の民主党再生・“帰ってきた民主党”。今後どのように進んでいくのでしょうか?

小沢氏は、いかに剛腕をふるって野党再生を実現するのでしょうか?それとも「壊し屋小沢」の本性を現して野党を完膚なきまでに叩き壊すのでしょうか?

枝野氏は、野党第一党のプライドと支持率低下の狭間で、どのように立憲民主党の存在感を維持できるのでしょうか?

玉木氏は、ご自身の愛国的な発言と小沢氏との合併、共産党との共闘など言行不一致が目立つ中「言うだけ番長二世」になるのでしょうか?

どちらにしろ、悪夢の政権のケジメをきっちりつけていないことには変わりがありません。その中で、選挙に勝つために離れたり、くっついたり。ミエミエなのです。
国民を、あんまり甘く見ない方がいいと思います。

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